2016年07月24日

で、滅びの言葉はなんて言えばいいの?

BioShock Infiniteをプレイ、DLC共々クリアしました。
というわけで今回はこのゲームの感想を書いておきます。

発売されてそこそこ経っているため今更感も否めないのですが、お馴染みの積みゲーと化していたため、買ってから随分時間がかかってしまいました。
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このFPSゲーム、PS3や360版も出ているビッグタイトルです。過去のBioshock、Bioshock2で既に固定ファンも大勢いる人気シリーズですから、周りの期待も非常に大きかった注目作でした。

FPSファンを唸らせた過去2作品は、人知れず作られていた海底都市「ラプチャー」をめぐる物語で、外界とは全く無縁の世界であるため1930〜40年代の文化で止まっているものの、独自発展した奇妙な技術を持っており、それが元で狂人化した住人が続出して崩壊寸前、というちょっとホラーチックな要素が大きかったゲームでした。

プラスミドという魔法のような特殊能力を使いつつ通常武器で応戦するという「二刀流」な戦い方が斬新だったBioshockシリーズ。ビックダディとリトルシスターという特徴的なキャラクターが登場することもあり、ストーリーもかなり練られていて面白かったです。

で、BioShock Infiniteです。一応シリーズの続編、という事になるのですがストーリー的には過去2作とは無関係の作品です。要するにシステムや特徴を受け継いだ完全新作、という意味合いが強いでしょう。

今回は海底都市ではなく、なんと空中都市。空中都市といったら思わずラ○ュタを思い出す人も多いでしょうが、都市が丸ごと浮いていると言うよりも、家や街がおのおの空中に浮いてて、それがつなぎ合わさっている、というかなり複雑な構造をしています。
人知れず作られた秘密の都市であり、何も知らない主人公が巻き込まれる形でこの都市に足を踏み入れる、という流れも前作と同じですね。
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1930〜40年代のデザインが特徴的だったラプチャーと違って、空中都市コロンビアは、もっと古いアメリカ開拓時代くらいの世界観になっています。そのためアメリカというよりはヨーロッパの香りが全体的に漂っていますね。
これまたラプチャーと同じく外界と接触を断った世界であるため、下界ではリンカーンが奴隷解放運動をして平等な世界を歩み出したのと対照的に、コロンビアでは相変わらず黒人差別が当たり前の古い思想が残った都市というのもまた、痛烈な風刺がかかってますね。


コロンビアの古腐った思想はともかく、街並みの美しさは息を飲む物があります。前作は設定上じめじめした暗い場面が多かったので、それとは非常に対照的です。
最高画質で拝みたかったところですが、そうするともうカクカクで重くなってしまったため、仕方なく多少画質を下げてのプレイとなりました。それでも充分綺麗でしたが。いよいよPCのスペックが時代遅れの物になりつつある事を実感・・・。
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ゲームプレイはまさにBioshockシリーズそのものです。プラスミドはビガーという物に取って換えられましたが、設定が変わっただけで中身は全く同じ。ビガーで補助しながら武器で戦うお馴染みの戦法です。

特にビガーはかなり強力になっている印象で、一種類あればもう後は要らない、と思えるほどどれも使いやすい物が揃ってます。個人的には敵を吹き飛ばす系のアンダートゥやブロンコが敵の攻撃を無力化出来てしまうため実に使いやすかったです。最初に手に入るポゼッションも滅茶滅茶強力なビガーなので、終盤まで使える逸品でした。

ただその代わり、敵はワラワラと一斉に攻撃してくる場面が多いので、気を抜くとあっという間に囲まれてやられてしまいます。難易度はノーマルでプレイしましたが、丁度良い案配かと思います。結構死にまくりましたがね・・・。
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やられるとすぐに復活できるのですが、その際に若干所持金が減るのが痛い。最近この手のペナルティが増えましたな。正直あまり好きじゃありません。ボーダーランドみたいに合計のパーセンテージで引かれるとかそういう事ではないのでごっそり減ってしまう、という感じがしないのは幸いですけど。
(ボーダーランド2はペナルティのせいでやる気が途中で失せて絶賛放置中の有り様)

それでも戦闘は楽しく、FPSファンなら是非やっておくべきタイトルでしょう。通常武器を2種類しか持てないというかなり厳しいルールが悩ましいのですが、あちこちで拾えるため手放したら二度と手に入らないとかそういうことはありません。このゲームの場合、拾っては捨て、拾っては捨てを繰り返して応戦する、というスタイルなのでしょう。それはそれで面白いプレイと言えます。


