2017年07月23日

イモさえあれば何でもできる

ちょっと今回は変わり種のゲームを紹介します。
と、言っても要はCookie Clicker系のゲームって事なんで人によっちゃ大して変わり種では無いでしょうけども。
SPACEPLAN」というゲームです。
安いので軽い気持ちで買ったら、中々の内容だったのでちょっと書いてみようかと。
ks_spaceplan1.jpg

まずこのゲームを紹介する前に、Cookie Clickerとは何ぞや、って話になるわけですが、ゲーム好きなら一時期大いに話題になったWebゲームですので、今更説明する必要もないでしょうけど、ざっくり説明すると、「ひたすらクッキーを作り続け、それを倍、さらに倍、もうさらに倍、とどんどん量産していくゲーム」って事になります。

クッキーはクリックすることで一枚焼くことが出来るので、ひたすらマウスを連打して焼くことになりますが、正直それだけではラチがあかないので、クッキーを焼くおばさんを雇ったり、クッキー畑(?)を作ったりして自動生成していきます。これを増やしていくことにより、クッキー生産率が飛躍的に向上していきます。
ks_CookieClicker1.jpg

最初は100枚単位だったクッキーが千枚単位になり、一万、百万、気が付くと天文学的な数にまで達していく様は変な達成感が湧いてきます。
この、徐々に生産量が倍々ゲームで増えていくのがこのゲームの醍醐味といえるでしょう。
後半になるとクッキーを焼くために宇宙に飛び出したり時空を超えてしまったりと、バカバカしさとユーモアに溢れたゲームで、ゲーム好きの間で話題になりました。
最初こそクリック連打で頑張るゲームですが、後半は自動生成する工場なんかを作っては見守る放置型のゲームになっていきます。
他の事をやりつつ、たまに覗いては生産量をチェックする、という感じになり、片手間にちょちょといとやる、というカジュアルさも特徴ですね。
ちなみに当時は英語版のみでしたが、非公式ですが日本語版も今ではプレイ可能です。


当然その後、このシステムを真似た亜種ゲームが次々登場、さらにゲーム性を高めたものや、一部そのシステムを取り入れたような部分的な物まで色々出ました。
そして今回紹介する「SPACEPLAN」も、そんなCookie Clickerの流れから生まれたゲームです。

Cookie Clickerが話題になったのもかれこれ数年前の話なので、このタイミングでクリッカーゲームというのもだいぶ今更感はあるのですが、SPACEPLANは数あるクリッカーゲームの中でも、結構本家のゲーム性にかなり近い、ある意味で正統派な亜種ゲームと言えます。
ks_spaceplan2.jpg

もっとも、全く同じではただのパクリゲーですので、SPACEPLANは本家とは大きく異なる点があります。それはストーリーがしっかり用意されている事です。
詳しい説明はあまり成されませんが、どうやら主人公は宇宙での長い航海をしている最中で、何かのトラブルで何処にいるかも分からないような遭難状態になっている模様。そんな中ある惑星に到着します。その惑星が一体何なのかを調査し、話が進んでいく一風変わったコメディタッチのSFになっています。

宇宙船を管理するAIが(詳しい説明がないので助手かもしれないけど)、色々と報告をしてくれるのですが、彼がかなりウィットに富んだ会話をしてくるので、これがとても面白いです。正式に日本語対応されているのですが、かなり質が高いのでありがたいですね。

で、ゲームの方はというと、まごうことなきCookie Clickerです。調査するにも電力が無いので、クリックすることでワットを発生させて電力を貯めていきます。
電力を自動で生成するには、イモが使われます。・・・イモ?
ks_spaceplan3.jpg

他に電力を生み出すものがなかったようで。確かにイモから電力を得るっていうのは科学の基本中の基本ですけどね。そういうわけでクッキーならぬイモを大量生産して電力を蓄積し、人口衛星や着陸ポッドなどを量産して惑星を調査しつつイモも量産していくわけです。
この辺はほぼCookie Clickerと同じですね。
ゲームを終わらせた後もしばらくの間生産を自動で続けてくれる機能もあるので、放置ゲーとしてもかなり優秀です。まあ正直なところずっと見守り続けるようなゲームではないですが(爆

作った衛星やポッドは画面中央の惑星ビュー上に小さいですが表示されます。後半になると巨大な建造物まで建てていくのでなんだがイビツな事になってきますが、この辺のカオスな感じもCookie Clickerゆずりな感じがしますね。
画像は非常にシンプルで非常にあっさりしてます。主人公の乗る宇宙船もドットでしか表示されませんし、惑星も単一色の丸でしかないですし。
個人的にはこのミニマルな感じも好きですが。
ks_spaceplan4.jpg


ストーリーが進んで惑星の正体が明らかになると、物語は大きく動き出します。というわけで本ゲームは大きく分けて2パートに分かれており、後半のパートでだいぶ本家のゲームに比べて差異が露になってきます。要するに他のクリッカーゲームにはない要素が絡んできます。
ちょっとしたアクション要素というか、そんな一風変わったゲーム性も加味されてきて、謎めいたストーリーも相まって、先が気になってきます。
アクションを起こすにも大量のワットを消費するため、失敗するとまた蓄電しなければなりません。そのため、ただひたすら貯めているだけだった電力も大きく使い道がでてくるため、いかに量産するかが重要になってきます。この辺はうまいやり方ですね。
後半のパートになってくるとかなり物語もブッとんだ内容になってくるので、はたして皆ついていけるのかどうか疑問ではありますが(え
ks_spaceplan5.jpg

ラストはネタバレになるため詳しくは言いませんが、かなり凝っていて必見です。SF好きには「これあの映画まんまだよね?」みたいなシーンも飛び出してニヤリとすること請け合いです。
ただ、もともとこのゲームがホーキング博士の著書からインスピレーションを受けた事で出来上がった物であることを鑑みるに、実は結構ハードSF的な内容をはらんでいる匂いがします。ユーモラスな展開でオブラートに包まれてはいますが、実際の所じっくり考えると「なんでそうなるの?」みたいな疑問が大量に湧いてくるので、結構モヤモヤが残ります。

展開が早すぎるというか、説明があんまり成されぬままポンポン進んでいくような感もあるので、個人的にはギャグなのかマジなのかよくわからず???みたいなことも散見されました。この辺はフツーにおバカな展開として受け流した方が正解なのかもしれませんけど・・。
ks_spaceplan6.jpg

とはいえ、しっかりストーリーを語り、エンディングも用意されているCookie Clicker系は珍しいので、この手のゲームをやったことのある方なら充分楽しめる内容だと思います。
ちゃんと終わりが用意されている関係上、永遠と作り続けてそれを眺めてニヤニヤする、といクリッカーゲームの醍醐味に関しては少々希薄であることはトレードオフ的に仕方がない事ではありますが、まあこの辺は個人に託されている部分なので、すぐに終わりたくなければ先延ばしにしてどんどん量産体制を作れば良いだけですけど。

というわけで、プレイ時間は「いかにイモを必要以上に作り続けたか」によって大きく異なるので何とも言えませんが、通算で3〜4時間程度で終わる内容です。
実際には放置する時間も含まれるため、私の場合クリアまでに数日かかってますけどね。
ks_spaceplan7.jpg

有料のクリッカーゲームという点で躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、もともとそんなに高くないし、値段分の価値はあるゲームなので、ちょっと片手間にプレイしたい放置ゲーをお探しなら、お勧めですよ。
SPACEPLANは現在STEAMで購入可能です。



そういえばこれ以外に結構やってたクリッカーゲームがあって、みんな大好きSakuraシリーズから出た「Sakura Clicker」というゲームがありましてね・・・。
えーっと、もうこれ説明するのもバカバカしいのでご想像にお任せします(え
人前でプレイすると変な誤解を招くので十分注意して下さいね。
ks_SakuraClicker1.jpg

あ、いや充分誤解を受けても仕方ない内容ではあるか、こりゃ。




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posted by KS(Koumei Satou) at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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