2017年12月24日

終わる物語と始まる物語

今回はWhat Remains of Edith Finchというゲームを紹介しようと思います。
邦題が「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」となっている本作、それからも分かるように公式に日本語化されており、安心して遊べますが、内容は所謂ウォーキングシュミレータ、雰囲気ゲーと揶揄されるタイプのゲームと言えます。
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私はこのゲームを、「日本語化されている、雰囲気ゲー、手ごろな価格」という3点の理由だけで購入したため、その実どういった内容のゲームなのか良くわからないまま始めることになりました。
しかし、そういったプレイの仕方は、一体何が始まるのか分からず終始ドキドキ感とワククク感が持続するという意味においては、こと本作のようなストーリーを語る雰囲気ゲーならばこその理想的な接し方だと思います。

という訳で本来ならば、もうこの時点でしのごの言わず買ってプレイしてほしい、というのが本音なんですが、流石にそれだと書くことがここで終わってしまうのでネタバレしない程度に紹介させていただきます。


冒頭に雰囲気ゲーといったことからも分かるように、本作はこれと言ってドラマチックな展開があるわけではありませんが、雰囲気ゲーの中ではかなり異色作、という感想を抱きました。
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雰囲気ゲーと呼ばれウォーキングシュミレータなどと揶揄されながらも、新たなゲームの表現方法として定着しつつあるこのジャンル、そもそも事の始まりはあの名作「Dear Esther」がもたらしたもので、これ以降、「とにかくその場の情景が重要で、そこから物語を読み取り考察していく」というゲームが次々登場し始めました。
昔からそういうゲームは少なからずあったにせよ、それは「はたしてゲームと言えるのか?」と議論の的にさらされていました。
が、Dear Estherは異例のヒットを飛ばし「こういうやり方でもゲームとして成立してしまうんだ」という事を知らしめ、この手のジャンルをユーザーに再認識させた事は大きな意味があります。それだけ非常にエポックメイキングな作品だったのです。
未だにこのジャンルをゲームとして認めない人もいるでしょうが、個人的な見解からすると、もはやそれは「ゲームとして認めない」なのではなく、単純に「そのジャンルが苦手だ」という事とはき違えているだけだと考えます。

で、今回のRemains of Edith Finchですが、当然ながらDear Estherの息吹を持ったゲームです。というよりそこから派生したであろう様々な雰囲気ゲーの亜種ゲーム、例えば「Gone Home」辺りと結構内容的にも近い物があります。
しかし、Gone Homeが非常にリアリスティックな手法で世界観と雰囲気を紡いでいたのに対し、Finchはかなり独特な手法、それこそ様々な表現方法を用いてそれを描いているのが特徴です。

ひとつの表現にこだわらず、各物語に合わせて様々な試みをやっていて、それはユーザーが飽きてしまうのを防いでいる役割もあり、非常に感心しました。
中でも、秀逸だったのが字幕の表示方法です。正直なところ、日本語化においては、字幕よりも吹き替えの方が有難いと思っている身です。

なぜなら、ゲームでは自分で画面を見ながら操作しているわけで、その中で字幕が出るとそれを当然読まねばならず、絶対にどちらかがおろそかになりがちでです。
特にアクションゲームで字幕が出ても、読んだつもりでも絶対頭に入っていません。読んでる暇なんかありませんからね。でも吹替なら、直接耳に情報が入ってくるので、非常に理解しやすいです。

まあ雰囲気ゲーではそうそう読むのが難しいという状況は起こりにくいですが、本ゲームではプレイヤーが見ているであろう場所、あるいは進むべき先に字幕が出るようになっていて、非常に見逃しにくくなっています。しかもそれがゲームの雰囲気や情景の一部かのように表現され、読みやすさだけでなく、雰囲気を壊さないような配慮がされているように思えました。
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今後の字幕表現における新たな可能性を感じさせるもので、ぜひ他の開発陣も見習ってほしいものです。
とはいえ、一部翻訳が「それでいいのか?」みたいな微妙な物も散見されるのは確かで、元々登場人物も多く考察がややこしい物語ではあるので、もう少し意訳がしっかりしてればなあ、と惜しい部分もあるにはあります。が、全般的には問題ないレベルの日本語訳ではあると思います。

物語は、もうあらすじの時点で相当語られてしまっている感はあるのですが、ここはあえてそういった事をあまり理解しないまま挑んだ方が良いと思うので、あまり多くは語りません。まあタイトルもあるように、ある数奇な運命を辿った一族の歴史を紐解いていく物語です。
特にマルチエンディングもなく、一本道のシンプルなゲームですので、2、3時間で終わる内容です。とりあえず一本映画を堪能するくらいのボリュームであり、そういう感覚に近い物だと思っておきましょう。
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とはいえ、ゲームでしか出来ない表現、あるいは雰囲気ゲーとしてのあらたな可能性を提示したような、ある意味でチャレンジングな内容で散りばめられた本作は、プレイして損はないゲームです。
そろそろこのジャンルにも多少なりに食傷気味を感じていた矢先、「まだまだ色んな可能性を秘めているな」と再認識させてくれた本作は、Dear Esther並みの衝撃度は無いにしても、中々の注目すべき作品だと思えました。

What Remains of Edith FinchはSTEAMにて購入可能です。PS4でも販売されているようです。ks_EdithFinch5.jpg


物語を語ると言えば、我が国ではノベルゲーが定着していますが、ちなみにこのノベルゲーって、あれから何か新しい表現方法とか生み出されているんでしょうかね。
語られる物語の質はどんどん向上はしていると思いますけど、それをどう表現するか、について探求されているのか結構疑問です。
なぜならノベルゲー自体が、物語と登場人物くらいにしか注視しない構造なので表現の幅が広がりにくいからです。
その辺を追求しないと、また海外にどんどん置いて行かれるような気がしてならない今日この頃、あ、いやもうこのRemains of Edith Finchを見てると、とっくに追いつけない先まで行かれてしまってる感もあるのですが・・・・。




とりあえずここから先はネタバレ全開の話になっていきますので、一度プレイしてから以降をお読みください。

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2017年12月17日

侵入した事に大変お怒りのようです

今回はGRIDD: Retroenhancedというマイナーゲームを紹介しようと思います。
STEAM上でたまたま目に入ったゲームで、デモがあったので試しにやってみたら中々好みな世界観だったのでつい買ってしまったという。
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ざっとみた感じでも、あ、80年代レトロフィーチャー感を前面に出したゲームだな、というのが分かると思いますが、どうも最近この手の世界観を売りにしたゲームがポツポツ出るようになってきましたね。特にゲーム以外では音楽の面でも結構この手の物が増えつつあります。
古くはDAFT PUNKあたりから始まったムーブメントですが、こういう、ちょっと懐かしいがそれを今風にアレンジしたサウンドは割と好評を得ており新たなジャンルとして定着しつつある気もします。

で、このGRIDDもまた、派手な色彩を対象的に並べたような色合いとデザインはまさにトロン辺りを彷彿とさせる物ですが、そういう世界観が好物であった私には当然ドンピシャなゲームであったわけで。
で、この内容なんですが、まあ要するにシューティングゲームです。それも、かなりシンプルで分かりやすい、よくある3Dシューティングです。


レーシングコースのような道を進みながら、障害物を避けつつ敵を倒していく、という、昔からあるような内容の物で、要は内容もレトロチックになってます。
そのため操作は極めてシンプル。上下左右のコントロールと、弾を撃つキーのみ。非常にアーケードを意識したゲームだけに、操作はコントローラの方が圧倒的にやりやすかったので、コントローラでのプレイが適していると思います。

操作も内容もありきたりな物ですけど、その操作感は割といい線いってて、結構気持ちが良いと思えました。速度が気持ち早め、というちょっとせわしないが、凄く早く感じるという訳でもない絶妙なスピードで、その速度感の中で敵を撃ち倒しつつ進んでいくというゲーム性は、レトロフューチャー感満載の音楽とビジュアルも相まって、中々気持ちの良い物になっていると思います。



特に音楽が素晴らしく、この曲の中で疾走していく様がとても絵になっているんですよね。ここがまさに購入の決め手になったポイントの一つなんですが、もちろんこのゲームの大きなウリであるとも言えます。

ただ、この速度感の中でネックとなってくるのは、障害物を避けつつ進むという点。道など外周に当たり判定は無いので、その辺は気にせず動き回れるものの、流石にこの速度でトリッキーな動きをしてくる障害物を避けるのは、中々の反射神経を要求してくるため、結構慣れが必要だな、と感じました。
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このゲームの場合、ほとんどの物の出現位置と行動パターンがおおよそ決まっているため、要は慣れて覚えろ、という事なのですが、先の方から既にやってくることが見えて確認できているのに、思わず焦ってぶつかってしまう、というのが結構ありますね。まあこの辺は本当に慣れだと思いますが。


このゲーム、残機という概念が無く、やられたら即終了です。HPの概念はあるので一発食らっただけで死亡、とまでシビアでは無いものの、ゲームオーバーになるとコンテニューもなく、最初からやり直しになってしまいます。ステージ構成もなく、一本道のステージを進めるだけ進んでいくというまさに古いアーケードを思わせる構成のゲームですので、まあ完全に死に覚えゲーの要素が強い内容ですね。

その変わり、定期的に流れてくるアイテムでシールドを付けたり、HPを回復したり、弾をアップグレードしたりして、何とか凌いでいくようなゲーム性なので、アイテムが出てきたら逃さずゲットしていかねばなりません。弾のアップグレードは敵からある程度ダメージを食らうと失って初期化してしまうので維持するのが難しいですが、大体手強い敵が出てくる辺りで出現することが多いので、その辺も覚える必要があります。

定期的に中ボスや大ボスが出てくるため、結構ゲームの展開は飽きないような作りに工夫されていると感じました。特にこのゲームで象徴的に登場する人の顔をした大ボスは何度もプレイヤーの前に現れてはちょっかいを出してくるため、最終的にこいつを倒すのが目的なんだな、と思わせます。
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そういえば言い忘れましたが、このゲーム、一応ハッキングをイメージしており、プログラムの奥へ奥へと進み、データをダウンロードするのが目的、となっており、スコアはデータのキロバイト数で表示され、どれだけダウンロード出来たかを競う、みたいな感じになっているようです。

ザコもボスも含めて、中々トリッキーな動きをする敵が多くて面喰いますが、それだけ様々な攻撃法で襲い掛かってくるため、その点では非常に楽しませてくれます。体当たり攻撃してくるボムみたいな敵は一瞬どうしたらいいんだと焦りましたが、とにかく攻撃するよりは避けろ、がこのゲームの基本なので、ひたすら自機を大きく動かし続けると良いですね。
幸いこのゲームはある程度自動エイミングしてくれるので、そんなに正確に狙う必要も無く敵を倒すことが出来ますから、まずは避けることに集中しましょう。

厄介なのは、メタルで覆われた敵が出てきた場合、弱点の部分以外は弾を跳ね返してくるため、普段は弾を撃ちっぱなしで良いものの、流石にこのタイプの敵が出てきた場合は考えて撃つ必要が出てきます。
うっかり放った弾が戻ってくるとダメージを食らってしまうので非常に危険です。特に最初に出てくるボスはほとんどがメタルで覆われているので、慎重に弱点を狙って撃つ必要があります。
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こうして、様々な敵と障害物を受け流しつつ、ひたすら前進していくゲームですが、前述したようにゲームオーバーになると最初からやり直しになるため、途中からのコンテニューに慣れている人だと、結構不親切なゲームに感じてしまうでしょうね。実際結構シビアだと思うので、この辺は好き嫌いがハッキリ出そうです。
ただ、疾走感が結構気持ち良いゲームなので、もう一回、もう一回と、繰り返してしまう中毒性はあると思います。
まあ、慣れてきて相当先まで進み、ハイスコアを叩きだした後はどっと疲れるので流石にまた最初から、というのは結構しんどいですけどね。

ただ、一種の救済処置としてバックドアのセキュリティ解除、というミッションが定期的に挟まれます。このミッションを成功させると、やられても一度だけその場で復活できるのです。とにかくシビアなゲーム内容なので、これは是非とも成功させたいのですが、まあこれまた割とシビアだったりしまして。
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セキュリティコードは6桁の番号になっていて、2桁を3つに分けて解析します。回転する三角形が赤い面になった時に撃って破壊すると、大量にコードが列を成して流れてくるので、それを漏らさず拾えば解析成功、それを3回繰り返して6桁のコードを解読し、制限時間内に解除できればミッション成功です。
流れてくるコードを拾い損なうと、また三角形を撃ってコードを流さなくてはならず、時間のロスになってしまうので、出来る限りミスらないようにしなければなりません。取り損ねたコード数にもよりますが、1回のミスならまだしも、2回、3回ミスを繰り返すと時間的に結構厳しくなるので要注意です。