そしてこのゲームで特徴的なのは、相棒となるエリザベスの存在です。彼女はゲームの途中から主人公に着いていく事になるのですが、基本戦闘には参加しないNPCです。ですが、戦闘中に医療キットや武器の弾薬を補充してくれたり、アイテムの取り残しを教えてくれたりと、サポート的な役割を担っています。
これらが非常に的確で、かつてサポートしてくれるNPCというのは色々他のゲームでもありましたが、このエリザベスはかなりうまく機能している例だと思いました。
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なお、Bioshockシリーズではセキュリティをハッキングして解錠する、というのがお馴染みでしたが、本作ではバッサリとカットされ、代わりにエリザベスがそれをやってくれる、という体になってます。正直このハッキングはミニゲーム的要素が強くてあんまりな、と思ってたので、良い感じに落とし込んだと思います。

そしてこのエリザベスは単純にサポートというキャラ位置だけなのではなく、本作のヒロインであり、物語の最重要人物でもあります。そのため主人公と彼女をめぐってストーリーが進むので、度々行われるこの2人の会話も見所です。

ありがたいことに、本作は完全日本語版としてリリースされているので、吹き替えで楽しめるのが非常に大きい。しかも声優さんがかなり豪華で、人気のベテラン声優を起用しているだけに演技が滅茶滅茶うまく、あっという間に世界に引き込まれます。
ここで主人公とヒロインの会話のシーンが凄い活きてくるわけで、凄い自然に入ってくるため聞き入ってしまいました。
戦闘中でも2人のやりとりは切羽詰まった感じが凄い伝わってくるので、実に臨場感がありましたし。これは字幕版だったらここまで没入出来ていないでしょう。



過去2作もそうだったのですが、あちこちに置いてあるボイスレコーダーを聴いてストーリーを補完していくスタイルを取っているため、物語の全体像を掴むためには、それこそパズルピ−スを埋めていく作業に近く、そのためちょっと把握するのに手間取ります。元々小難しい設定が絡んでくるため難解であり、このスタイルも相まって、1回プレイしただけではよく分からない、という感じになってしまうでしょう。実際私も本作でよく分からない事が多いです。

その謎を助長しているのが、序盤から度々出てくる謎の男女2人組。ネタバレになるため詳しくは言えませんが、神出鬼没の彼らは敵か味方かもあやふやで、存在そのものも虚構か現実か曖昧。それだけに混乱します。その立ち振る舞いはもはやHalf-lifeのGmanのようですが、個人的にこういうキャラは好きなのでニヤっとしてしまいました。まあ結局なんなんだこれ、って分からなくなってしまうのですけど。
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意味深なストーリーとはいえ、先が気になってしまうのは当然と言えば当然で、どんどん先に進んでクリアしてしまいました。でも一週間くらいかけてじっくりやりましたかね。 DLCも含めると結構なボリュームかと思います。


現在DLCは3つ用意されており、これらはSeason Passで全て手にはいるため、これで買うのがお得です。
ありがたいことにこれらも全て日本語化されています。

Clash in the Cloudsは単純なアリーナで戦うバトルモードです。
様々なノルマで戦うブルーリボンという挑戦要素や、メイキングをアンロックする要素もあり、ステータスも維持できるので、そんなにシンプルな内容でもなくそれなりにやり込み要素はあります。お金は結構早く貯まるので、メイキングのアンロックは割と簡単にコンプリート出来るでしょう。
実はやりだすと意外と止めどきが分からなくなるDLCです。
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もう2つは前後編に別れた番外エピソード「Burial at Sea」で、こちらは海底都市ラプチャーが舞台になってます。
本編同様ブッカーとエリザベスが主人公のゲームです。ラプチャーとは物語的に繋がってないのになんで?と思う方もいるかもしれませんが、ネタバレになるため明かせません。
とにかく、時系列的には無印のストーリーより前に当たるお話になります。

このDLCの魅力はなんといっても、Infiniteの画質レベルで無印Bioshockの世界観を再構築している点にあるでしょう。これまた素晴らしいできばえで、過去作をプレイしたことのある人なら歓喜ものの内容になってます。
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ゲームプレイはInfiniteと同じですが、無印時代の物に準じている事も結構あるので注意が必要です。(医療キットをストック出来る、武器は複数持ち歩けるなど)
そのせいで、武器交換したら前の武器が消えたように見えて一瞬バグかと焦りました。
ただ実際、ちょっとバグが散見されるのも確かで、どこかのタイミングで引き返すとハッチが永遠に開かなかったりとか進行不能になる事があったので、ちょっと全体的に作りが甘い気がします。

