2019年12月01日

え、終わり? いやその時点でまだ中盤なんで・・・・。

今回は今更感もあるのですがFarCry5、及びFarCry NewDawnについて感想を書こうかと思います。

FarCry5をプレイしてクリアしたのもだいぶ前の話で、やっと感想を書く気になったのですが、それも続編扱いのNewDawnをクリアしてからにしよう、なんて思ってしまったため、余計に時間がかかってしまいました。
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さてFarcryシリーズは過去作の34についてもここでレビューしているため、Farcryシリーズがどのような物であるかを殊更詳細に書くつもりはありませんが、まあザッと解説すると、広大なオープンフィールド内を自由に駆け巡りながら、敵に占拠された拠点を徐々に開放し、自分達のテリトリーを広げ、最終的に敵勢力のボスを倒すFPS、というような内容のゲームです。

さて今回のFarCry5も、4の時点で既にもう基本ベースとなる物があらかた固まった感じなのか、もう3や4の内容とさほど大きな違いはありません。

そういう意味ではゲーム性においては、前作4とほぼ一緒と言っても差し支えないため、新鮮な驚きと言う点においてはあまり期待は出来ない、というかそれを求めるべきゲームではない、という事が言えますね。

もちろんFarcryシリーズをプレイしてきたファンからすれば、面白さは保証されているも同然なので安心してプレイ出来る、ともいえるわけですが。


今回はアメリカの片田舎モンタナ州ホープ郡が舞台。そこに「エデンズゲート」なるカルト宗教団体(通称ペギー)が幅を利かせ始め、何やら怪しい企みを実施し死人まで出てることを鑑み、地元の警察が首謀者であるファーザーことジョセフ・シードを逮捕すべくエデンの拠点に向かったのだが・・・・というお話。
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というわけで今回は何を考えてるのか全く分からない不気味なカルト団体が相手という事で、敵の厄介さでは今回がトップでしょうね。

敵としてのカリスマ性で言ったら前作のパガン・ミン程じゃないにせよ、目的達成の為なら暴力もい問わず話が全く通じない相手という事で、厄介さというタチの悪さで言えば随一でしょう。


というわけで主だった拠点は全てペギー達に占拠されてしまったため、これを取り戻すのはこのシリーズではお馴染みのミッション。

また今回の5で特徴的なのは、ファーザーには3人の弟子達がおり、彼らが村の3エリアを牛耳っているため、まずはこの各弟子たちを倒していく必要があります。
倒す順番はオープンフィールドなので自由ですが、ジョンの地区から始めることが推薦されています。
拠点を開放したり、民間人を助けたりしてXPを稼ぎ、一定値まで貯まるとボス戦への道が開かれるようになってます。

こうして3人の弟子を倒して初めてファーザーの元にいけるようになるわけです。
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また今回から新たに導入された要素として、仲間のNPCを連れていく事が出来るようになりました。

要は相方となるNPCが常にサポートしてくれるわけで、お供に連れていけるメンツも人間から動物までさまざまで、
単純に火力不足を補ったり、索敵をサポートしてくれたり、援護射撃してくれたりと個性があります。

そこそこ活躍してくれるのでただのお荷物とはなってない印象です。逆に、乱戦になるとこっちがあからさまに不利になるバランスなので、常に誰かにサポートして欲しい感じはありますね。

ゲームが進むと、同時に2人まで連れていく事が可能になります。
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ただ拠点攻略におけるステルス戦では、任意の敵を倒すように指示を出せたりするんですが、正直まどろっこしくて面倒に感じてしまい、殆どその機能は使うことは無かったですね。あくまで失敗して乱戦になった際のサポート役で使ってた感じでした。

この辺うまく使えば面白いのかもしれないけど、いちいち指定してコマンド出す事さえメンドク感じちゃうタチなので・・・。


あとはいつものFarcryです。FPSとしての楽しさはいつもながらでクオリティは高く、オススメ出来ます。
3人の弟子のエリア毎に情景や敵の雰囲気も変わっていくのでそれなりに違いがあり楽しめました。
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ただ今回はアメリカの片田舎、という割と映画や他のゲームなどで見慣れた光景と言うのもあって「もともとそんなに新鮮な絵図じゃない」というのは確実にウィークポイントだと感じました。前作ではヒマラヤ山脈という珍しい場所だったので面白かったんですが。


あと、個人的に残念に思ったのは、今までの主人公は名前を持っていてセリフもあるような、ちゃんとキャラが作られていたんですが、今回から急に無口の名無しになってしまいました。他人からは保安官(ルーキー)と呼ばれるだけで、主人公の素性も語られません。

Faecryシリーズは、この主人公と、敵対側との対話も魅力だったので、それがあくまで受け身になるだけになったのは非常に不満です。

そういう意味では、今回のストーリーは結構強引と言うか、色々ツッコミどころが多いと言えば多い。
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武装したカルト集団に村が乗っ取られた、というのはいいけど、倒しても倒してもワラワラと何処からともなく教団の一味がやってくることになるので、「お前らどっから湧いてきたんだよ」ってつい思ってしまいますね。

まあこれストーリー上洗脳させられているので、かなりの数の人間が居るって事みたいですが・・・。


それと、今回の物語、我々日本人からするとかつてあの大惨事を引き起こした例の教団を思い起こしてしまう為、かなりセンシティブな一面を持っていると言わざるを得ないんですが、話のオチも含めて、かなり疑問視してしまう人は居るかもしれません。

ちなみに、この辺のカルト教団周りで良く流れる曲はポストロック・アンビエントで有名なHammockが担当しています。

彼らの楽曲を知っていれば、聴いた瞬間にあ、彼らだ、と気付く位Hammockの曲なのですが、それがカルト教団の曲として使われているのはちょっと複雑な気分(笑

まあ彼らの楽曲って他の楽曲と違い、かなり異質なので解らんわけではないですがね。
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で、総評としては、ゲームとして、FarCryシリーズとしては及第点の面白さを持っているのでオススメ出来るのですが、残念ながらストーリーはかなりヒドイというか、正直途中でブッタ切られた感が半端ありません。

実際、ストーリーに関しては、さほど間も開かずにリリースされた次回作FarCry NewDawnで後日談が語られているため、
結局New Dawnもプレイしないと物語は完結しません。
なので、正直これだけでストーリーを語るのは難しくなってます。


というわけでオチも含めたストーリー周りについての詳細は、後半のネタバレ枠で解説します。

NewDawnについても純粋な5の後日談であるため、あらずじを語っただけでネタバレと化してしまうため、こちらもネタバレ枠での解説としますのでご了承のほどを(というかNewDawnのストア解説でも思い切りネタバレしてるし、この辺もはやどうでもいいのか・・・)。

理由はネタバレで後述してますが、今回の5、正直NewDawnとセットで初めてコンプしてると言えるので、必ず両方購入し、続けてプレイすることを推薦します。

購入を検討している方は是非ともご一考を。


FarCry5、及びFarCry NewDawnは現在Steamにて購入可能です。





さてこれ以降はネタバレの話(NewDawnのネタバレ含む)になっていくので、プレイ済の方のみ進んでください。





で、Farcry5の主だったストーリーは、
「ファーザーが神からの啓示を受け世界崩壊の危機を知った為、弟子たちを使って来たるべき崩壊の日に備えて準備を進めていたが、異を唱える人たちから妨害を受け、結局失敗して崩壊の日を迎えてしまった」という話ですね。
これが極めて胸糞悪い。

ファーザーは当然良かれと思ってやっているのだが、それが理解されない。それで主人公含む一般人たちは抵抗し、妨害してしまう。
だが最終的にファーザーが正しかったことが証明されてしまい、主人公だけが生き証人となることに。
この、「よかれと思ってやっている」というのが実に悪質な書かれ方をしています。
何故なら、お世辞にも「良かれ」と思っているように見えない、一般人は実験体にされ、抵抗した物は容赦なく殺されるか洗脳されるか、という極端ぶり。
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強引すぎて全く言い訳にもなってないし、いくら相手がカルト教団だからって、あまりにもコミニュケーションの不和が過ぎないかと思えてしまう。
作り手の意図がどこにあるかは伺い知れませんが、主人公サイドが怒りにまかせて抵抗一辺倒だったのを「本当にそれは正しい行為なのか?」と問いているのでしょうか。

実際、過去作において、毎回勧善懲悪ではない、常に「こちら側にも何か問題があるのでは」という事が込められていたように思います。
ですが、今回に限っては、明らかにその見せ方が失敗してるように思います。これで主人公サイドになにがしかの落ち度があるかのような描き方は無理があり過ぎるからです。
相手側の行為があまりに常軌を逸しているので、逆にこのような状況においてもなお中立的、平等的な考えを持てる人は、ある意味ちょっとおかしいじゃないかと思えるレベルです。、
なにより問題なのは、このゲームがオープンフィールドで自由に動き回れるゲームであるにも関わらず、ストーリーに関してはほぼ一本道であるという事です。

途中で、「なんかこれでいいのかなあ」とか仮に疑いを持ったとしても、結局3人の弟子を倒す以外の選択肢が用意されてません。
にもかかわらず、主人公サイドの行動の是非を問うようなオチの持って行き方は、「じゃあどうすれば良かったんよ・・・」と釈然としない気持ちになるに決まっているわけで、この辺は実に雑だなあ、と思わずにはいられません。
まあ結局のところ、NewDawnという後日談が出たことで、「結局話しの途中だったのかよ」ってオチがついてしまったのですが・・・。

ここでようやくNewDawnの話です。


前述したとおり、5の後日談であるため、世界崩壊から数年後、という設定です。
たった数年で核汚染が無くなるもんなのか?というツッコミは置いといて、その核の影響なのか、外の世界は美しい花々で咲き乱れているという一風変わった情景に。
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現実味があるかはともかく、個性的な絵図らにはなったので、個人的には面白いポイントです。
舞台も荒れ果てすっかり様変わりしましたが、5と同じ舞台なので、馴染みの場所も多く登場します。
もうぶっちゃけ、FarCryのゲームでマッドマックスがやりたかっただけだろ、とまだツッコミたくなる気持ちを抑えて(爆、
まあストーリーも今回はそんな感じで、いわゆるヒャッハー的な「ハイウェイマン」という連中が各コミューンを牛耳ったので、それを開放して追い出すのが目的です。
なお主人公は保安官ではなくなってしまい別人ですが、相変わらずの無口です。うーん。

ただNewDawnは過去のFarCryシリーズと違い、かなり色々と新たな試みが成されています。
まず、サバイバルゲームのように部品を集めてそこからクラフトする要素が加わりました。
というか、お金の概念がないため、結局武器も乗り物も全てクラフトしていかねばなりません。この辺はいかにも世紀末感があって良いですね。
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また、中心となる拠点を強化していく事で、各機能が使えるようになっているので、最初の内はファストトラベルすら満足に行えません。
素材集めのために、別途アーケードみたいなミッションが用意されていたり、拠点を開放しても素材はちょっとしかもらえないけど、一旦また敵に受け渡し再度取り返すと沢山報酬が貰える(ただし敵は強力に)など、色々新要素も多く、かなり新鮮味を持ってプレイすることが出来ました。
この辺は単純にゲームとしてアップデートされ面白かったです。
ただゲームとしてはDLC+αくらいしかないので、明らかにボリューム不足なのが不満点。あと武器のカズタマイズ性が無くなったのもちょっと不満でしたね。

これで本編なみのボリュームがあったらさぞ楽しかったろうにというのが惜しい。それくらい今回の新要素を楽しめたので。
で、ストーリーは後日談、ってことで、5での主要な一部の人達も再登場し、例のファーザー率いるエデンの連中のその後も描かれています。
個人的には、このストーリーは5と違い中々良かったと思います。
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利益のみ追求するハイウェイマンと静かに暮らしたいだけだったニューエデンは対立し、主人公サイドはエデンと同盟を結ぶことに。
この時点で出てくるファーザーはすっかり聖人側に寄っており、「なんで最初からそうしなかったんだ」感が凄いですが(爆
最終的には彼を生かすか殺すかを主人公が決められます。

既に罪を受け入れる覚悟が出来ているファーザーに対し、私の場合まあ落とし前を付けるためにも死んでもらいました。
憎いとかそういう事ではなく、因果応報、という意味での決断ですよ。


正直な話、5とこのNewDawnがセットになってひとつのゲームとして出ていれば、あの5の胸糞悪いEndもあくまで途中経過で終わるのでここまで悪印象にはならなかっただろうし、ゲームとしても非常にメリハリの利いた物になっていたであろうから非常に惜しい気がします。
だとしてもそれではとんでもないボリュームと質になってしまうから、まあ普通は分けるよなあ、というのは理解できるんですが・。・・・ねえ。
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それにしても、ファーザーをここまで弄んだ神の存在とはいったい・・・・。

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posted by KS(Koumei Satou) at 23:31 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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