このミッション、救済処置としては有難いのですが、結構時間を食う上にそんなに面白い内容でもないので、そのうち鬱陶しくなってくるのが玉にキズです。まあ色々趣向を凝らしているのは分かりますのでそこは良いんですが。


ちなみに私は49679KBまで進みました(14分くらいかかってる)。一回ボス戦をこなし、その先に進めたまでは良かったものの、なんかトロンの警戒ゲートみたいな敵が出てきて、こいつに毎回やられて苦戦中です。ここがとりあえず現状の最到達点ですね。
一応アーケードを意識しているとはいえ、最終的なゴールがちゃんとあるようですので、そこまで向かうのが目標ですけど(平均で20分前後くらいで到達出来るらしい)、ゲームのシビアな設定からしてまあ私には無理かなあ(爆
んんー、でもあと少し頑張れば、最終局面付近までは到達出来そう、的な絶妙なボリューム感ではあるので、やっぱりどちらかというとカジュアルライクなゲームだと思いますね。
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これをクリアするとエンドレスモードがアンロックされるみたいですけど、もうその時にはエンドレスでやりたい気力が残ってるどうか(え


アーケード感覚のシンプルなゲームにしては、ちょっと割高感も否めない値段設定ですが、幸いデモ版があって気軽に試せますので、まずは何は無くともデモ版をプレイしてみてください。
シビアなゲームではあるものの、弾幕シューみたいなマニアックな内容ではなく、あくまでカジュアルなゲームだと思うので、気軽に挑戦すると良いと思います。
そして気に入ったならば、まあセールとかを狙って買うのが良いでしょうね。
GRIDD: Retroenhancedは現在STEAMにて購入可能です。



それと、個人的に推したいのは音楽です。Dreamfiendというアーティストの作品ですが、サントラ版も売られてますので、興味のある方、この世界観にびびっと来たならゲーム共々お勧めですよ。
結構私、この手の80年代レトロ回帰サウンド好きかもしれない。当時のダサかった部分をうまく現代風にアレンジして格好良くしているのが良いですね。ダサいのが無くなったらレトロじゃねーじゃねーか、と突っ込みたくなりますけど、もはや新しいジャンルとして確立した別物、として考えた方が良さげです。
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まあ当時を懐かしむオッサンホイホイ満載なわけですけど、今後もこういうのがチラホラ出てくるんでしょうね。そして、まんまと引っかかって買ってしまうという。
でも冷静に考えると、80年代レトロフィーチャーってこんなんだったっけ?と我に返る事があるんだけども・・・。
まあいいや好みだし(え




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posted by KS(Koumei Satou) at 22:02 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

ちょぽぱてーちょぽぱてーぼんぼんっ

Homefront: The Revolutionをプレイ、クリアしました。
と、いう事で今回はこのゲームについてのレビューを書こうかと思います。
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元々無印のゲームの続編的な立ち位置で出てきたゲームですが、前作に関しては未プレイなため、ストーリーやゲーム内容にどれだけ関連性があるのかは分かりません。
ただ、本作をプレイした感じ、前作をプレイしていないと分らないみたいな要素はほぼ無いように思えました
STEAMでは日本語に正式対応されていますが、本来ならば吹き替えによる完全日本語化だったらしいです。ところが直前になって字幕のみの対応になったようで、その名残か、一部のムービーシーンや会話などは、吹き替えの物がそのまま流れたりしていました。


前作もそうでしたが、設定がまずぶっ飛んでいる事で話題になったゲームですね。
北朝鮮がアメリカを占領してしまった世界という、まあある意味で現在のアメリカが思いつきそうなシナリオではあるんですが、北朝鮮の技術力が実は世界でもトップクラスの水準に達し、それによってスマフォやら武器やら北朝鮮の製品が世界中を席巻してしまい、それを期に満を持して世界に喧嘩を吹っ掛け、アメリカが負けてしまい占領下に置かれるという前書きなんですが、もうこの時点で突っ込みどころ満載です。
まあとにかくこうして、北朝鮮軍(KPA)にいいようにされてしまったアメリカ国内では、レジスタンスが細々と抵抗を続けていた、という所からゲームが始まります。
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ゲームはFPSで最近流行りのオープンフィールドタイプのマップで構成されています。ぱっと思いつく限り、FarCryシリーズに非常によく似たゲーム性であると思います。まあエンジンもFarCryですのでね。
フィールドは、非常に激しい戦闘があった事を思わせる、いかにも戦火の真っただ中な廃墟と化した街並みが中心で、作りこみはかなり細かく、見た目は非常によく出来ています。

レジスタンスのカリスマ的リーダーだったウォーカーがKPAに捕らえられてしまい、主人公は彼に助けてもらった恩義もあって、何とかして助けようとレジスタンスメンバーと共に奮闘する、というのが大筋のストーリーです。
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基本的にはストーリーのミッションに沿ってフィールド内を移動してはKPA軍と戦い、各所に点在する拠点を制圧して自分の領土を広げていく、という、まあFarCryシリーズではおなじみのルールが採用されたゲームです。

このゲーム、ストアレビューでは賛否両論で、更に名のあるレビュアーが酷評している事もあって、かなり微妙な内容のゲーム、というのが第一印象にあり、その為もあるのかセールでたたき売られていたため、まあ安いし試しにやってみるかと軽い気持ちで買ったものでした。
で、実際プレイしてみた結果、どうなったかというと。


ふざけるな、普通に面白いじゃねーかよ。


ああ、レビューってホント信用ならないなーという結果に。
それってつまりは私のレビューも信用ならんというブーメランになるわけですが(爆、まあこういう意見もあるのですよ、という参考程度に考えていただければ。
まあ多分、リリース直後はバグが散見してゲームになってない状況だったのだと推測されます。現在はアップデートでほぼ治っており、致命的な問題は無くなっていると考えられます。


まあそれでも粗を探せば多いゲームだとは思いますし、ストーリーも突っ込みどころが多い事は確か。
しかし、それらがゲーム全体の面白さを損ねてしまうほどヒドイかって言ったら些細な問題程度に思えたし、むしろ色々工夫されていて飽きなかったし、個人的には非常に楽しめました。
元々FarCry3や4を嬉々としてやりまくった身としてはそのゲーム性とよく似た本ゲームはかなり好物であり、そういう事も幸いしていた分もあると思います。


あと、北朝鮮軍(KPA)の描き方が個人的にツボだったのも大きく要因としてあるかも。
KPAはアメリカ軍をも凌駕した高度な技術力を持っているため、存在自体が浮いたような描き方をされており、さしずめHalf-Life2に出てきたコンバインを彷彿とさせます。

真っ黒い壁に覆われた彼らの拠点や、巨大な飛行船なんて正にコンバインを連想させるもので、それに対するレジスタンスの描き方もまんまHL2をもじっているようにすら感じました。
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KPAの兵士は朝鮮語で話し、字幕も出ないため、一見すると謎の言語で話しているような錯覚を覚えます。それこそコンバイン兵の「ガッポイ」に近い印象があって、絶対意識してないかな、とさえ疑うレベル。まあコンバイン兵は英語で話してるんだけども。

という訳で、北朝鮮というよりは、高度な技術を持った謎のエイリアン、という側面が色濃く、まあこれも色々大人の事情故の結果なんでしょうけど、個人的にはHL2的な臭いを感じてちょっと懐かしく思えました。


で、ゲーム性はほぼFarCryシリーズに近い内容の物ですが、まんま同じという訳ではなく、色々差別化はされています。
オープンフィールドといっても、それらがゾーン毎に大きく分かれており、そこを行き来することになるのですが、レッドゾーンという戦火真っただ中のフィールドと、KPAによって統制されており、レジスタンス側が大きく動けないイエローゾーンの2種類があって、これを交互に攻略していく形になっています。
そのためストーリーが進む事によって攻略するゾーンが変わって行くので、全てのマップを自由に行き来できる、というよりかは、ステージをクリアしていく感覚の方に近く、それが一応オープンフィールドのマップで形成されている、というちょっと変わった構成になっているわけです。
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拠点制圧も、必ずしも付近の敵を一掃すれば達成、という訳ではなく、拠点の中のあるポイントまで到達する、そのエリアにある物資を全部集める、敵の端末にハッキングする、など様々なノルマがあり、一種のパズルみたいな傾向があるため、どちらかというとFraCry4におけるベルタワー開放に近いゲーム性に感じました。
勿論、敵がうじゃうじゃいるので、敵を倒しつつ行わなければならないことが多いですが。
この辺は確かに賛否ありそうな部分ですが、このゲームの場合、拠点開放は必須項目ではなく、あくまでセーブポイントや物資調達など、プレイを多少楽にする程度の意味合いしかないので、通常ミッションをこなしていればそれで充分、というバランスではあると思います。
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とはいえ、セーブは拠点での武器ラックやストーリーミッションくらいでしか行えないので、ある程度は拠点を確保しないと厳しい事は確かです。なので、とりあえず攻略が分かりやすい拠点だけに絞って、あまり全開放は狙わない方が得策でしょうね。

戦闘は割と難しい部類に感じました。
とにかくKPA軍は味方がやられると、わらわらと付近にいる仲間が集まってきて一斉に攻撃してくるため、迂闊に戦いを挑むと袋叩きに合う危険性があります。
上空をパトロールしている飛行船に見つかると、これまた大量に援軍がやってくるのでそれも気をつけなければならないし、中々緊張感のあるフォールドになっていると思います。
最初プレイした時、あ、これ難しいかも、と感じた私は難易度を下げてイージーでプレイしてました。それでも敵は多いので、気をつけないとすぐにやられてしまいましたが・・・。
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拠点を開放すると、そこに常駐する仲間のレジスタンスをNPCとして複数連れていく事が出来ますが、彼らが居ないと結構厳しいと思います。敵の放火が分散するのと、プレイヤーに集中するのとでは大きく難度が変わるので。
なんかこの辺もすごくHL2のオマージュっぽく感じるんですよね。

敵のAIがアホって言われてますが、まあ割と近くにいるのに気づかないで素通りしたり、変なところで立ち往生したりと確かに時折おかしな行動も見受けられましたが、これはあまりに索敵能力が高いと異常に難度が上がってしまうため、積極的に追っかけてこないようになっているせいもあるかもしれません。
とはいえ、集団で来られると多少のおかしな行動もクソも関係なく危険な連中には違いないので、個人的には全く気になりませんでした。


あまり派手に動けないイエローゾーンでは一転、ステルス性重視の隠密ミッションに切り替わります。
ここでは敵に見つかると援軍が送り込まれて、無限に湧いて終わりがないため、発見されたらどこかに隠れて警戒が解かれるのを待ち、再びミッションを遂行する、という流れのゲームになっており、さながらSniper Eliteみたいなプレイスタイルになっています。
ここでは隠密に敵の暗殺や破壊工作を遂行して、徐々に民衆の支持を集めていく事が主な目的。
支持が増えるに従い、街の様相が一変して荒れだし、ただならぬ情景になっていくのは中々面白かったですが、個人的にはチマチマ隠れて動くのはちょっとストレスだったので、レッドゾーンに比べると魅力に乏しかった感は否めません。
しかし、明確にゲーム性を分け、それを交互にプレイさせることで飽きさせない工夫にはなっていたと思います。

まあ基本的にはこの2つのゾーンの繰り返しな為、同じことの繰り返しで飽きる、みたいなレビューもありましたが、実際の所、その中でもストーリー的には色々なミッションをやらされるため、個人的にはそんなに同じことの繰り返しって感は受けませんでした。
むしろ、フィールド毎に微妙に雰囲気は違うし、場合によっては潜入捜査みたいなシチュエーションもあったりして、色々工夫されてるな、という印象を受けました。特にガスが充満した危険地帯のフィールドはさながらS.T.A.L.K.E.R.を彷彿とさせて、中々見ごたえがありましたし。
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ていうか、これが同じことの繰り返しなら、FarCryシリーズはもっと同じことの繰り返しなんだけども・・・。


まあ不満が全く無いわけではありません。残念だったのは武器。
基本的に、武器の描写は丁寧で格好良く、撃っていて気持ち良かったのでその辺の不満は無いのですが、圧倒的に種類が少ないです。
基本的にハンドガンとメインウェポン2種類しか持てなく、それに合わせて種類もそんなに豊富にはありません。
一応、武器を換装させて、性能をチェンジする、というシステムを採用しているため、実質は武器一つにつき3種類の性能を持たせることが可能なので、そこは面白いのだけど、換装自体は瞬時に行えず、武器メニューを出してから行わねばならないため、戦闘中にやると時間かかりすぎて危険です。
アイデアはサバイバルチックで面白かったんですが、それがFPSのゲーム性とうまくマッチしていない印象でした。ここはFarCryシリーズみたいに、沢山ある種類の中からお気に入りの武器を選択していく、というので充分だったと思います。
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メインウェポン以外では遠隔操作の爆弾とか、スキルの代わりとなる各種アイテムなどを購入してパワーアップしていきますが、イージー難度だったこともあるのか、あまり金策はせずにプレイが可能でした。
ちなみに金策として、街中に散らばっているジャンクを回収して、それを貴重品として売る、というのがあるのですが、このゲーム、貴重品があまり積極的にハイライト表示されないので、背景なのかアイテムなのかが分かりにくい一面がありました。
雰囲気を重視するためにそうしているのかもしれませんが、まあ分かりにくくはありましたね。
ちなみにやられると、持っていた貴重品が没収されていしまうハンデがあります。資金をごっそり持ってかれるよりかは全然マシですけどね。まああまり貯めこまずにとっとと売るのが吉です。
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そういえばバイクに乗ってマップを移動出来るようになってるんですけど、このバイクの操作にクセがありすぎて非常に扱いずらかったです。なのでほとんど使わなかったですが、実際使わなくても別に不便は感じなかったですね。そんなにマップは広大って程ではないので。


ストーリーは、レジスタンスが革命の為に巨大な勢力に対して無謀な挑戦をする、というお決まりの物なので別段目新しくはありません。
しかし、これは多分9.11以降のアメリカを反映しているからだと思うのですが、勧善懲悪みたいな明快なストーリーにはなっておらず、レジスタンス内部でも意見が分かれていて、あまりうまくいってない感が出ており実際かなり行き当たりばったりな作戦、仲間割れするメンバーなど、正直あまりヒロイックに描かれていません。
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そのせいで、感情移入しづらい面もあって物語としては微妙、と言われてしまっていますが、これは世相や設定からして難しいでしょうね。
巨大な敵に立ち向かうのに、易々とミッションが成功していったら逆にKPAって何なのって話になるし、かといって後手後手に回るレジスタンスを見ると「こいつら大丈夫か?」ってなるし。
そもそもレジスタンス側はカリスマ的リーダーを失ってる時点で正しく導く者がおらず相当不利なので、そこを描きたかったのかもしれませんが。
その波乱な状況に巻き込まれているせいで色々やらされる羽目になることになる主人公はトバッチリですけど、まあそのせいで色んなミッションをこなすことになるので個人的には楽しんでました。まあ要するに、リーダーを失った崩壊寸前のレジスタンスを、超敏腕ルーキーの主人公が次々救っていく、という物語と考えれば良いんじゃないでしょうかね。要するにゴードン・・・あいやなんでもないです。


イージーでやってたせいもあってかサクサクと進んでしまい、割とあっさりとクリア。あまり拠点とかを完全制覇したりするような寄り道をしなかったというのもありますが、もうちょっと長く楽しみたかったと思うくらいでした。

そう思うと、ノーマルで多少苦労しながらプレイした方が丁度良かったかな、やっぱり。
DLCは3つほどシングルミッションが用意されてますが、とりあえず後日談となるアフターマスは購入。本来なら本編に入っててもおかしくない内容でしたが、とりあえずこれで一応の物語に一区切りがつくので、買うならとりあえずこれがオススメです。
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何といっても、DLCでは主人公が喋るようになって自己主張するので、ずっと感情移入しやすくなりました。そのことでメンバーのパリッシュから放たれる一言がケッサクなので必見です。
ちなみにこのDLCは完全ストーリーミッションのゲームで、拠点開放などの要素はありませんでした。
ちなみにDLCではバイクの操作が自然に改善されていて良かったです。といっても乗れる箇所限定されてましたけどね。


DLCも含めて、普通にFPSゲームとして楽しめた本作は、言うほど駄作でもなく、少なくとも及第点以上の完成度を持った、良作でした。
ちょっと簡単に終わらせてしまった感もあったのでノーマル難度で2週目に入ってますが、3つ目のDLC"Beyond the Walls"もいずれ買おうかな、と思ってます。
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凄腕FPSゲーマーだと細かい粗が気になってプレイする気が失せてしまう人もいるかもしれませんが、私みたいな万年中級者プレイヤーみたいな輩には別に気にならず、普通に楽しめるのでオススメです。値段も安くなって来てますし、あまり期待せずにプレイすると良いのではないでしょうか。FarCryシリーズを嬉々としてやるような人にもお勧めできます。

ちなみにマルチプレイに関しては全く試してないので未評価ですのでご了承の程を。
前述したように、相当Half-Life2を意識してるんではないのか、というようなビジュアルが個人的にはツボだったので、その雰囲気に興味があるなら一見の価値ありです。

Homefront: The Revolutionは現在Steamにて購入可能です。PS4版もあるようですね。



・・・・で、本家のHalf-Lifeの3はいつ出るんでしょうかね?
流石に忍耐にも限界があるんですけど、まあどういうゲーム性にするのか、と考えると、そう簡単には出せないよなあ、でもそれだと永遠に出せなくなってしまうような。



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2017年10月15日

じゃあ、そろそろ上に積んじゃおっか

今回はBlock'Hoodというゲームを紹介しようと思います。
結構前に購入したものですが、たまに開いてはちょこちょことゆっくりプレイしていますね。
元々見た目のシンプルな世界観に魅かれて買ったものですが、中々良くできたゲームだと思います。
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このゲーム、要約するといわゆる街を作っていくゲーム、という事になるのでシムシティを連想すると分りやすいとは思うのですが、結構そのゲーム性とは大きく異なる性質を持ったゲームですので、かなり異色の街づくりゲームだと言えます。
最近ではBanishedというマネジメント性の高いシム系ゲームも出ていてこちらも人気がありますが、それに似た雰囲気も持っていると言えます。とはいえ、Banishedに比べると割とあっさりしており、色んなシム系ゲームの要素を持ってきてカジュアル化した、みたいな感じとも言えるでしょうか。

まずこのゲームの場合、発展の仕方が独特で、普通なら平たい大地に街を建て、その広さを徐々に拡大していくものですが、Block'Hoodではそもそも土地は広がることは無く、固定で決まっています。
そうなると、街を広げたい場合どうしたらよいのか、って話になるのですが、なんとビルを築いていくかのように上へ上へと積み上げていくのです。
そのため、街は巨大なタワーの形を成して発展していく事になります。これが本ゲームの最大の特徴です。


昔、ヒルベルザイマーという建築家がいて、彼はこのゲームのように都市を縦に構築する、という計画を打ち出した事で有名ですが、その「高層都市計画」では、商業施設やビジネス街の上の階層に住宅街が作られていて、人々は長距離を移動することなく、仕事や買い物が出来る、というコンセプトになっていました。
確かに、電車にも乗る必要なしで、下の階に会社があったら便利ですもんねえ。ある意味日本みたいな狭い土地の国には理想的な都市計画だったかもしれません。
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とはいえ、実際にこれを具現化しようとしても問題が色々ありそうで、実際ヒルベルザイマー本人も後に通常の横に広がっていく都市計画に移行してしまうのですが、確かに上に伸びていく都市というのは中々難しいと思いますからね。
で、このBlock'Hoodでは、その難しい都市づくりをあえてやってしまおうというわけです。


ゲームは公式に日本語対応されたので、その辺は全く心配はありません。チュートリアルもあるので、まずはそこでザックリと操作方法や大まかなルールを把握できます。

とはいえ、この段階ではまだこのゲームの触りの部分を理解できたに過ぎません。実はストーリーモードが本格的なチュートリアルの体を成しているため、このままストーリーモードをプレイするのがオススメです。
ストーリーでは章に分けられ、それぞれが明確なチュートリアルになっており、かなり親切丁寧に教えてくれる作りになっているので、やりながら覚えられるのはとても分かりやすくて良いと思いました。
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また当然ストーリーモードなのですから、ちゃんと物語が語られます。これが割と切なくていい感じです。それにしてもイノシシ君は何歳まで生きてるのか(爆
ただ、これ途中セーブ出来ないのが難点。最後の章は2つに分けても良かったのではと思うくらい長いので、ここは覚悟を決めてのプレイが必要です。

で、実際にどうやって街を作っていくかというと、シムシティのように、まずはインフラ構築→住宅を建てたら市民がやってくる→働く場所や買い物をする工業・商業施設が必要→お金を増やし規模を拡大していく、という流れと基本的には一緒です。
で、Block'Hoodの場合、これら必要な要素が明確に視覚化されているのが特徴です。
例えばインフラに必要な電気、水、空気といった資源はもちろんのこと、住民が住んだ場合、彼らが欲するもの、例えばファーストフードや野菜、レジャーやエンタメといった細かい項目に対しても、数値化されて表示されます。
ファーストフードを作りたいならファーストフード店を作ればいい話ですが、ファーストフード店を作るためには加工工場が必要で、それには労働者の他、コーンや肉といった食材も必要です。
そのため、そういったお店が成り立つよう、資源を生み出す農場や工場も建てねばなりません。

というわけでこのゲームの場合、建てる建築物にはインプットとアウトプットという概念があり、インプットがその施設が回るために必要とするもので、アウトプットはその施設から生み出される資源、という事になります。
そしてそれら資源が全て数値化されるので、ちゃんと数が足りているのかどうかをチェックし易くなっています。
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この辺の細かさはシムシティというよりBanishedとか、他のサバイバル系のゲームを彷彿とさせるものがあります。
それにしてもこの資源の種類が大量にあり、かなり細かく分けられているのが面白いですね。商業施設だけを取ってみてもパン屋さんにラーメン店、インターネットカフェから図書館に至るまで、色々用意されています。
そしてそれらはただガワが違うだけという事ではなく、それぞれに必要とするもの、生み出すものが違います。そのため、市民の要求などに合わせて、これらがうまく回るように建てていく必要があるわけです。

で、前述したように縦に伸びていく都市なので、上に繋げるためには、スロープか、あるいはエレベータが必要です。これが無いと当然上に建物を建てられません。
Block'Hoodの場合、隣接道路が必要という概念がないので、直でどんどん繋げられますが、施設によって繋げられる、アクセスできる方向が違うので注意が必要です。
エレベーターから離れると強度の問題で繋がらなくなるので、補強する施設を挟んだり、新たにエレベータを作ったりする必要があります。
建物の強度や、そもそもその施設にアクセス出来るようになってるかは表示モードを切り替える事で簡単にチェック可能です。

で、アクセス出来ない施設は維持が保てないため、簡単に崩壊します。いわゆる廃墟化です。
これは必要なインプットが足りない場合でも起き、それを放置してると、割と簡単にその施設が崩壊してしまいます。
特にインフラ系の資源がゼロになると、一斉に建物が崩壊する恐れがあり、大変危険です。
そのため、リストをチェックして、現在生産されているものの中でマイナス傾向にあるものが無いか常に監視が必要です。電気や水はもちろん、地下水や労働力とかも結構簡単に無くなるので。
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このゲームの場合、生み出された資源がプラス傾向なら緑、マイナスなら赤と表示されるのですが、あまりたくさんあってほしくない汚染や病気、廃棄物といったものに関してもすべてそう表示されるので、順調に生み出されてるな、と思っても実はそれが公害資源だとあまり嬉しくない訳です。特に物によってはそれをインプットして消費してくれる施設が無い物もあり、減らすことが出来ないなんてことも。
ただ、市民の要求に応えるためには様々な施設が必要になり、そうするとどうしても公害資源が多く生み出されがちで、中々悩ましいジレンマです。この辺は実際の街づくりと同じでしょうね。

ストーリーモードでも語られますが、実際の所、そういった都市計画よりも自然を尊重した街づくりも可能で、木々を沢山作って森を作ることも出来るのがこのゲームの面白いところです。
そうすると人間ではなく野生の動物が住み着いたりする辺りは細かくて良くできています。基本的にはこの両者の要素をうまく兼ねあいつつ都市を発展させていくのが理想でしょう。
沢山の施設が用意されていますが、それらを全部使う必要もなくて、最低限の物でも回すことが可能ではあるため、その辺は自由度が高いですね。でも規模が大きくなると、流石にそうも言ってられないでしょうけど。
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サンドボックスモードでいちから都市を作ることができますが、それでやってみると、とりあえずバランス良く作っていくのが難しいですね。電気や地下水がすぐに不足するので苦慮します。油田を建てれば電気を大量に得られますが、地面にしか建てられないし、汚染物質も出すし、ここはエコに風力発電メインで行くことに。
でも場所を取るのでこれまた大変。お金と場所が足りなくなるので今度は商業施設を建てなくちゃ、ああコーンもコーヒー豆も足りない、の繰り返しです(爆
他のゲームと同様、住宅街と工業施設は相性が悪いので、あまり近くに置けません。そういった制約もあるので、都市を綺麗にデザインするのは中々難しいですが、上に伸びていくその様は中々異様な雰囲気ですね。

ちなみに商業施設のカプセルホテルがまんま中銀カプセルタワーなのが笑いました。解ってるなー。でもまあ、あれホテルではなく賃貸マンションなんだけども。
そうなったらやっぱり積み上げたくなるじゃないですかー。ということで無意味に大量にホテルを縦に積み上げてみるの図。
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勿論そのためにはお湯とか観光客の要素が必要なので、それらをアウトプットする施設もたくさん必要ですがね。


ルール的にそんなに厳しいものでは無いので難易度的にはカジュアルライクなゲームですが、ふとしたミスで一気に崩壊しかねない危うさや儚さも兼ね備えているので、中々侮れないゲームです。結局はシムシティなどで得られる楽しさと近い内容のゲームではあるため、都市系のシミュレーション好きにはお勧めできます。
現在Block'HoodはSTEAMにて購入可能です。



そういえばBanishedも購入してはいて多少プレイはしたけど、結構シビアな難易度だったので積んじゃってる状態。どうも都市シミュ系はやったものの長く続かない傾向があるみたいで・・・。Cities: Skylinesも放置状態だしなあ。面白いゲームなんだけどね。
色々と考えなくちゃならないことが多いのがこの手のゲームの特徴なので、それがだんだん疲れてきちゃうのかも?
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そういう意味では、多少カジュアルな作りの方が私には合ってるのかもしれませんね。



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posted by KS(Koumei Satou) at 22:40 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

私には少し、銅とアルミが足りない

Fallout4、クリアしました。
中盤あたりまでの攻略中に一度レビューを書きましたが、あれからプレイ総時間も200時間を超え、とにかく熱中してやってました。
で、その甲斐もあってとうとうメインクエストを達成しエンディングにまで到達。いやはやそれにしても長かったですね。
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という訳で、今回はそこまでやり切った上での、改めて総評をしてみたいと思います。
ちなみに前回のレビュー記事はこちら。そもそもFallout4とは何ぞやという方も前回の記事を参照していただくと幸いです。


まあ前回の記事でも書いた通り、かなりとっつきにくいゲームというのがFallout4における私の結論なのですが、それでも慣れてしまえば非常に面白いゲームだと言うのに異論はありません。
新規ゲーム者に対する圧倒的説明不足や、ざっくりと荒い作り、散見されるバグなど、文句を言いだしたらキリがありません。
まあその辺の指摘は散々前回で書いたのでとりあえず置いておくとして。

ゲームも中盤を超え、メインクエストが大きく動き出した頃には大体レベル50を超えてる位でしたか、流石にこれくらいになると、慣れもあるでしょうが戦闘もだいぶスムーズになってきてそう易々と死ぬことは無くなってましたね。
当初はほとんど役に立ってなかったV.A.T.S.システムもようやく使えるレベルになってきて、後半では多用するにまで至りました。まあ本音を言うとこういうのってFPSっぽくないのであんまり好きじゃないんですが、難易度的にかなりシビアなので、正直こういうのが無いとやってられなかったでしょう。
ゲームによっては後半に行くに従い、より難度が上がるっていう流れになると思いますけど、本ゲームの場合、実際そういうベクトルにはあったものの、自身のレベル向上がそれをいい感じで上回ったおかげで、逆に難度が下がっていった印象です。
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ゲームとしてはどうなんだそれ、って意見もあるでしょうが、単純に自分が強くなっていく過程を大きく感じる事が出来たので、そこは非常にRPGっぽくて良かったと思います。熱心に武器や防具を吟味し改造していった甲斐がちゃんと出ていたのは単純に嬉しかったですからね。

ちなみに伝説級の敵を倒すことで得られる武器にはランダムで特殊効果が付与されてますけど、かなり早い段階から、出血ダメージを追加するショットガンを入手できたのはラッキーだったかもしれません。
これがえらい強力で、ただでさえショットガンは強ダメージなのに、それに加えて追加で出血させて一気に相手の体力を奪っていくので、一発撃ちこんだら、あとはほっとけば勝手に死んでいってくれるので、ピンチの時にはとにかく活躍してくれました。これは結局最後まで大事に持ち歩いてましたし。

ただ、中盤以降になると、今度は無尽蔵のショットガンを手に入れ、なんとこれはリロード不要という恐ろしい武器。出血ショットガンの最大の弱点だった装填数とリロードが一気に克服されてしまい、出血ダメージは無いけど、もう無敵と思える強さを発揮しました。というかこれ、なんかもうチート臭すら感じる勢いですね。
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とはいえ、とにかく敵に囲まれてハチの巣にされるパターンが非常に多いため、レイダーや人造人間などの人型の敵の場合、近接戦闘に持っていくのが難しく、もっぱら多用していたのは遠距離ライフル系の武器でした。
ちなみに弾の種類によって威力が違うのか、序盤からゲット出来るパイプピストル系の武器はいくら改造しても、後半では性能不足感が否めず、ほとんど使い物にならなくなってましたけどね。後半では貯めに貯めた弾薬を生かしてプラズマ系のレーザーなど、ハイテック系の武器を愛用してましたが。

ところで使いどころを困ってほとんど使ってなかったパワーアーマーも、流石に後半では出番が多くなりました。たまたまフル装備で見つけた最高性能のX-01型を改造して愛用、でもデザイン的にはT-45とかの方が格好いいと思ったりもしましたけどね。でも性能が低いからほとんど活躍できなかったですねえ。
とか言ってたらもう1セットX-01を入手してしまう始末。
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シナリオ的には、各勢力に首を突っ込んでまんべんなくミッションをこなしていましたが、一番思い入れがあったのはミニッツメンですね。
一番最初に出会った勢力というのもあって思い入れが強いというのもありますし、市民を守るというこれまでにないくらい純粋かつまっとうな理念を持っていたので単純に同調しやすかったというのもあるかもしれません。各勢力のリーダーと比べてみても、ミニッツメンのリーダー(厳密にはリーダーではないけど)であるプレストンには、ある種のカリスマ性を感じたのでそこも良かったですね。
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B.O.S.はなんというか正義の押し付けみたいなもんを感じて違和感があったし、レイルロードの理念はまあいいと思うんだけど、とは言え今のこの荒廃した世界において命を懸けるほど最重要な問題なのかなそれ、という疑念があったし。
まあ最終的にどういう結末を迎えたかは、ネタバレになるので追々話しますが、基本的には自分はミニッツメンである、という気持ちでやってました。そのくせB.O.S.に加入とかしてるのは中々の八方美人ぶりですが(爆


ただクエストを進めていくと、おのずと拠点開放が多くなり、流石にそのままほっとくわけにもいかず、ほとんどの拠点をそれなりにクラフトして市民を呼び込んでたら、いつのまにか鉄すら不足する事態に(爆
拠点が多いと、それだけ敵に攻め込まれる危険も多くなり、まだ防衛がしっかり整ってなかった時にはあちこちひっきりなしに協力要請が来て大変な時期もありました。
まあその分、しっかりクラフトをして防衛ラインを作らなきゃならない、しいては資源が足りないからあちこち散策する必要がある、と結果的にやることが増えて、ゲームの飽きが来るのを防いでいたように思えます。
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MODに関しては、なんか仲間のロボットのキュリーが人造人間化した際に、地味になったなー、ロボットのままの方がまだ可愛かったんだけどなーと思い、それきかっけでキュリーの見た目を変えるMODを入れたりしてました。
でもこれ、それをやるために基本となるテクスチャMODをまず入れたりとか、公式のハイレゾテクスチャパックと相性が悪いのでパッチMODを入れる必要があるとか、結構てこずりました。
色々面倒だったので、それ以降は特に何も入れてませんね。MODって結局競合とか相性とか色々起こりやすいので、面倒くさくなってきちゃうんですよねえ。
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まあ見た目とか変えるの面白いし、クリアした事だし武器のMODとか面白そうだから興味はあるんですが。

なお、メインクエストをクリアした後は、DLCであるFar Harborをプレイ中です。これも結構なボリュームなので実際の所まだまだ終わりませんね・・・。


どうしたらいいのか良くわからん、という投げっぱなし状態に当初は相当苦労させられたものの、なんだかんだでハマってプレイし続け、結果的に非常に楽しませてもらいましたが、やっぱりもっとああすべきだったとか、こうすればもっと良くなったのに、とか、色々惜しい気持ちにさせられるというのは、結局最後まで拭えませんでした。

時折バグにも遭遇し、進行不能に近い状態になることもありましたし。B.O.S.のヘリに乗って行かなくちゃならないミッションで、本来そこに止まっているべきヘリが仲間の演習の流れ弾に当たって爆破、乗れなくなって先に進めなくなるという。空しくもヘリがあった場所にミッションマークだけが浮いている状態は「オイオイ・・」と思いました。
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まあこれ、ヘリに乗らなくともミッションは達成出来るからまだ良かったものの、車に挟まっただけで死亡とか、いくら話しかけても次に言うべきセリフが出てこなくなったりとか、細かいのは結構出くわしました。これ完全にバグ取りが出来てない感じですね。
まあゲームをやってるとわかりますけど、とんでもないボリュームで出来ることが多いので、いくらバグを潰しても潰しきれないほど広大な世界である、というのはあるのでしょう。それくらいとにかく規模がでかかったです。

最近MODの有償化を巡って炎上してしまったらしく、その煽りを受けてSTEAMのストアレビューとかが大変なことになってますが、ゲームの面白さとかは関係ないので、とりあえずお勧めです。
まあ前述したように序盤はとっつきにくさが災いして苦労が多いゲームですが、慣れれば面白いので、長く楽しみたいユーザー向けです。



ちなみに問題になっているMOD有償化についてはさして文句はない私ですが、皆が反発するのも理解できます。そもそもMODは既存ゲームの改造行為であり、本来ならば違法、著作権等を侵害している恐れがあります。しかしそれをメーカー側が黙認、容認することでMOD文化は発展していった経緯があります。
更に言うと、改造を容認する代わりに、大前提としてそれを販売するなどして儲けるなんてことはご法度、というのが当然ながら出来ていった、という歴史も見逃せません。(あまりに良くできていたMODはメーカー側からお墨付きが出て、正式に販売されたり、公式ラインナップに加わるなどの一部例外はありましたが)

今回のMOD有償化は、メーカー側からその歴史を大きく捻じ曲げる結果になるので、違和感を感じるユーザーが多いのだと思います。MOD黎明期のころから、MODを有料で販売してもOK、なんて寛大な処置が施されていたなら、もちろんこんな騒ぎにはなってなかったでしょうが・・・。でもそれは流石に無いでしょうから。
そう考えると日本の同人誌文化って、凄く不健康な発展を遂げたと思うんですよねえ。本当だったら、無償で配るか、著作権側にマージンが払われるかしないとMOD文化的には駄目だと思うんだけど、まあそれはそれこれはこれ、一口にそれだけでは解決しない泥沼につかるので、この辺でやめておこう(爆





さて、話がそれましたが、エンディング等、クエストの結末について、ネタバレになる部分に関して最後に話そうと思います。当然、プレイしてクリアした方のみこの先をお読みください。場合によっては、自分が通ったルートとは違う話になるでしょうから、クリア済みでもネタバレになる可能性がある点については留意してください。

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posted by KS(Koumei Satou) at 22:25 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする