2016年12月18日

フッこいつの危機管理ザルだな

今回はReplicaというゲームを紹介します。
元々Steamにてリリースされたゲームですが、スマフォ版も出たので、今はそちらの方がオススメです。
何故かというと、スマフォの方がゲームの内容と非常に合っているからです。
まあ値段的にスマフォの方が若干安いというのもありますが。
ks_replica1.jpg

さてこのReplicaというゲーム、そんなにガッツリとボリューミーな内容の物だとは思わない方が良いと思います。
アドベンチャーゲームですが、エンディングに辿り着くまでにはそんなに長くはかからず、選択肢によっては、一瞬で終わってしまうような事さえあるからです。
そういう意味では古き良き時代のゲームっぽい内容で、あっけなくゲームオ−バーになる、というテイストの物と言うと理解しやすいでしょうか。


このゲームは、とある場所に幽閉された主人公が、そこに置いてあったスマフォをいじくったことで物語が展開する、という一風変わった内容になってます。
そのため、画面はまんまスマフォの画面になっており、操作の仕方もまんま同じになってます。ちょっとAndroid風の操作ですが、画面はiOS風ですね。
Steamでは、手で持っている体の背景画像が付きますが、スマフォ版ではまんま画面がそれと同じになるため、臨場感がとてもあり、そういう理由でスマフォ版がオススメな訳です。
ks_replica2b.jpg

あえてドット画風の荒い画面になっているため、全く見分けが付かないとかそういう事では残念ながら無いのですが、メッセージが届くとちゃんとバイブと共に上から表示が出るなど、中々の再現度なので「他人のスマフォをいじってる」感は凄く出ていると思います。

しかし、当然ながら他人のスマフォなので、パスワードがかかっていて、ゲーム冒頭から全く中をうかがい知ることすら出来ません。このままでは、何も進展しないので話が全く進みません。
かといって何かのイベントが発生して自動で解除されるなんて事もないので、「自力でセキュリティを突破しなければならない」という、何とも不可思議なミッションからスタートするわけです。

この時点では何が起きているのか、何をすべきなのかもサッパリ分からず、しょうがないので私は緊急電話を使って、例の「緊急の電話番号」を押してみたら、しっかりそこに繋がったりとか、芸が細かいなーとか思いつつ、でも問題解決にもならないので、仕方なく現状ある物からなんとかパスワード解除になりそうなヒントを捜すことになるのですが、この辺は非常にさりげなくヒントが散りばめられているため、最近の親切なヒントを出すゲームに慣れている人にとっては中々の難易度かもしれませんね。
ks_replica3.jpg

無事セキュリティを突破すると、ようやく物語の全貌が見えてきます。ここはあらすじにも出ているしネタバレにならないと思うので書きますが、このスマフォの持ち主はテロ容疑がかけられており、その真偽を明らかにするため、スマフォの中にそれを裏付ける証拠が無いかどうかを捜すよう、国の保安部から依頼を受ける、という形で進んでいきます。

と、いうわけで、もう見も蓋もない言い方をすれば、他人のプライベートを勝手にのぞき見するという、なんとも複雑な気分にさせられる奇妙なゲームなのです。

展開としては、スマフォの持ち主の名前やアドレスといった基本情報を確認するところから、知人、場所、最近の行動、といった具体的なところまで徐々に調べ上げていきます。

まあスマフォアプリとかを使っている方なら当然の周知でしょうが、スマフォの中のアプリにもアカウント管理などのセキュリティが施されているので、またもやパスワードを突き止めなければならなかったりとか、すべての情報がそう簡単に取得できるわけではありません。
これらを解こうにも、MYST並にヒントはさりげなく置いてあるだけなので、気付かない人は一生気付かないかも、レベルのヒントもあり、難易度は結構高めです。

ゲームを進めていくと分かるのですが、国家保安部がアプリの使用を制限していてアクセス出来ないみたいな状況になっており、今私たちが住んでいる政治状況とは結構異なる事が臭ってきます。
そこから感じ取れる世界は、1984などに代表されるような恐怖政治の世界であり、一気にきな臭い雰囲気が漂い始めます。
勘のいい人ならこの時点でだいたい展開が予想できてしまうと思うので、これ以上はあまり話さないでおきますが、まあとにかく最近のゲームにしては非常にストレートなまでにメッセージ性の強いゲームだという事が言えると思います。
ks_replica4.jpg

ゲームは前にも言ったとおり、展開によってはあっけなく終わることがあります。12種類のエンディングが存在し、そのうちの幾つかはいわゆるゲームオーバー(バッドエンド)扱いというわけです。
どれが一番正しいエンディングなのかは恐らく明確にはされていないでしょうが、それはともかく、これら全てのエンディングを見つけるのは至難の業でしょう。
やはりヒントなどが極めてそっけない、あるいはヒネた物が多いので、自力で見つけるのは相当に難しく、あっという間に行き詰まる事が予想されます。

このゲームの一番惜しい点がそこで、かなり難易度が高いので、このゲームの魅力の半分も理解出来てない時点で、嫌になってしまってやめてしまう人が続出しそうです。
そのため、どうしても分からなくなったら、後略記事やヒントをググると良いと思います。本来そういうのは出来ればやりたくないでしょうけど、このゲームにおいては、そんなに恥ずべき事では無いでしょうね。あまりにもわかりにく過ぎるので。
この辺は、Please, Don’t Touch Anythingを彷彿とさせる所がありますね。絵柄といい、実際影響受けてるんじゃないですかね。なんかまんまあのゲームみたいな描写もあるので。


ちなみにこのゲーム、セーブ出来ないようですが、実際どうなんでしょうか。一旦なにがしかのエンディングに到達しないとセーブ出来ないとか言われてますが、設定の位置情報サービスをONにしたらレジュームが効いたような気がするんですけど。
それ以降は普通に再開できてますし。でもそれキッカケだったのか良く覚えてないのでハッキリとは言えないんですけど。気のせいかな。
ただ、スマフォ版の方は普通に再開出来るのであまり気にしなくて良さそうです。
ただまあ再開するたんびに、セキュリティロックを解除しなきゃならないので、「あれパス何だったっけ?」ってなって翻弄してしまう事もありましたが・・・。

ミニゲーム的な内容というかそういう体験に近く、覗き見出来る箇所が意外と少なめとか、更に難易度が高いせいで攻略記事の検索必須になってるのが惜しいですが、正々堂々とプライベートをのぞき込むという、なんとも奇妙な体験が出来るという点では、中々面白い試みのゲームだと言えるので、一見の価値はあると思います。
STEAM版(PC)の他に、iOS版Android版も出ています。臨場感という意味ではやはりスマフォアプリでのプレイを推薦します。
最初から日本語化もされているので安心です。
ks_replica5.jpg

まあこのゲームが言いたいことは明確で、かなり直球ではあるけど、別の角度では各個人のセキュリティ管理を再認識させる、という側面も持ってる気がしますね。
とにかくサービス側が定期的にパスワードを変えろだの、色んな文字の組み合わせを使えだの、要求が多いせいで結局なんのパスワードだったか忘れてしまうという本末転倒な事態になりがちな昨今、そのせいでパスワードを適当に入れてしまう人も多そうですからね。
このゲームでも絶対みんな、まず試しますよね、
1234、とか・・・。

え、私のパスワード? やってるわけないでしょうが!
あー怖い怖い。




web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhoneアプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック