2018年05月27日

VRデバイスを外して現実に戻った時の違和感もVR体験のひとつ

Oculus Go 買いました。64GBモデル。
まあ衝動買いってやつですが、VRの仕事をしているにも関わらず個人では一切そういったVRデバイスを買ってなかったので、最初に買うものとしては良いんじゃないかな、というざっくりした言い訳もあるっちゃありますが。
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仕事でこの手のVRデバイスのハイエンドに位置するOculus RiftやHTC Viveを触ってきた身としては、その下位に位置するGear VRとかその辺のランクに近しいOculus Goに対し、はたして満足できるかどうか怪しい感もあり多少迷いはありました。
が、周りのあまりに高い評価に背中を押された感じですね。

買う決め手には大きく3点あって、まず一つは値段。64GBで29800円、32GBなら23800円という安さ。ハイエンドのVRデバイスは、だいぶ安くなってきたとはいえ、未だ5万円以上する高額商品。
まあ大体この辺りの価格が適正価格になりそうな気もしますが、現状この手のハイエンドデバイスは未だ有線なのでコードがゴチャゴチャしており、遊んでいるうちに絶対邪魔になります。これが決め手の2点目で、VRデバイスを買うなら絶対コードレス化してからじゃないとダメだと思っていたので、コードレスなOculus Goはその点で魅力に映りました。

あと3点目、これが特に大きい。なにがって、メガネINのまま装着可能ってことです。
Oclulus RiftもViveも、基本メガネを外して着けなくてはならず、度の調整なんて気の利いた物も入ってないので、画面は常に少しぼやけた状態でしか楽しめませんでした。まあ無理して着けたまま装着も出来なくは無いですが、想定されてないので目の周りがメガネで圧迫されて無茶苦茶痛いです。
Oculus Goは当たる感じもなく、違和感なく装着出来るのでグッドです。というか何故今までこの辺無視されてきたのか謎過ぎ。
オプションで度付きレンスを付けることも出来るみたいですが、サービスが全部英語でしか紹介されておらず敷居が高かったのでパス。


ワイヤレスという事でパッケージは極めてシンプルです。
本体とコントローラ一つに、申し訳程度のマニュアルと、充電用のUSB、など。
メガネ用にスペーサーが入ってましたが、これは着けなくても問題なかったです。というかこれは度付きレンズ用かな?
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ワイヤレス製品ですが、登録やセットアップなどは基本スマートフォンを使います。この辺は全部日本語化されてるので問題ありません。
利用にはOculusアカウント、あるいはFacebookアカウントが必要です。
ただ、私はここのセットアップでまさかのトラブルに見舞われました。
Wi-Fiに繋げる際、我が家ではセキュリティの関係上、MACアドレス(Wi-Fiアドレス)を記入しデバイスの利用許可を設定しないとそもそも使えないのですが、なんと困った事にGoのMACアドレスが分からない。
設定とかにその記載もないため、このままでは使えません。
ネットで調べてみると、やはり普通に記載されてないみたいで、裏技的に開発者モードで起動し、アンドロイド端末でコードを入力みたいな、「・・・・は?」な解決法しか載っていなく、そんなの面倒だしアンドロイドも持ってないし無理、ってなってしまいました。
今やこの手のセキュリティは古いやり方みたいなんで切り捨てられた結果なんでしょうが、はてどうしたものか・・。

すると、Wi-fiの管理設定で、今繋がろうとしているデバイスのアドレスが表示されていることに気付き、3つほどデバイスの名が出ていたので、「ひょっとしてこれかな?」みたいな感じでテキトーに許可設定したら、無事、認識されました。
本当にこれで良かったのか若干の不安もありつつ、とりあえずは結果オーライ。にしても、しょっぱなからこんな調子でアクシデントに見舞われて、本当に大丈夫か、買って失敗だったのではと、ちょっと心配な気持ちに。

その後、無事セットアップも完了。ようやく触れるようになったので、数日触った感想を。
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前述したように、メガネを着けたままかぶれるのが素晴らしいですね。違和感もありません。
ただ、ベルトでしっかり頭をホールドしようとキッチキチで長さを固定したら、目への圧迫感があり、数分着けてただけで痛くなってしまいました。どうもガチガチ固定はあんまりよろしくないみたいですね。
そこで、両脇のベルトは割と甘い長さにして、真ん中のベルトは短めにして、基本真ん中のベルトが頭を支える、みたいな形にしたら、負担もあまりなく良い感じになりました。
もっとも、これだと首を振ったりしたときにずれて画面がぼやけたりしちゃう事もあるんだけども、まあそこはメガネをクイってしてるのと一緒ですかね(爆
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画面はとっても綺麗で申し分なし。スペックはそんなに高くないGoですが、画質に対しては不満は特にないですね。
ハイエンド機器のように外部センサーで位置を拾ったりはしないので、首の向きとコントローラの位置くらいしか認識しないため正直あまりインタラクティブ性に富んだゲームは出来ませんが、とりあえず数は揃ってます。

ジャケ買い的に見た目で購入したDeadalusというゲームは、パズルゲームかと思ったけどガッツリとアクションゲームでした。
ジェットパックみたいな飛行法で移動して、目的地まで移動するというシンプルなゲームですけど、周りのグラフィックは幾何学的て格好良く、操作方法も結構直感的でストレスなく遊べるので気に入っています。
ただ、フワーっと落ちていく挙動になるので、割と酔いやすい部類のゲームになるかも。酔い止めの効果とかも全然入ってないので、そういった気の利いたゲームは今後に期待、という所でしょうか。
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今後の課題という点では、Oculusストア自体はメニューは日本語化してるものの、ストアの中身はほぼローカライズされてないに等しく、殆どのアプリが英語のみ、レビューも英語ばかりで良くわからないという有様なのは問題です。
言語フィルタすらないし、そもそもストア自体の出来が良くない。
これはRift用のPC版Oculusストアの頃から全く変わっておらず、本気で世界で売っていく気なのか、ストアを見る限りヤル気が全然伝わってきません。
まあ代理店もない状況ですしまだニッチ市場ではあるので致し方ない事ではありますが、ここが改善されないと、あくまでニッチなだけで終わってしまいますから頑張ってほしい物です。


そんなわけで、まだゲームもGear VRの遺産に頼ってる状況なので、正直出来のいいアプリは限られてます。
Monzo VRというプラモを組み立てるというアプリを買ってみたものの、回転をコントローラのパッドで行うのだけど、全く思うように回転させることが出来ず、リセットも出来ないのでイラっと来てしまいました。なんかまだテキトーに操作をバインドしてるだけの印象がありますね・・・。
全くゲームにならないので、速攻で返金。幸いなことに、殆どのアプリは買ってから数日以内、遊んだ時間が30分にも満たないのなら、割と簡単に返金要請に応じてくれます。返金はスマフォのOculusアプリで行い、設定で購入履歴から申請できます。

まあなんというか、Goのコントローラもちょっとパッド操作が難しいんですよね。ストアとかでリストのスクロールをパッドをなぞることで行うのですけど、とにかくあまりうまく動きません。行って戻るみたいな挙動にすぐなるし、スッと動かずその場でプルプルしちゃったりとか、どうも動きが不安定でやりづらい。
ひょっとしてコントローラの初期不良に当たってしまったか?と疑ったけど、人差し指で動かしてみたら、今度は本来のタッチパッド操作のようにスムーズに動いたので、要するに親指でパッド操作するのにちょっと無理があるのかも。
なので編み出したのがこんな握り方(爆 これならスクロールもストレスなしだぜ! ・・・メニューボタンは押しづらいけど。
まあ親指でスクロールするときは、スッとパッドの外まで指をなぞるとか多少コツや慣れが必要そうです。
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個人的にいいなあと思ったのは動画鑑賞。NetflixとかならそのままGoで鑑賞できるし、ストリーミングでPCにある動画も再生出来るので、何も内蔵ストレージに入れることなく動画を楽しめます。
基本的に2D動画なら、シアター的な背景をバックに視聴できるのだけど、大概どの動画再生アプリも表示位置の変更に対応しているため、寝そべりながらの視聴も可能。個人的にこれが実に有難いです。

ただ、デフォで入っている動画再生アプリだと、再生できないファイルも多かったので、ストアにある物を使用するのを推薦。
無料の物もあるけど、個人的には有料のPigasus Vr Playerが良かったです。細かく設定できるし、VR対応の動画とかだと、自動的に判別して出してくれたりしてお手軽だったので。(これはそうでもなかったみたい。でも画像処理はきれいで再生オプションも充実していてお気に入りです。なお無料版もあるらしい
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PLexという無料のメディアサーバーソフトを使ってPCと連携して使ってます。
前々から病気で寝込んだりしたときにTVを見ることも出来ず、退屈で仕方が無かったため、今後はそれから解放されそう?
寝ながら鑑賞は普通にやりたかったので、Goはこれで活躍してくれそうな予感。あとはこれで録画した番組も見れるようになったら最高、これはPC側をなんとかする必要がありますな・・・。

UE4を触っている人間としては、当然UE4で作ったフィールドをGoに持ってけないかと思いますわね。実際出来るみたいなんですけど、ここをやりだすとまた魔境に入ってしまうので、今回はおあずけ。でもいずれトライしてみたいですね。


ゲームの出来とかコントローラとか細かい不満はあれど、初のVRデバイスの個人購入としては、良い買い物をしたのではと思ってます。
普通にVR入門としてはお手軽で良いですし、スタンドアロンでワイヤレス、メガネIN装着OKが素晴らしい。
他の安価なスマフォ装着型VRのクオリティと臨場感がどれだけの物か試したことないので比較は出来ないのですが、まあ明らかにそれよりかは出来が良いのは間違いないでしょう。

なんというか、プロダクトのデザインも含め、初期のiPhoneに近い印象を受けますね。
全くかゆい所に手が届かない、不満も挙げたらキリがないが、どうにも憎めない、妙に可能性を感じる辺りは、如何にもアップル製品を彷彿とさせます。
下手なスマフォVRを買って安物買いの銭失いをするくらいなら、2万円くらいふんぱつして、Goを買った方が絶対お得だと思います。
現状、アマゾンとかで買おうとすると転売品しかないので、普通に公式のOculusのサイトから買うのが良いです。、
送料無料でだいたい3日前後で着荷するので海外発送にしては早い方ですよ。
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勿論、ハイエンドVRも今後手に入れたいと思ってますが、前述したとおり、コードで繋がっているのは嫌なので、そんなハイエンド機器が出たら、ようやく購入検討ですね。
というわけで、同じOculus社のSanta Cruzには期待してます。まあまだ先の話ですけどね。




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posted by KS(Koumei Satou) at 23:47 | Comment(0) | ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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