難易度もそこそこ高めで、全体的にお金も弾薬も手に入りにくいので、あまり大胆なごり押しプレイは出来ませんでした。
本編と同じランボープレイを期待するとちょっと肩すかしを食らうかも。まあ内容が短いのでしょうがない感がありますが。

後編の方はなるべくネタバレしないようにするため詳しくは言いませんが、意外な展開が待ってます。ゲームもステルス性が強くなり、曲がり角などで待ち伏せして気絶させるといったスタイルが中心に。プラスミドもそういったステルスに特化したものになります。
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これはこれで斬新でしたが、敵がどこまで見えているのかが分かりにくかったので、かなりやりずらかったです。
むしろこの後編はストーリーの方が重要で、前作をプレイしている人には必見の内容になってます。
もし知らないと、意味不明な上に全く救いのない話に思えてしまうでしょう。一応始まる前にダイジェストであらすじを教えてくれますが、本当にダイジェストなんで知らない人が把握できるのか疑問。なので過去作をプレイ済みが大前提なためその辺は注意です。


総じて、流石の期待されたビッグタイトル、非常に楽しめました。
ストーリーが難解で、はたして自分がどれだけ理解できたのか疑わしいのがもどかしいですが、エリザベスとのやりとりも楽しく、感情移入はバッチリなゲームでした。戦闘も非常に楽しかったですね。
STEAMで購入可能で、勿論完全日本語版です。
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日本でこのタイトルがどれだけ売れたのかは知りませんが、これだけ豪勢に日本語化してくれたので是非成功してて欲しいですね。
じゃないと、やっぱり日本じゃ売れない、って事になって、かえって今後字幕すら付かないって流れになるのが怖い。
そういうの過去に結構あったしな・・・・。
日本のFPS人口って未だ凄い少なそうだしなあ。

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そういえば、コロンビア内でライブを行ってた4人組コーラスの歌う曲がビーチボーイズの有名な楽曲にソックリなのが面白い(というかタイトルがまんまだし)。
実はこれ、何故なのかちゃんと理由があるんですが、微妙にフレーズが違ってるので、そこがあざとくて笑えます。
オリジナルをまた聴きたくなってしまったよ。



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2016年05月08日

ここが埋まってるならこっちはもう無いな、楽勝〜・・あれ?

STEAMにてまたゲームを買ってしまいました。まあ今セールで安かったので。
Hexcellsというパズルゲームです。
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このゲームを一言で言ってしまえば、ヘックス型のマインスイーパーです。
勿論、単純にそれだけの話ではないんですが、それは後述。

そもそもマインスイーパーとはなんぞや、という人は少ないかもしれませんが、昔からWindowsOSなんかに付属していたミニゲームのひとつで、どこかに潜んでいる地雷を当てないようにパネルをどんどんめくっていって、全ての地雷の場所を特定する、というパズルですね。
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パネルをめくると数字が表示される事があり、これはその数字を中心にして周囲のマスの何処かに数字の数だけ地雷が潜んでいる、というヒントになります。
これを参考にして地雷が何処にあるのかを推理し、消去法でどんどん無関係なパネルを消していくわけです。
例えば1という数字が出ているなら、周囲の8マスのどこかに一個だけ地雷があるわけですが、もしその場所を特定できたのなら、逆に他のマスにはもう無いという事が確定するので一気に消すことが出来ます。
こうした一定の推理のコツがあり、これらを駆使して地雷を特定していくのがこのゲームの醍醐味です。

で、Hexcellsです。前述したように、マスが四角ではなくヘックス型になったマインスイーパーだと、要約してしまえばそうなります。
ここでは地雷の代わりに青いパネルを探し出すことになります。
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マインスイーパーよろしくパネルをめくると数字が表示され、周囲6マスの何処かに数字の数だけ青パネルが潜んでいる、というヒントの出し方も同じです。
ただちょっと違うのは、マインスイーパが「パネルをめくる」「ここに地雷があるかもしれない、とマーキングする」というアクションなのに対し、Hexcellsは「ここは青パネルである」「ここは何も無い黒パネルである」というアクションになっており、どっちみちパネルをめくる動作になっている事です。

マウスの左で青パネルとしてめくり、右で何もない黒パネルとしてめくります。もし間違ってめくってしまった場合はミステイクとしてカウントされます。
地雷を踏んだら一発アウトのマインスイーパと違って即ゲームオーバーにならないため、その点では易しめのルールですね。
マインスイーパに慣れた人にとっては操作が逆だ、と気になる方もおられるようですが、起動時の設定画面でInputを逆に出来るのでその辺は問題ないかと。私はデフォに慣れてしまいましたが。

またマインスイーパとの大きな違いは、ヒントの出し方にあります。マインスイーパでは周囲にどれだけ地雷があるのか、という情報のみでしたが、Hexcellsの場合、このヒントの情報が多種多様であり、ここが明確にこのゲームの特徴になっています。
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例えば周囲のマス、という情報だけでなく、そのライン上にいくつ青マスがあるか、というヒントも多く出され、周囲型の数字と兼ね合いで解いていきます。
この数字が{3}みたいにカッコで囲まれていた場合、それは青パネルが連なった状態で潜んでいることを意味します。
逆に-3-のようにハイフンで囲まれていた場合、連続で繋がった状態ではなく、間に必ず黒パネルが幾つか挟まっている事を意味してます。
何も無い普通の数字の場合だと、連続不連続そのどちらの可能性もあるわけで、囲み数字の方がより精密なヒントだということになりますね。

こういった多様なヒントを参考にパネルが青なのか黒なのかを特定していくのが、まさにこのゲームの面白さであり、マインスイーパーとの差別化に繋がっているとも言えます。

更にマインスイーパが場合によってはどうしても運に頼らざるを得ない場面に遭遇する可能性があるのに対し、このHexcellsでは運の要素を完全排除しているため、どっちか解らないので一か八かに賭けるしかない、という状況には陥らないようになっています。
つまり、どうしても解らないという場合でも、単純に何かヒントを見逃しているに過ぎない、という事になるわけで、その辺は悩まず安心してプレイ出来ます。逆説的には全く言い訳が通じないゲーム内容である、とも言えますが(爆)。
とにかく、なるべくミスをしないように全パネルをめくるのがこのゲームの大きな目標です(ミステイク0を目指す)。
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このパズルを解いていくのは、昔流行った「アハ体験」に近い物があり、解けなくてウーンウーンと悩んでると「あ、ここは何もないって特定出来るじゃん!」みたいに突如解答が分かる瞬間が度々起こるので、それがとても快感です。
運の要素もなく、時間に縛られることもなく、ゆっくりと自分のペースで出来るこのゲームは滅茶滅茶面白くて、文字通りハマりました。こういうのを解くのは文系の人間である私はあまり得意ではないんですけど、それでも楽しいですね。別に複雑な計算を用いる必要があるわけでもないですから。


ステージ数はそんなに多くないため、この手のゲームが得意な方なら割とあっさりクリアしてしまうかもしれません。私も一週間もしないウチに全面クリアしてしまいました。
しかし幸いなことにこれだけでは終わりません。さらに難易度が高めのステージで構成されたHexcells Plus、さらに上級者のための超高難度なHexcells Infiniteが用意されており、やはりそれぞれのステージ数はさほど多くはないとはいえ、3つ合わせると結構なボリュームになります。
私は現在Plusを目下攻略中です。

しかもHexcells Infiniteにはランダムでマップを生成するInfiniteモードがあり、もうこうなるとほぼ無限にこのゲームを楽しめます。ランダムなのでどうしても難易度的にはムラが出てしまい、極めたHexcellsマスターには物足りないかもしれないけど、無印Hexcellsの後半くらいの難度はあるので、今の私には結構満足できました。でもまだInfiniteのステージは未体験だから、それに慣れてしまうとランダムじゃ物足りなくなってしまうのだろうか・・・。慣れって恐ろしい(笑)

ちなみに生成されたステージにはコードが付くので、その番号を書き留めておけば、いつでも呼び出すことが可能になります。
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ちなみに、ひとつのマップをクリアするのに私は結構時間がかかります。無印Hexcellsの後半ともなると、小一時間くらいかけてようやくクリアとかザラでしたので。
そういう意味では、本当にじっくりと長くプレイ出来るゲームと言えます。
しかし、その割にレジュームの概念が無いため、途中で中断するとそのステージをまた最初からやり直す事になってしまいます。Infiniteでようやくセーブ機能が付いたので中断が可能になりましたが、全部にその機能は入れて欲しかったですね。そこが唯一残念なところ。

まあ仕方ないので、スクショ機能を使って中断前のステージを撮り、再開時にそれを元にさっさと埋め直す、というやり方をやってます。
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マインスイーパみたいな思考パズルにはまった人は言うに及ばず、じっくりゆっくりゲームを楽しみたい層にも俄然オススメできます。
この記事を上げた今現在、丁度セールで安くなってるので、買うなら迷わず今しかないですよ。(なんと百円以下!)
現在STEAMにて購入可能で、3つ合わせたお得なパックもあります。個人的にはコレがオススメ。
もっとも、セールを逃したとしても元々値段が安いゲームですので、気軽に買ってみてください。

マインスイーパと同じく推理にはコツが要りますが、分かると俄然楽しくなってきます。
ゲーム攻略のヒントに関しては、同ゲームを紹介してるここのサイトとかが凄く参考になると思いますよ。

ちなみにiPad版も出てます。こちらも3種類分けて販売されてる模様。






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2016年02月28日

え、ちょい待てよ、割り込みは良くないでしょ

今回は「Dr. Langeskov, The Tiger, and The Terribly Cursed Emerald: A Whirlwind Heist」という、えらく長いタイトルのゲームを紹介しようと思います。
日本語化したよ、との報告を受けて早速・・・というわけにも行かなかったでしたが(爆)、ようやくプレイしました。
まあちょっと私事のほうで色々あったもので。
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このDr. Langeskov、我がブログでも紹介した事のあるThe Stanley Parableの開発陣が手がけたという触れ込みのゲームです。
これまた、ここでも紹介した「The Beginners Guide」も同じくThe Stanley Parable繋がりのゲームでしたが、Dr. Langeskovとは制作者が違うようですね。まあどちらも以前にThe Stanley Parableを手がけていた、というのは共通していますが。

さて、本ゲームは無料で公開されているゲームと言うこともあって、サッと終わるショート作品です。せいぜい10〜20分くらい?で、本当にさくっと終わります。


ではこのゲーム、何をするのかというと・・・。
とある博物館に押し入り、そこに展示されている「呪われしエメラルド」を盗み出すのが目的のステルスゲームです。
博物館内には何故か虎が徘徊しており、それに捕まったら一発アウトなので、うまく回避しながらエメラルドの強奪を目指します。

・・おや、元The Stanley Parableの開発陣という割には、意外な方向性のゲームですね。では、どれどれやってみますか。

・・・・ん?

ビーッ・・・・。

・・・あれ?


・・・あ。、やっぱThe Stanley Parableを作った人たちのゲームだわ、これ・・・。


というわけで、まあネタバレにならないと思うので、ここで断っておきますが、正直そんなあらすじ通りの展開にはなりません。なるわけがありません(爆)。
基本的には、いかにもThe Stanley Parable、という雰囲気がにじみ出たゲームです。The Beginners Guideよりも、こちらの方がずっと正当なThe Stanley Parableの後継的ゲームと言えるでしょう。

一応プレイする楽しみを奪わない程度に解説すると、「ある手違い」によってプレイヤーは通常通りのプレイが出来なくなってしまいます。そこで「仕方なく」予定していたこととは全然違うことをすることになるのですが・・。
その先は是非ご自分で確かめてみてください。
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The Stanley Parableと同じく、ゲームを「開発者側の視点」で見せた内容で、コンセプトもかなり近しい物があります。
映画「シュガーラッシュ」のように、実はゲーム内はこうなってました、みたいなノリに近いと思いますね。そういう意味ではやっぱり凄いシュールな作品で、そういった世界観込みで楽しむゲームだと思います。

無料なので短い上に、流石にThe Stanley Parableのような物語が分岐し変化していく、というような事もなく基本的に一本道です。そのためリプレイ性は薄く、やはり、そのシュールな世界観の物語を楽しむインタラクティブなショートストーリーと考えた方がよいでしょう。

欲を言えば、散々色々やった結果が、あのラストで反映されて、自分に次々降りかかってくる・・・という展開だったら凄く面白かったと思います。
(実は一応、多少場面場面で、変化があったりするんだけど、結局ゲーム展開には影響しない)
まあそこまで作り込むと流石に無料では無くなるでしょうね。あ、でも有料版でも良かったんだけどね。
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そういう意味では、ゲーム的な面白さで言ったら、正直な話The Beginners Guideの方がずっと良くできていると思います。まあこれは仕方ないか。


一応、カセットレコーダーを拾って各所にあるテープを聞くことが出来たりとか、実績に関係するコインやプレッツェルを探す、という要素もありますけど、「・・・なにこれ?」みたいな感じだし(爆)。
ちなみにテープやメモは流石に字幕もないので日本語化されてません。
それとプレッツェルは謎ですねえ。本当にあっちこちにあるけど、全部探し当てても、特になにもないんだろーなー・・あはは。
The Beginners Guideの方でも3つの点とかあったけど、彼らって本当に凄く「意味深」だけど実は意味はない、っての好きですよねえ。
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Dr. Langeskov, The Tiger, and The Terribly Cursed Emerald: A Whirlwind Heistは現在STEAMで無料公開されています。
日本語化MODもあるし、敷居はグッと低いゲームですので、他のゲームに疲れたときに一服、という感じでプレイしてはどうでしょうか。

ちなみに、このシュールなゲーム性の悪ノリに乗っかって、あらすじで書かれている通りのステルスゲームの紹介や、攻略法を本気で書いてる人たちも居るので要注意(笑)。
特に攻略ガイドは紛らわしいので騙されちゃ駄目ですよ。
とはいえ、何かしらラストの展開を変える裏技的な攻略法があるっぽい、という説はあるようですが(話によると、コインや付箋を全部集める等、面倒なノルマがあるらしい)、実際の所それが本当かどうかは不明です。
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まあでも、本来やるはずだったゲームは・・・流石に、ねえ。




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2016年02月21日

ぶはは、人がゴミのようだぁぁ

私はタワーデフェンス系のゲームが好きです。その手のゲームは有料ソフトから無料のフラッシュ、スマフォアプリ版など、様々プレイしてきました。
最近はもう既に出尽くした感があるのか、もう殆ど劣化コピーみたいな物しか見あたらなくて、このジャンルも全盛期を過ぎてしまったんだなあとしみじみしていたら、いやはや全然そんな事はなかったという。
というわけでDungeon Warfareというゲームを今回は紹介します。
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元々、無料のフラッシュ版としてアーリーアクセス的なバージョンがあったようですが、この度めでたく完成し、STEAMで有料版として販売される形になったようです。

当然内容はタワーデフェンスのゲームです。しかもかなり王道というかオーソドックスなTDの部類に入るかもしれません。
少々違う点があるとすれば、敵を攻撃するタワーが、所謂トラップ系の物になっており、世界観としてはOrcs Must Die!に近いと言えます。
ただDungeon Warfareの場合、主人公はOrcのようなモンスター側であり、次々やってくる勇者達を蹴散らすのが目的になっています。



Orcs Must Die!でもあったような、剣山が飛び出す床や、奈落の底に突き落とす壁など、ありとあらゆる悪意に満ちたトラップが目白押しで、何も知らずに侵攻してくる勇者達を粉微塵にする事が出来ます。

しかし、勇者達はそのトラップに対し「数の暴力」によって突破を試みようとします。つまりは凄まじい人海戦術で挑んでくるのです。
他のTDゲームと違って敵キャラクターは WAVEが進む毎に耐久力が上がったりはせず、一定を保ったままです。そのため、個々の敵は極めてもろいので大した驚異ではありません。
ですが、WAVEが進むにつれて一斉に敵が雪崩れ込んでくるようになるため、手前の人間がトラップに引っかかって犠牲になっている間に、後方が次々と突破していってしまうわけです。
そういった敵達をいかにもれなく踏みつぶしていくかが、このゲームの醍醐味となっています。


画面はまるで8ビット系のファミコン的なデザインですが、大量の敵をまとめてミンチにしていくため、結構爽快感があるゲームです。割とグロテスクな表現が多いわけですが、ファミコン的荒い画面のおかげで、そんなにおどろおどろしくはありません。むしろ、ちょっと滑稽で笑ってしまうような感じさえあります。
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前述したように、敵は人海戦術によって大量に攻め込んでくるため、一点の集中砲火のセオリーではあまり効果がありません。
そのため、威力は弱くとも大量にトラップを並べてカバーしたり、あるいは敵を団子状にまとめて、そこを一気にトラップで一網打尽にするなど、ある程度の戦略性が求められます。

通常のTDでは定石の、出来る限り遠回りにルートを通らせるのは当然として、例えば、マップには落とし穴のような箇所があるのですが、そこにめがけて敵を押し出せば、例え耐久力高めのヘビーアーマーであろうと、一撃で倒すことが出来ます。
或いは鉱山のようなマップでは定期的にトロッコが通るので、そこに敵がわざわざ突っ込んでいくようにルートを誘導してやったりと、マップの構造によって色々と最適解を導き出す必要があるわけです。
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通路型TDではやれる事が少ないため、最終的には力のゴリ押しや、直感的には分かりづらい数学的法則を導き出して配置するみたいな事になりがちですが、Dungeon Warfareはマップの構造やトラップの性能を見ておのずと正解が分かるようになっているので、さながらパズルに近い感覚もあります。

特に重要だと思うのは敵をダムのようにせき止めることで、デーモンポータルやスピンブレードを使って固まった敵をプッシュやスプリングを使って落とし穴に押し出せば、大量の勇者が「うわああ〜」て言いながら奈落の底に落ちていくので、それはもう笑っちゃうくらいの地獄絵図になります。
そういうトラップもシーフなんかはすり抜けていくことが多いので、そうした刈り損ね連中を確実に潰すトラップを後方に構え、難攻不落の防衛戦を張り巡らします。
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この「一網打尽だぜヒャッハー!」感がDungeon Warfare最大の面白さでしょうね。
やられた勇者はたまったもんじゃないけどね!
個人的にはボルト・トラップで通った連中を蜂の巣にするのがお気に入り。連射できないため、足止めや低速化のコンボで逃げられないようにするのが定番です。


マップを攻略することで経験値とダイヤが貰え、そのダイヤを振り分けることによって各トラップをパワーアップする事が出来ます。そうするとマップ内で設置後、トラップのアップデートが可能になります。
これらのダイヤの振り分けは、いつでもリセット可能であるため、やり直しが効きます。マップ毎に重要なトラップが違うので、攻略の度に振り分け直す、といった戦略も出来るので結構親切ですね。
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ただその分、難易度は結構あると思います。特にファイナルWAVE時に大量にやってくる敵をさばききれずにやられてしまうことが多いので、試行錯誤が必要です。
特に道を塞ぐバリゲードを破壊してしまうドワーフは厄介。一定時間毎に無限に設置できるサブトラップ枠にリペア(修復)があるので、それを獲得したいところだけど、結構先のマップにならないと手に入らない上、マップ自体が難しい。

敵も多種多様おり、前述したやたら足の早いシーフや、重くて押しだしトラップが効きづらいナイトやゴーレム、敵の体力を回復してしまうプリーストなど、敵の特性に合わせてトラップを配置しないと、いとも簡単にすり抜けられます。
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どうしても解けないようなら、別のマップを攻略して経験値とダイヤを稼いでから再挑戦も可能です。マップは始める前にハンデを設けることが出来ますが、それによって得られる経験値が増えていきます。序盤のマップをハンデ戦で攻略して経験値を稼ぐやり方も出来るわけです。ダイヤは各マップ毎に得られる上限は決まっているようですが。


なお、マップエディット機能があるので、ユーザーマップを読み込んで遊ぶことも可能です。ワークショップで気に入ったマップをサブスクライブしたら、ゲームマップ上の左隅にある方位記号をクリックすると、一覧が出てきて遊ぶことが出来ます。ちなみに、ここで攻略してもダイヤや経験値はもらえないようです。
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爽快感と、TDの面白さのツボを押さえた作りでスッカリ気に入ってしまい、夢中でやってます。難しいけど、最適解を探るのが楽しいゲームですね。
Orcs Must Die!のファンなら気に入ると思います。勿論、タワーデフェンス好きには間違いなく全員にお奨めです。
Dungeon Warfareは現在STEAMにて購入可能です。

それ以外にも、新たなTDの進化形のようなゲームCreeper World 3も面白くてヤバイです。でもプレイする時間がなさ過ぎてつらい。
面白いゲームがたくさんあるのは嬉しいことだけど、いっぺんにやってくるのは結果積んじゃうから考え物ですね・・。



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2016年01月17日

振り返れば忘れてる

今回はRememoriedというゲームを紹介しようと思います。

パッと見のスクリーンショットからも奇妙さが際だっている事がありありと分かると思いますが、その予想通り、非常に不可思議な世界観であり、ここのサイトでもよく紹介している所謂「雰囲気ゲー」、「ウォーキングシュミレーター」と呼ばれるタイプに属するゲームになります。
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このゲーム、Unityを使って個人で制作されているのですが、最近このような個人制作のゲームが増えてきました。昔からインディーズではこの形態は少なからずあったでしょうが、「個人でないと成立しないであろう、極めてプライベート色が強いゲーム」というのが目立ってきたように思います。
レベルデザインツールが高度になるにつれ、こうしたプライベート色が強いゲームでも、一定のクオリティを保ちつつ、独自の世界観を構築出来るようになったため、今後もこうしたゲームが増えていくのではないかと思われます。


Rememoriedは、「Dear Esther」や「Proteus」に影響を受けて制作された、という事からも分かるように、基本的には前に進んでいくだけのゲームです。
所々で英語のナレーションが入りますが、攻略にはあまり支障はないでしょう。
一応夢の中、という設定なようですが、それにしても今までにない世界観です。真っ暗なフィールドの中にチカチカと細かな物が浮遊しており、さながら宇宙空間にでもいるような感覚に襲われます。

Rememoried Trailer from Rememoried on Vimeo.



このゲームでは、忘却、というのがテーマにあるそうです。記憶していた物を忘れることによって、前に進んでいくコンセプトになっているらしく、それがゲームプレイにも大きく関わってきます。

どういう事かというと、このゲーム、視点をそらして元に戻すと、さっきまであった風景が微妙に変化してしまうのです。
例えば、空中に浮遊している岩の足場が、視点をそらす度に配置が変わってしまうため、丁度良い位置に来てる時を見計らって先に進む事が要求されたりするわけです。
つまり、さっきまでと違う風景になってしまう=さっきの風景は忘れた、という事らしいです。

基本的にこの仕様がそこかしこに使われているため、行き場が無くなり、あれ、どう進んだら良いんだ? と思ったら、一旦グルっと周囲を見渡してみると、急に道が開ける、なんてことはザラにあります。
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それ以外では、あっちこっち動いていたらなんか勝手に次のステージに飛んだりといった、偶然クリアしたのか、勝手に進むようになってたのかがイマイチ分かりづらい場面もあったりしたので、全体的にどうゲームを進めていったら良いのか分かりにくいという側面はあります。
基本的に明確なヒントが無いので、場面によってはふん詰まる人はいそうですね。やってる内に大体分かるとは思うのですが。

あと、意外とアクション性を求める部分があり、結構ジャンプアクションを求められます。
あまり理不尽な物はありませんが、それなりに求められることは確かなので、ステージによってはちょっとイラッとすることも。
先のステージで、永遠にも思える長い歯車の道を通らねばならないのは地味に大変でした。いやらしいことに真ん中に穴があいてるので、スポッと落ちたりするんですよねえ。
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ボリュームもそんなには無いので、2〜3時間でクリア出来るでしょう。
アクション性などもあるとはいえ、かつて紹介したProteusにもコンセプトは似ていて、とにかくその世界観を楽しむことが目的のゲームであるため、通常のゲームで得られるような楽しさを本ゲームに求めるのはナンセンスと言えます。

こういったプライベート色の強い実験的な雰囲気ゲーの台頭に、難色を示すゲーマーも少なからずいるかと思いますが、個人的には全然アリだと思っています。
The Beginner's Guideの記事の時も書いたのですが、個人の日記に近い物になりつつあるため、悪く言えば自己満足とも呼べる物ではあります。しかし、従来のゲームでは到底作られることのない世界を堪能できるのはこうしたゲームならではであり、私はそういった内面性を大きく反映された世界にはとても興味がありますね。

Rememoriedは世界観の構築では結構洗練されている部類であり、細かく見ると、良くできていることが分かります。
最初のステージで空を見上げると、夜空に何やら不規則な線が見えたのですが、実はこれ、プレーヤーが歩いた軌跡だったりするんですよね。
別に攻略には全く関係がないし、知ってても何の意味もない情報なんだけど、こういった不可思議なこだわりが随所にあり、こういう些細で詩的な物にはグッと来る物があります。
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ちょっと変わったゲームプレイで独自性もありますが、ただやっぱり、万人に薦められるかというと、こればっかりはどうしても雰囲気ゲーに免疫のある方のみ、という事になってしまうかもしれません。
非常に独創的な世界観がウリですが、逆にその世界がずっと続いてしまうため、最終的には飽きる懸念もあります。
多少アクション性もあるので、その辺も少し弊害になりそう。

過去に比べてこういったゲームはある程度理解されつつあると思ってはいるのですが、それでもまだ非ゲームに近いノリなので、それを理解した上で購入を検討しましょう。

RememoriedはSteamなどで購入可能です。

ks_rememoried6.jpg

ただ、こういったゲームが増えると、いずれ飽食気味になって、よっぽどの物でない限り新鮮見はなくなる可能性はありますね。
ただ人間の発想という物は無限大なので、ツールの機能発展に合わせ、斜め上を行く世界がまた今後も出てくるのだろうと思います。



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posted by KS(Koumei Satou) at 21:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする