2019年04月21日

誰が犯人か分かったけど、それより保険が下りるかどうかだな

Return of the Obra Dinnをプレイ、クリアしました。
という訳で今回はこのゲームの紹介と感想などを。
このゲーム、Lucas Pope氏が実質一人で製作したインディーゲームですが、その特徴あるビジュアルと、細部まで練られた世界観、古き良きアドベンチャーゲームの王道を行くような硬派なゲーム性で極めて評価が高く、これ程の物を個人製作するとは、この作者は化け物か天才か?と疑うレベルです。
ks_ObraDinn1.jpg

Lucas Pope氏と言えば、過去にPapers, Pleaseをリリースしており、これも極めて評価の高いゲームで有名ですが、実は私、個人的にあまりこのゲームにのめり込めなかった人間です。
Papers, Pleaseは入国審査官となり、入国者を審査して怪しいか怪しくないかをジャッジしていくゲームですが、ゲームが進むにつれ審査方法が複雑化していく中で、限られた時間の中で素早く審査していかなければならず、さながらパニックゲームに似た風もあり、そういうのが苦手な私はちょっとついていく事が出来ませんでした。

で、今回のReturn of the Obra Dinnです。
舞台は1807年のイギリス。4年前に消息を絶った商船Obra Dinn号が突然姿を現し、保険調査官である主人公は船を調べるため件の船に乗り込みます。
まるで昔の古い挿絵のような単一色のグラフィック。この中を一人称視点で自由に動けるだけでも中々の斬新な体験です。
この奇妙なグラフィックは、なんでも初期のころの古いパソコン画面を再現した物らしく、画像設定でマッキントッシュ等、当時の古いパソコン画面を表現した複数の設定から選ぶことが出来ます。
ゲームは公式に日本語化されており、非常に丁寧な翻訳がされているので全く問題ありません。
ks_ObraDinn2.jpg

さて主人公はこの船の中で、一体何があったのかを突き止め、損害額を査定し報告書を作成しなければなりません。
別に警察でも探偵でも無いため、失踪の原因を探るのが目的ではないものの、結局調べるうちにObra Dinn号の顛末を垣間見ることになりますが、その方法がメメント・モーテムという謎の懐中時計を使い、過去の残留思念を辿り、乗組員たちの死の瞬間を追体験することで謎に迫っていくというもの。

この謎のガジェットはObra Dinn号に乗船していたとされる人物から送られて来たもののようですが、詳細は分かりません。
失踪していた船の中で過去の残留思念を紐解いていく、という話を聞くと、同じく行方不明になっていた船の上が舞台の FPS「クリオスタシス」を連想してしまいましたが、ゲーム性は全くの別物です。
ks_ObraDinn3.jpg

過去のビジョンを垣間見ることにより、各乗組員の「安否」を突き止め、もし死んだなら「何が原因」で死んだのか、生きているなら「今どうしている」のかを調べて手記に書き記さねばなりません。
船に乗船していた乗組員が乗客も含めて60人近くおり、手記にはその名簿が同梱され、さらにその乗員の似顔絵もありますが、当然最初の内は誰がどんな名前でどんな顔をしているのか全く手掛かりがない状態から始まります。

残留思念を追う事で、手記には自動的に人物像が記載されていきますが、この人物の名前までは特定できないため、安否確認も含めてここは自分で推理していかねばなりません。
死の瞬間を垣間見るので、各人物の死因などは割と簡単に特定することが出来ます。しかし問題はそれが名簿の中の誰なのか?を突き止めること。
ks_ObraDinn4.jpg

このゲームは先に進んでいけば自動で手記が埋まっていって解決していく、というカジュアルな作りではないので、この辺は本当に様々な状況証拠を調べて自分で解いていく必要があります。
そのためゲームの方向性は違うものの、MYSTなどに代表されるような、かつてのアドベンチャーゲームを彷彿とさせるところがあります。
MYSTは安易にヒントをくれない不親切なゲームで、さりげなく散りばめられた謎を解くヒントを見つけ出し、観察・推理することでパズルを解いていく非常に難易度の高いゲームでした。

本ゲームもそうして、残留思念や、現状の船の様子などを観察し、自分でヒントを見つけ出していかねばなりません。
例えば残留思念の中で、ある人物がある人物に対し名前で語りかけるシーンなどがあり、これで簡単に人物名を特定できるヒントになりますが、こんなのはまだ分かりやすい方で稀です。

「ここに居るという事はもしかして○○の可能性が高い?」とか「そのセリフから察するに職業は○○?」とか様々な物から答えを導き出し、「誰が」「何をされて」「どうなった」のかを見つけて潰していきます。
これらの推理が正しかった場合、「特定された」と判断され、手記内で確定事項となりロックされて変更できなくなります。これで調査が進展していく毎に調査対象が除外されていくので、その後の推理がやりやすくなります。
しかしこの確定のタイミングが3名正解が出るごとに行われるため、恐らく総当たりによるごり押し調査を防ぐためのものと思われます。
ks_ObraDinn5.jpg

ゲームを進めていくと、残留思念を追って追体験するパートは早々と終わってしまい、あとはこれらの証拠を元に手記を完成させる作業に本格的に移ります。
正直、人によっては「え?これらの証拠や残留思念のヒントだけじゃ何も分からないんだけど?」と途方に暮れてしまうでしょう。
ですが、MYSTなどのゲームをプレイしたパズル好きなら、ここからが醍醐味です。実は本当に細かい所やさりげない場所にしれっとヒントが隠されているので、これらを見逃さないように探し出し、それを元に確定事項を増やしていきます。

そういう意味では、MYSTのような、非常に熟考して考察する必要があるゲームは苦手、という方には正直向いてないゲームかもしれません。
逆に私は、MYST系パズルは好物だったため、非常に楽しかったです。
しかし、ヒントの散りばめ方が非常に高度で、「流石にそれは気付かないなあ・・・」と言うのも多かったです。結局消去法で特定するケースが私の場合は多かったですね。
ks_ObraDinn7.jpg

実際はその方法に頼らなくても、ちゃんと特定できるヒントが殆んどの場合において用意されてます。
また、グラフィックが単一色の簡素なものなため、一見するとこの人物がどういう死に方をしているのか分かりにくく、死因を特定するのが困難、というのはネックとしてあるでしょうね。
ただこれに関しては、答えは一つに絞られてなく、これとこれとこれの死因なら全部正解、と複数用意されている場合があるので、あまり厳密に考えなくてもよさそうです。
それとヒントを探るため、あっちの残留思念を覗いて、今度はこっちの残留思念を覗いて・・・とあちこち歩き回る事になるので、そこはちょっと面倒に感じてしまいました。
後で簡単に閲覧できるようになると有難かったんですけど、それじゃあ散策する必要性がほぼなくなっちゃうし難しい所ですね。

とにかく今時珍しい、非常に硬派な推理と考察が必要になってくるゲームなため、人は選ぶ内容だとは思いますが、前述したように、MYSTのような熟考するタイプのゲームが好きな方、或いは免疫がある方には俄然お薦めです。
60人近くいる名簿の人物を全て特定するとか思うと絶望的な気持ちになりますが、少しずつ確定していって名簿が埋まっていくのは達成感があり、ゲーム体験ならではの物だと思いました。
ks_ObraDinn6.jpg

残留思念の描写や、過去に起きた衝撃的な事実の演出、シンプルでインパクトのあるグラフィックなど見どころも多く、見れば見るほどこれを個人製作したという事実に戦慄を覚えるのですけど、それくらい是非体験すべきゲームだと思います。
値段もさほどでもなく、ボリュームもそこまで大きい物ではありませんが、大半は推理に費やされるため、プレイ時間は人によってまちまちでしょう。
制限時間もなく、ゆっくり自分のペースで出来ますし、今度のGW、予定が無いなら、こういうゲームでじっくりと時間を潰してはいかがでしょうか。
Return of the Obra Dinnは現在STEAM等で購入可能です。



ネタバレになるので詳しくは言えないですけど、このゲームもクリオスタシスばりに結構な謎めいたストーリーになってますね。
そもそも残留思念を追えるメメントモーテムというアイテムも謎ですし。
でも、このガジェットを使って次々怪事件を解明していく、というプロットはメチャメチャ画になりそうで、これをベースに映画とか本当に作れそう。
うわ、ちょっと見たくなってきたぞ。

web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 22:38 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月11日

この声優、ノリノリである

今回はICEY(アイシー)というゲームを紹介します。
このゲーム、販売されてから結構経っており、評判も良かったので前々から気にはなっていましたが、中々手を出せずにいました。
まあ理由は、こういう2D系のアクションゲームが苦手で、買っても結局積んでしまうことが多かったからなんですけど。
ks_icey1.jpg

例えばコンボを決めて倒す必要があったり、格闘ゲーよろしくコマンド入力みたいな方法で必殺技やアクションを出したりする必要があったりすると、私はこういう反射神経が求められるゲームでは、そっちばかりに気を取られて全部のアクションに集中できなくなってしまうので、凄く何かがおざなりになって駄目プレイになっちゃうんですよ。

これがFPSとかだったら狙い定めて撃つだけだから単純でいいですけどねー(棒)
そのエイム能力がダメダメじゃん、というツッコミはさておき。


このゲーム、Switchなんかにも移植されたことがきっかけか、なんと完全日本語版になりました。つまり吹き替え込みの日本語版です。PC版やスマホ版では既に字幕の日本語化がされていましたが、この手のインディーズ系の小規模なゲームでここまでの日本語化は珍しいですね。

それを知って、今回購入の決め手になりました。「なんで?」って思う方もいるかもしれませんが理由は後述します。


ICEYは前述したとおり、2Dのオーソドックスなスタイリッシュ系アクションゲームです。勘の良い人ならキービジュアルで気付いた人もいるかもしれませんが、中国のデペロッパが開発したゲームになります。

昨今、中国産のゲームのクオリティがどんどん上がってきており、日本人とほぼ同じ趣味の萌え系ビジュアルも相まって、日本でも徐々に人気が出つつあります。
ks_icey2.jpg

で、このICEY、一見すると可愛い美少女による、良くある2Dアクションゲームなので巷に幾らでも転がっている物に見えるので「中国のデペロッパが頑張って作ったんだな〜」なんて適当な感想が浮かぶかもしれません。
でもこのゲームが評価されているのは、別にそこの部分だけではなく、いや実際2Dアクションゲームとしての出来もかなり良く、爽快感のあるゲーム内容になっているのは間違いないのですが、本質はもっと別の所にあります。

まあ既にあらすじや紹介記事などで明かされているため、ネタバレにならないと思うので書きますけど、このゲームは極めてメタ構造になっている世界観を楽しむゲームになっています。


まずこのゲームで私が第一印象で感じたことは、まさに2Dアクションになった「The Stanley Parable」である、というものでした。
このゲームでは常にナビゲーターと言われる語り部がストーリーなどを語ってくれるのですが、場合によっては「ICEYは矢印の方向に向かって進んだ」などと言う、指示に近いような内容の事もあります。

とはいえ、これはアクションゲームなので、その指示に従うかどうかはプレーヤーの自由です。仮に指示を無視するとナビゲーターは「は?」みたいな感じでそれに対し明らかに不満な態度を取ったりして、プイレーヤーの行動にいちいち反応してくるわけです。
ks_icey3.jpg

スタンリーをプレイした人ならもうお分かりかと思いますが、まさにスタンリーのゲームで行われていたメタ構造とほぼ同じ、つまりはこのゲーム、「どうしてもゲームを手順通りにクリアさせたいナビゲーター」と「あっちこっち散策して粗を探したいプレーヤー」のあくなき戦いを描いたゲームなのです。

以前、私がスタンリーのゲームを記事で紹介した時に、「本当はナレーターの会話は吹き替えで楽しめるのがベスト」と書いてました。ゲーム自体がナレーターとのコミュニケーションで成り立っているゲームなので、字幕ではなく耳に直接届いた方が絶対分かりやすいし臨場感があると思ったからでした。

もちろんそれは実に贅沢な意見なので、しょうがない事だとは思っていたのですが、それと同じメタ構造の本ゲームがまさかの吹き替えで楽しめると聞き、「そりゃあ買うしかない」と思ったというわけです。


ゲーム自体はよくある2Dアクションゲームですが、非常にスタイリッショに動き、非常に気持ちよくできているので完成度は高いです。必殺技などをコマンド入力によって出すようになってますが、必須ではなく、様々なアクションが用意されているので自分のやりやすい戦い方が出来るようになっているのは良いと思いました。
そして、自分が使いやすいアクションを貯まったお金を使ってパワーアップ出来るので、自分に合った強化が出来るのも良いですね。
ks_icey4.jpg

敵をひるませ気絶させるとボタンが表示され、それを押すと派手なアクションで敵にとどめをさせます。基本的には通常アクションで敵をピヨさせては大ダメージを与えて倒す、というコンボ戦です。これが結構気持ち良い。難易度EASYでこの手のアクションが苦手な私がテキトーにやっててもちゃんと成立してたので、親切設計でうまくデザインされていると思いました。

ただ、難易度をEASYにしてもボスなどはフツーに難易度は高めで、結構苦労することになると思いますが・・・・。

敵も味方もハメ技みたいな感じになることがあるので、この辺は意図的なのかテキトーなのかは判断しかねるところ。
ks_icey8.jpg

で、この硬派なアクションゲームをしながら、例のナビゲーターとのやり取りがある訳ですが、ナビゲーターの吹き替えを担当しているのが声優として有名な下野紘氏で、私はアニメにそこまで詳しくないので該当する作品が何かまではスッと思い浮かばないけど、少なくとも大体一度は聞いたことがある声だと思います。

その特徴ある声優さんが担当してるせいでICEYは「下野紘をいじるゲーム」などという変な異名が付いたようですが(爆)、実際これ間違ってないから困ったものです。


メタ構造はスタンリーよりさらに分かりやすくなっている印象で、大体ナビゲーターが強引にどこかに行かせようとした場合は「どっかに隠しルートが存在する」というヒントみたいなものなので、あちこち探索すると意図しない別ルートやショートカット、シークレットゾーンなどを発見できます。

あくまで寄り道はストーリーの顛末を変更するきっかけに過ぎなかったスタンリーに比べ、ICEYの場合はお金集めで隠し場所を探すことになるので、行動が自然とナビゲーターと対立するような構造になっているわけです。

もちろんそんなこと関係なく、「お前がそう言うなら逆の方行く〜」みたいな天邪鬼行動とりたくなりますけどね。

ks_icey5.jpg

こうして、ナビゲーターのいう事を聞かないと「ちょちょちょちょそっち行くなぁ!!」とか「何が不満なんだよ!」としまいには切れまくってしまうので思わずもう笑ってしまいます。下野氏がノリノリで演技しているのもあって、「やはりこの構造のゲームは直接耳に届くのが一番」というのを実感できました。


ちなみにゲームの正規ルートを外れると、結局は強制終了してリスタートしてしまうのはスタンリーと同じですが、最初からやり直しになる訳ではなく、あくまで最終セーブ地点に戻るだけです。そのため寄り道して正規ルートを外れようが、素直にそのまま攻略しようが、最終的にはラスボスにたどり着き、エンデシングを迎えます。

ですが、これはあくまで仮のエンディングです。実際には別にトゥルーエンドが存在してます。
トゥルーエンドを見るためには、全ての実績を解除する必要があるので簡単ではありませんが、実績のほとんどはゲームをクリアする際に必要不可欠な行動だったり、正規ルートを外れる事だったりするので、やり方が分かればさほど難しくはありません。どうやって実績を解除すればいいのかは、ガイドがあるので参考にしてみてください。

全ての実績を解除すると、パスワードを求められます。それを解析するヒントのテキストも出てきますが、これはかえって混乱するので無視した方が良いかも。要は関連する単語を入れるってだけですからね。


個人的にはトゥルーエンドを見ることは必須と考えてます。このゲームが伝えたかったことや、真相などがトゥルーエンドで語られているからです。
スタンリーとはまた違った、メタ構造による独特な展開を見せるので、やはりここまで見ないと勿体ないです。
こういうメタ構造のゲームはスタンリー含め色々他にもありますけど、ぞわっとするような不思議な違和感を体験できるのが魅力ですね。

我がブログでもメタ構造のゲームは色々紹介してきましたが、他にも色々ありますよね。ただ他の作品名を上げると、メタ構造の性質上それだけでネタバレになってしまうのがつらい所ですが・・・・。

ks_icey6.jpg


アクションゲームとしてもクオリティは高く、そんなに長丁場なゲームでもないのでサクっと終わらせることが出来ます。アクション苦手な人にはボス戦は結構苦労してしまうかもしれませんが、なにより独特なメタ構造の面白さが本ゲームの魅力なので、全力で下野氏をいじり倒しましょう(爆

ICEYはSTEAMで購入可能な他、Switch版やスマフォ版もあるようです。スマフォ版は吹き替えされてるかは未確認。


ところでこのICEY、あまりに特殊なゲーム性が話題になって、肝心のメインヒロインであるICEYちゃん自体が空気になってるのがちょっと不憫(爆
日本人にも受け入れやすい、凄く可愛カッコイイ姿してるんだけどなー・・・。
ks_icey7.jpg

うーん、そりゃひねくれてナビゲーターの指示を無視したくもなるか・・・・。


web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 20:51 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月30日

全世界のぼっちゲーマーに捧げる

さて早い物で2018年も終わりです。
今年最後は「Ravenfield」というゲームを紹介して終わろうと思います。

このゲーム、まだ早期アクセスのタイトルで、グラフィックも極めてシンプルでバリバリ未完成感が出まくっているゲームですが、非常に内容が気になり、結局自分は我慢できずに購入してしまいました。
ks_ravenfield1.jpg

内容をさくっと要約すると、いわば「シングルプレイのバトルフィールド」と言うと分かりやすいでしょう。
大人数による陣取り合戦というFPSなので、ゲーム性やルールがまんまバトルフィールドですし。

とはいえ、本家のバトルフィールドはマルチプレイのゲームであり、大人数で協力しながらプレイするのが大前提。しかしこのRavenfieldは、同じバトルフィールド系のゲームなのにも関わらず、シングルプレイ専用のゲームなのです。
と、いう事は必然的にプレイヤー以外のその他大勢は全員NPCという事になります。

そんなバトルフィールド面白いのか? というのが当然の疑問でしょう。
いや実際のところ、生の人間によるマルチプレイにNPC戦がかなうはずもありません。

しかしそれでもこのゲームが一部の人間に熱狂的に受け入れられ、需要があるのは、「気を使う必要も無く、気軽に合戦プレイを疑似体験できる」という所にあるのではないでしょうか。

この世には私みたいに基本的にオンライン対戦が苦手、FPSは好きだけどマルチプレイは基本やらないとか、マルチは普通にやるけど、毎回それだと流石に疲れるからたまには一人になりたい、という人たちは一定数居るわけで、そういった者たちにとってこのRavenfieldはまさにうってつけのゲームだと思うのです。

なお今の所日本語には対応されてませんが、別にストーリーも無いしゲーム中に英文が色々出てくるわけでもないので大して問題は無いでしょう。
一応詳しい日本語解説サイトもあるので詳しく知りたい方はそちらも参照のほどを。

さて、ゲームを始めようとすると、まずマップやNPCの人数、勢力のバランスなど基本的な戦場ルールを決めます。
基本的に、バトルフィールドのように複数ある陣地を占領して領土を広げていくというルールですが、デフォではマッチポイント制になっており、必ずしも全ての陣地を占領する必要はなく、300ポイントを先制した方が勝利します。

軍はEagle(青)とRaven(赤)チームに分かれており、デフォでは青チームです。マップは現時点でそんなに多くは無いですが、後述しますがMODで様々なマップが用意されてます。

ゲームを始めると、マップが表示され、複数自軍の陣地があれば、クリックしてスポーンポイントを決められます。これは死んだときやプレイ中でもEnterキーを押すと出てくるので、陣地が増えたら最前線の陣地にスポーンポイントを切り替えると良いです。
また武器も複数の物から選べ、タブ毎に色々用意されてるので、メインとサブウェポンを決めます。これもいつでも変更可能です。
ks_ravenfield2.jpg

マップにスポーンすると、仲間のNPC達がワラワラと目標陣地に向かっていくので、自分もホイホイついていきましょう。大概、陣地には戦車やジープ、ヘリなども置いてあるため、乗って行くのも手。何しろマップは基本的にかなり大きめなので、徒歩で行くと結構時間かかります。
とはいえ、恐らくゲームバランス的な事を考えてか、ヘリや戦闘機などの飛行系乗り物は非常に慣性が効き、極めて操作しずらいので、ここは基本NPC達に運転を任せた方が吉。

NPC達は結構賢くて、戦闘になるとちゃんと遮蔽物に身を隠しながら戦ったり、重火器があれば率先してそれを使用し防衛したりしてくれます。
あとは、もう敵味方入り乱れての大混戦。自分も含め皆大して体力は無いので結構あっさり死にます。それだけに連キルする事も多く非常に気持ちがいいです。勿論当然敵の数も多ければこちらとてあっさり死ぬわけですが。
ks_ravenfield3.jpg

基本フレンドリーファイアなので味方を撃ち殺してしまう事もありますが、まあNPCなので「てへっ」程度で済みますね(爆
まあ逆に味方の流れ弾が当たって死亡、なんて事もあるわけですが。

ただのNPC戦ですけど、AIがそこそこ賢いというのもあって戦闘は楽しく、夢中でやってしまいます。決着が一応ついてもこちらがゲームを終わらせない限り永遠に続くので、そのまま脳死のごとくプレイを続けてしまうこともしばしば。
気軽にFPSを楽しめるという意味においては、このゲームは非常に優秀だと思います。


デフォではNPCの数は50〜60人程度に設定されてますが、これを200人(100 Vs 100)以上に設定すると、戦場の雰囲気が一変します。
それこそワラワラと敵味方同士が人海戦術で怒涛の潰しあいとなるので、そのクッチャクチャぶりを楽しむことが出来ます。
正直なところ、人数が多すぎると、やったやられたの繰り返しになり、まったく敵の陣地を落とせなくなるので、戦略的には結構難しくなる印象です。

また、400〜500人になってくると流石に重くなってカクつきだしたので、300人くらいが限度かなあ、という印象でした。
ks_ravenfield4.jpg


マップによっては敵側が既に複数の陣地を取得済みの場合もあり、はなからこちらが不利になっている事があるので、人数バランスを調整するなどしてなるべく拮抗するようにすると良いでしょう。
どうも地の利なども影響するのか、バランスのいいマップは少なく、必ずどちらかに有利に働く傾向が強い感じです。


そして、このゲームは既にワークショップに対応しているため、様々なMODが既に出回ってます。カスタムマップは勿論、もっとリアルな大戦をイメージしたビジュアルに変える物とか色々用意されてます。
こちらは第二次大戦をイメージしたMODをいれてみたところ。非常に雰囲気は出たものの、NPC達までリアルな配色になったので敵味方の判別がつきにくくなって困った。
これはこのMODを以外に有効にしておくべきMODがあるので注意。
ks_ravenfield5.jpg


こちらは市街戦のマップ。公式マップがかなりシンプルなデザインの物が多いため、こんな風に結構作りこまれたマップで遊べるのもMODの魅力。
ks_ravenfield6.jpg

敵や味方のコスチュームを替えるMODもあり、これなんかはウルフェンシュタインの兵士になれるMODですね。だから何だって感じもありますけど。
ks_ravenfield7.jpg

ちなみに、カスタムマップの作成の仕方は有志の方が日本語ガイドを置いてくれているので挑戦したい方は凄く参考になると思います。
そしてやっぱりこれUnityで作られてるのね。


前述したように、未だ早期アクセスのゲームですが、順調にアップデートを重ねているようで、メニューからロードマップというのを確認でき、そこで将来どのようなコンテンツを追加する予定なのかをチェックすることが出来ます。
メニューにも出てきてましたが、RTSのように戦略に特化したモードも追加予定みたいですね。

現時点でゲームとしてはかなり出来上がっているので、普通に遊べます。グラフィックが簡素なのでそこは寂しいけど、軽量化の意味合いもあるだろうし、そこはあまり期待しない方がよさそうです。
ks_ravenfield9.jpg

私のようなオンライン苦手勢にとっては非常にありがたいゲームです。既にMODもあるため、中々に盛り上がっている様子で、こういうゲームって結構需要あるんだな、と思うとほっとします。
何でもかんでもマルチ特化のゲームばかり出てもらっても困るのよ・・・・。
とりあえず人見知りFPS好き勢は買っとけ、という感じです。こういう方向性のゲームって今時珍しいですし、応援する意味でも今の段階で買ってあげるべきでしょう。
Ravenfieldは現在STEAMにて購入可能です。



で、レビューで「是非ともマルチプレイ化を!」って意見があったけども、いや確かにこれでマルチ対応されたら楽しいと思うけども、だったらもうバトルフィールドやった方が良くない・・・・・?
ks_ravenfield8.jpg

まあ当然だけど私はバトルフィールドはやったことないですね。まああれマルチ専門だしね。
しかし、みんな本当にマルチ対戦好きだよね。
私は性格上どうしても気を使ってしまうため、緊張して全然ゲームに集中できなくなるのでほんと苦手。
でも、こういったNPC戦でもAIが凄く賢くなって、人間並みのリアクションがとれるようになって、とうとうNPCですら「うわ、ひでえ!」とか「オラオラどうしたよ〜」とか言い始めたら、皮肉なことにいよいよ私はゲームから卒業してしまうかもしれない(爆)




web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 22:31 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月16日

まあいいんだけどストア名があまりにヒネリ無くない?

今、ゲーム業界内がざわついております。
フォートナイト等で知られるEpic Gamesが、本格的にゲームのプラットフォームを展開してきたからです。
ゲーム・プラットフォームと言ったら、海外においては、あるいは国内でもPCゲーマーにとっては「STEAM」という存在が非常に大きくポピュラーとなっていますが、それに真っ向から立ち向かった格好になったのが今回話題として取り上げるEpic Games ストアです。
ks_epicgamesstore1.jpg

いまでこそSTEAMはゲーマーの間に浸透していますが、Valve社がSTEAMを展開し自社ゲームをそこから販売し始めた当初、そこからでないとゲームを起動できない、というプラットフォーム特有の仕様に対して当時のゲームユーザーは非常に反発的で、ただウザがられた存在でしかありませんでした。

しかし長い年月をかけて、大量のゲームラインナップ、購入したすぐにプレイ可能な手軽さ、頻繁に行われるセールキャンペーンなど、様々なメリットを充実させていった結果、ゲームプラットフォームを徐々にユーザーに侵透させ、一般化させていった経緯を考えると、並々ならぬ努力があってこその成功だというSTEAMの歴史を知っている古参ゲーマーからしたら、今更新たにプラットフォーム増やされてもウザがられて歓迎されないのでは?と思うのが当然でしょう。

つまり生半可な気持ちで新たなストアを展開しても失敗するのがオチだろう、ということです。
STEAM以外にも幾つかゲームプラットフォームは立ち上がって展開されましたが、正直STEAMの一人勝ち状態で、ライバルになり得るような存在の物は出ていません。それだけ、ユーザーの間で親しまれるような存在になることが難しい事が分かります。
だって、いちいちゲームをするのに複数のランチャーを立ち上げて置くなんて面倒以外の何物でもないでしょう。ひとつにまとめられるならその方が良いに決まっています。

ですが、今回のEpic Gamesはかなり本気です。2週間毎にピックアップしたゲームタイトルを無償配布するキャンペーンを実施。この第1弾が「Subnautica」という大盤振舞いさ。
このゲームに関しては我がブログでも過去に紹介したことがあるように、クラフト系サバイバルゲームの傑作タイトルのひとつ。それを無償配布っていうんだから、持っていない方は飛びつかない理由がありません。

まずはこれで興味を持ってもらい、ランチャー自体をインストールしてもらえばこっちのもの、という事でしょう。
とはいえ、既にフォートナイトプレイヤーなら既にランチャーはインストール済みという事なので、実は相当数のユーザーがEpicのストアを何もしなくても閲覧可能となるため、やはりこれを見越しての展開、という事だったのでしょうか。
ks_epicgamesstore2.jpg


一般的なゲームユーザーだと、Epic Gamesと言われてもピンと来ず、フォートナイトの会社、と言われて「あーそれがその会社なんだ」程度の認識かもしれません。
そういう人たちからすれば「フォートナイトで儲かったからって、ちょっと強気過ぎじゃない?」って思うかもしれません。
いやいやいや・・・・。知らない人のために言っておくと、Epic Gamesはフォートナイトで当てる以前から大きな会社でしたし、STEAMを出しているValveと長らくライバル関係にある会社です。

なにがライバルなのかと言うと、ゲームエンジン開発においてです。Valveはソースエンジン、EpicはUnrealエンジンを所有しており、両者共、エンジン利用者の獲得に躍起になっていました。
他にもいくつか有名なエンジンはありますが、最終的に生き残ったのはUnrealエンジン(UE4)とUnityでしょう。現在はこれが2強として語られることが多いです。特にUE4はリッチなグラフィックがウリで、映画のCGムービーとしても使われるほどの高クオリティを誇っています。
そのためエンジン開発においてはValveは完全にハブられた格好で、Epicが猪突猛進をしているのが現状です。
そして、見逃せないのは、このゲームエンジンが、今回のEpic Gamesストアと無関係ではない、という事実です。

UE4を使っている人なら分かりますが、UE4のランチャーと今回のストアは兼用であるため同じです。要するにUE4で開発している人も既にストアをインストール済みという事に加え、UE4で開発している人たちに様々な恩恵があることになるのです。
ks_epicgamesstore3.jpg

それを話す前に、UE4の現在に至る経緯を話しておく必要があります。
元々、UE4は月額制の高価なエンジンで、極めて業界向けのツールでした。ところがUnityの台頭に危機感を感じたのか、ある時から月額制をやめ、いきなり無料で配布し始めたのです。
これは別に有料版が別途あるという訳ではなく、全ての機能を無料で使えることを意味していました。
そんな事をして大丈夫なのか?と思いますけど勿論これにはからくりがあって、このエンジンで作ったゲームが、ある一定数以上の売り上げ(3000ドル以上)を上げた場合、その儲けの5%をEpic側に支払う必要があるわけです。

要は「利益が出たらこっちにも多少取り分頂戴ね」という事であり、マイナーなゲームを作って売って、わずかな儲けで終わるのなら逆にロイヤリティは発生しないわけです。
これで小さなデペロッパーや個人が非常に手を出しやすくなったため、実に面白い制度だと思います。
おかげで私もUE4を触りはじめ、今ではそれで仕事をしている身ですから、昔に比べて随分と間口が広くなったエンジンに生まれ変わりました。
まあブループリントは相変わらずチンプンカンプンだけどさ・・・・・
ks_epicgamesstore4.jpg

で、プラットフォームの話に戻しますが、
そもそもゲームプラットホームに自分達が作ったゲームを載せてもらうには、ロイヤリティ(手数料)が発生します。例えばSTEAMの場合、ゲームの売り上げの約30%をSTEAM側に支払わねばなりません。
なので開発者に入る収入は全体の約7割という訳です。聞いて思ったんですけど、結構手数料高いですよねこれ。
でもこの数値が割と一般的になり、現在でも大体この配分が多いそうです。

ところが、今回のEpicストア、なんと開発側が支払う手数料は売り上げのたった12%だと発表し、業界がざわつきました(笑)。
単純に考えてもSTEAMの半分以下で済みます。これは開発者にとっては実に有難い話なのは言うまでもない話。
更に前述した、UE4で開発したゲームの場合、売り上げの5%をEpicに支払うという件も、実はこの12%の内訳の中に入っているため、UE4で開発しているデペロッパにとってはエンジンツールの手数料分得することになります。

なのでUE4を使用している開発者がEpicストアからゲームをリリースするのは自然な流れでしょう。導入リスクの低いエンジンなので始めやすい、というのもあり、これを機会にUE4利用者が増えることが予想され、この相乗効果も絶大。
たとえUnityのような別エンジンを使っていたとしても12%手数料が破格に変わりはないため、これは今後の開発者側の選択肢として大きな存在感を放ったことは間違いありません。


という一連の話を聞けば、今回のEpic Games ストアが如何にSTEAMに対し本気で殴り掛かりに来たか、が分かると思います。
ゲームユーザー視点から見ると、開発陣の事情とかそんなの知ったこっちゃないって話かもしれませんが、このことにより両プラットフォーム間でサービス面での競争が起きる事は充分考えられ、STEAMも今後あぐらをかいているわけにはいかないという点では、ユーザーにも恩恵が返ってくるはずですので、私は今回のEpicストアの展開は歓迎しています。
まあUE4を使ってるって事もありますし、どうなっていくのか見守りたいですね。流石にSTEAMの牙城を崩すのは難しいでしょうが、どこまで食い込めるか見物です。
あとはセールとかどうなるかですよね。STEAMのようなお祭り的セールはやるのかな?
まあUE4アセットなら定期的にセールはやってますけど?




web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 23:04 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月09日

画像が荒い? そこは心の目で補完してだな

今回はサクっとマイナーゲームを紹介しようと思います。
インディーズ系のゲームをそこそこ追っかけているような人でも、今回紹介するゲームに注目している人は少ないんじゃないでしょうか。
殆ど話題にもなってませんし、私もたまたま見かけて勢いで買っただけなので、買うまではその存在すら知りませんでした。
PixelPunk XL」というゲームです。
ks_pixelpunk1.jpg

見た目でピンとくる人はそれ系のゲームをやっていた経験のある人かもしれません。それ系というのは、いわゆる「ディセント」タイプのゲームという事です。
ディセント系は一人称視点ですが、コックピットに乗っているような画面で、言わば戦闘機のような乗り物で移動し攻撃するタイプのゲームです。
とは言え機体はヘリのように自由自在に動き、回転も可能で天地がひっくり返ったままでも移動可能です。
トンネルのような施設内を移動し、天地が明確に決まってない超立体的構造になっているため、それに合わせて回転しながら移動していると、自分がどっちを向いているのか分からなくなって混乱しがちです。
そんな立体構造の中で現れる敵を倒しながら進むのは中々大変で、難易度が高いゲームとしても知られています。

このPixelPunk XLもそんなディセント系ゲームの一つで、トンネルの中を進みながら敵を倒していくという内容やルール部分を見れば、ほぼほぼディセントと同じゲームと言えます。
そしてそれを、非常にミニマムに、シンプルにまとめた、というのが本ゲームの特徴でしょう。

PixelPunk XLは、まず見た目がちょっと変わっていて、あえてドット数を荒めにした表示で、少しぼやけたようなグラフィックが売りになっています。
私はまずここがちょっと新鮮に写り、興味を抱きました。舞台となるトンネルデザインが初期ディセントにあったような、単純なデザインをベースにしていつつも古いが新しい、という8ビット系ゲームのような楽しさを感じられたからです。
ks_pixelpunk2.jpg

トンネルはうねうねと天地が平気でひっくり返るような構造をしていてまさにディセントを彷彿とさせるものですが、これはランダムでプロジージャル生成されるため、プレイするたびに構造も敵の配置も変わります。
このランダムで生成されるトンネル内を探索し、奥深くに隠されているアーティファクトを回収するのが目的です。



で、ゲームですが、これが結構難しい。
元となったディセントも難易度高かったゲームなのでさもありなん、という感じではあるのですが、移動自体はそこまで複雑な操作を必要としないため割とすぐに慣れるものの、とにかく敵がえげつない。

視界に入って来るやいなや間髪入れずに撃ってくるし、物凄い速度で接近し連続ダメージを与えてくる奴や、突っ込んできて自爆してくる奴もいて、かなり慎重に進んでいかないと「いやそれどうやって避けろと?」という攻撃を食らいまくることになります。
敵がたまに落とすアイテムからしか回復する手段がないため、出来る限りダメージは抑えたいところなのですが、敵と交戦するとどうしても被弾しがちで、シールドや防御もないので中々につらいところ。
敵と交戦するときは先手必勝で倒すか、カニ歩き戦法等でジグザグに移動しながら迎え撃つしかありません。
でも発見した時にはもう敵もこちらを視認し、既に撃ってることが多いので、避けるのが難しいのですよ。
ks_pixelpunk3.jpg

ひどいときは、部屋に入った際、待ち伏せするように背後や側面などの視界範囲外から撃ってくることもあって、そんなの避けようもありません。
そのため、常に警戒しながら慎重に進む必要があるのです。

やられると最初からやり直しですが、この際、同マップをリスタートするか、ランダムでマップを生成し直すか、を選べます。
リスタートすると、勿論マップ構造はそのままで敵の出現位置もほぼ同じになるため、死に覚えゲー的に攻略していく事が出来ますが、マップが異様に複雑化していたり、敵の出現位置がえげつなかったりして攻略が難しい場合は、無理にこだわらずさっさと再生成してやり直すのも手でしょうね。
ks_pixelpunk4.jpg

マップの構造によっては結構あっさりとアーティファクトを発見出来てしまう場合もあるので、この辺は非常に運の要素も強く、そのためローグライク的なゲーム性も大きいですね。

うねうねと天地が平気でひっくり返る構造は慣れてないと混乱しますが、部屋の一つ一つで見ればそこまで複雑な構造はしていないので、まだ把握しやすい方でしょう。
トンネルの曲がり角にさしかかった時、上下の移動で曲がるような体制になっていると、敵が居た場合非常にやりずらいので、私の場合は曲がる前に必ず機体を回転させて角度を調整し、横移動で曲がれるような体制にしていました。
トレイラーをみると、高速で移動してスピィーディな攻略をしたくなるけど、時間制限もないので、敵がいないのであればゆっくり焦らず先に進むことが肝要です。


ちなみに、グラフィックパターンは3種類用意されていて、デフォのPixelated、ネガポジ反転のようなワーヤーフレームチックな表現のToxic、それをモノトーンにしたWhitishがあり、見た目的に綺麗なのはPixelatedなんですが、実はゲーム的にプレイしやすいのはToxicの方だったりします。
何故なら、こっちのモードだと敵の輪郭が非常にハッキリするため、Pixelatedの時よりも早く敵を発見出来、先制攻撃をすることが可能だからです。この差はかなりデカイ。
Whitishだと色分けされてないぶん、Toxicより視認性は落ちますが、それでも見やすい方です。
ks_pixelpunk6.jpg

アーティファクトを回収すると、回収した色によって中ボス面がアンロックされ、それぞれのボスを倒すと最終ボス戦がアンロックされます。
ボス戦は別になにかトリッキーな事をする必要も無く、ひたすらボコればいいみたいですけど、流石にボス戦だけあってかなりムズイです。
最初はやられまくって心が折れ、そっ閉じしそうになってしまいましたが、ある攻略法に気付いたらあっさり倒せてしまい、最終ボス面もそんなに苦労せずあっけなくクリア。なんなら中ボス戦の方が難しかったような・・・・。まあこれは運もあるかもしれない。
ks_pixelpunk5.jpg

攻略法はネタバレを避けるため、伏字にしておきますが、どうしても倒せなかった時に反転させて参考にしてみてください。
青ボスの場合:→スタートしたら、その場からあまり動かずそこからボスに向かって撃ちまくる。ザコが攻撃してこないので楽ちん
赤ボスの場合:→こちらもスタート位置からあまり動かず、遠方で出現するザコを倒しまくる。折を見て前進し、倒して落ちたアイテムを一気に回収してボスに浴びせまくる

まあ何というか、この攻略法が成立してしまうというのは、ちょっとゲームバランスとしての詰めが甘いって事だと思うので、少し残念に思う所ではあるけど、そんなわけでひょっとしたら修正入って簡単には倒せなくなるかもしれないって事はご了承くださいね。


カジュアルな見た目だけど結構難しい、ランダム生成でローグライクな所もあるって事で、サクっと短くプレイ出来る暇つぶし系のゲームとしてはそれなりに良くできているゲームなんじゃないでしょうか。
日本語は無いですがストーリーもセリフが出ることもないので支障は無いでしょう。動きもスムーズで気持ち良いし、シンプルで幾何学的なデザインも格好良いですね。
ただ、色々残念な部分も見受けられるため、少々惜しいというのは正直なところ。まあマイナーゲームですし、価格も500円ワンコインで買える程度なので、変わった見た目に魅かれたなら買うのはアリです。
マイクロコズムとか、あんな感じで狭い所を突き進むシチュエーションが好きな人にもたまらない物があるかも。

PixelPunk XLは現在STEAMにて購入可能です。


ところでDescentは新作がもうじきリリースされるという話がでていて、実は結構HOTな話題だったりした?
ちなみに、例の元祖ディセントシリーズもSTEAM上のカタログに追加されており、現在も遊ぶことが可能です。確か私は昔コンシューマで遊んだ経験があるけど、面白いんだけど難しすぎて詰んでしまってましたね。
いや、このゲームを当時のコントローラーで操作するのは流石に無理があったと思うんですよね・・・。今のスティック付きコントローラーならいざ知らず、やっぱ正確なエイミングが必要になってくるのでマウスが無いとちょっと厳しいかもですね。
ks_pixelpunk7.jpg




web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 22:49 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする