2015年10月04日

大和艦隊が一撃で轟沈だと!?

飛び飛び更新ですが、今週はなんとか書きます。
来週はまた忙しくなるからまず更新できなさそうなので・・・。

まあ、とは言ってもこれといって書く話題がなかったんで、なんかネタないかなーと思って押し入れを物色したら、中々良い物が見つかりました。

「Naval War(ネイヴァル・ウォー)」というカードゲームです。
結構古いゲームで、買ったのもいつだったか良く憶えてません(爆)。

アバロンヒルという、戦略系のウォー・シュミレーションゲームを数多くリリースしてきた、割と有名なメーカーが出していたカードゲームなんですが、このゲームは普段のアバロンヒルが出しているようなガッチガチの戦略ゲームではなく、割とルールがシンプルで誰でも入り込みやすい内容のゲームになってました。
ks_navalwar1.jpg

とはいっても、やっぱりテーマは軍艦による海戦という、戦争がテーマなんですけどね。


ところで軍艦といえば、もはや「艦これ」ブームのおかげで、かなり注目を浴びてきたジャンルですよね。
私もちょくちょく艦これはプレイしたりしてるんですが、自然と軍艦の名前を憶えてしまっている自分に気づくという(笑)。

実際、このゲームの効果で今の若者達が日本の軍艦の名前をちゃんと言える、という、なんだか奇妙な事態が起こってます。
軍事物が好きな父は、この事態を「話が通じる人が増えた」と大変喜んでました(笑)。実際、戦車や戦闘機に比べたら戦艦って超ドマイナーなジャンルでしたからねえ。

まあそんな訳で(どんな訳だ)、そんなブームの遙か昔の80年代に出た本カードゲームは、元々和訳を付けての販売もされていないゲームでしたが、戦略ゲームを扱う雑誌「タクテクス」がNo.32でルールを載せたことで、それをプリントした物を添付して輸入盤を販売したお店もあったようです。
実際、私も買ったときは、タクテクスの和訳ルールのコピーが添付されてました。


さて、このゲーム、要は艦隊を組んで敵の艦隊とボコスカ撃ち合い、より多くの艦を沈めたプレイヤーが勝ち、というきわめてシンプルな内容のゲームです。
ks_navalwar2.jpg

用意されている戦艦カードは、日本はもちろんドイツ英国アメリカイタリアと様々。日本は誰もが知るところの大和はもちろん、武蔵に長門、金剛シリーズもしっかりあります。
あくまで戦艦と空母のみなため、駆逐艦のような小型の物はありませんが、とりあえず有名どころは皆押さえてある感じですね。

戦艦カードに耐久力が書いてあるんですが、大和と武蔵が9ポイントでドイツのビスマルクを抜いて堂々のトップです。海外の人たちから見ても、この2艦は特別だというのが分かります。
ks_navalwar3.jpg

この戦艦カードを並べて艦隊とし、行動カードという、所謂アクションカードを5枚手札としてプレイします。
行動カードは主に艦砲射撃による攻撃という事になるのですが、この射撃カードには口径が書かれており、自分の持つ艦隊の口径と合ってないと使用できません。
自分の戦艦と合う射撃カードがあれば攻撃可能で、相手のどれかの戦艦の横に置くことができます。書かれている数字の分だけダメージを与えたことになるわけですね。
ks_navalwar4.jpg

これでダメージが蓄積されていって、耐久力値に達した場合、その船は文字通り轟沈します。とどめを差したプレイヤーに沈めたカードは渡り、これはポイントとなります。
なお、空母は艦隊の中で特殊で、必ず艦隊の最後尾に位置し、他の戦艦が全てなくならない限り、相手は空母に対し攻撃できない、というルールがあります。そのため中々沈めることが出来ないのです。


しかし攻撃はこれだけではありません。特殊攻撃という物も存在し、これが実に驚異。
機雷カードは、置かれただけで全艦隊にダメージが入るという嫌なカード。掃海艇カードで取り除かない限り、延々と艦隊の耐久力が-1とか-2の状態になるので厄介です。
潜水艦カードも存在し、サイコロを振って5か6が出れば、狙った艦を一撃で轟沈させることが出来る恐ろしいカード。
「潜水艦は戦艦の天敵」というのは、艦これをやったことがある人なら良く分かってると思いますが、まさにこれはそれを忠実に再現しています。
ks_navalwar5.jpg

これらの特殊カードは自分のタイミングでプレイすることが出来ず、引いたら即座に実行しなければなりません。なので温存は出来ないようになっています。

ちなみに空母もサイコロを振ることで攻撃するタイプで、1が出たら相手を轟沈させることが出来ます。ですが確率が低い上に、やるとなったら行動カードによるプレイはお休みしなければならないので、割とリスキーです。


もっとも恐ろしいのが水雷戦隊カード。これは特殊攻撃ではないですが、場に出してもすぐには攻撃できず、1ターン待たねばならないという特殊なカードです。
その間に他プレイヤーは総力を持ってこの艦隊を沈めなければなりません。なぜなら、もし倒せずに一週回って攻撃可能になったとき、サイコロを振って出た目の分だけ、指名されたプレイヤーの艦が沈められてしまうからです!
もし、5とか6とかが出てしまったら目も当てられません。一気に艦隊ごと沈みかねないので、最凶のカードと言えましょう。
ただ、通常攻撃しか受け付けないとはいえ水雷戦隊の耐久力は4しかないので、出しどころを間違うとあっさり沈められてしまいますけどね。
ks_navalwar6.jpg

こうして、特殊な攻撃も繰り出しつつ、行動カードの山札が無くなるか、プレイヤー1人を除いて脱落するかでゲームが終了します。獲得した戦艦カードのポイントを合計し、最終的に100ポイントに達したプレイーヤーが勝利します。(耐久力がそのままポイントとなる)
ks_navalwar7.jpg

艦砲射撃による攻撃はチマチマとダメージを与えていく物なので、割と地味な展開なんですが、潜水艦や魚雷艇カードによる一撃必殺もあるので、めまぐるしく戦況が変化する事も往々にしてあります。
あの大和ですら、一撃で沈みかねないのですから、なんとも儚さを感じます。まあやられたら「ふざけんなあぁぁ」って感じですが(爆)。
艦隊が1隻とかになってしまうともはや風前の灯火で、堪え忍ぶのみになっちゃうのは残念ですが、艦を追加するカードで意外と持ち直すこともあり、一発逆転もあり得ます。
硬派なアバロンヒルのゲームにしては、かなり大胆なシンプルルールなので、割とオススメのゲームです。
運の要素が高めなのはご愛敬。

まあとっくに絶版のゲームなんでそれをオススメするのもどうかとは思いますが・・・。


デザインがシルエットのみという、なんとも潔いシンプルなカードなので、ちょっと物足りないと思う人は多いかもしれません。個人的にはこういうの嫌いじゃないんですけどね。
ただ、やっぱり不満に思ってる人は多いのか、カードを自作して豪華版を独自に作っちゃってる人が結構いるみたいです。

ちなみに、BGGのNaval Warのページの画像一覧に、カード全種類の高画質画像が公開されているので、これをプリントアウトして自作すれば普通にプレイ出来てしまいます。
あ、でも和訳が無いんですよねえ。タクテクスno.32に載ってるらしいのでそれを探すのもあり? ていうかこれも絶版か・・。
ks_navalwar8.jpg

世界の戦艦が入り乱れてボコスカ撃ち合うなんて、硬派な軍事オタクからは「オイオイ」って突っ込まれそうな内容ですが、もう「艦これ」では擬人化された上に謎の艦隊とボコスカ撃ち合っちゃってるし、とっくに突き抜けちゃったけども。



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posted by KS(Koumei Satou) at 21:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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