2013年01月13日

来んな、マジでこっち来んな!

Hauntというゲームをプレイしたのでその感想とかを。
これ、無料で提供されているゲームで、無料という割にはかなりクオリティの高いゲームです。
MODっぽいですけどスタンドアローンで動くため、他に必用な物もありません。Win用Mac用共に用意されており、Windows版は32ビットと64ビット版で別れています。
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今回このゲームをプレイした事で初めて知ったのですが、このゲームにはそもそも元祖となるゲームが存在し、これは言わばそのファンメイド的作品、オマージュに近い物だったようです。
元となったゲームは「Slender」というゲームで、海外では有名な都市伝説、「Slenderman(スレンダーマン)」をモチーフにしたホラーアクションゲーム。多少国内でも話題になってたっぽいですが。


スレンダーマンとは、ひょろっとした体型に異様に背が高いスーツ姿ののっぺらぼうで、森の中で出会うと病気に感染させられてしまうと言われています。要するに日本で言う口裂け女とかあの手の化け物の話で、出所は分からないけどいつのまにか誰もが知ってる妖怪話のような典型と言えるでしょうね。

元祖となった「Slender」というゲームは、森の中を懐中電灯一本で彷徨い、あちこちに点在する8つのメモを集めるのが目的のゲーム。しかしその森には例のスレンダーマンが徘徊しており、彼に捕まらないように逃げ回りながらメモを捜さなくてはなりません。
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この元祖となったゲーム、とにかく途中セーブも効かないので異常な難易度。地図も無いしこれといった目印もないのですぐ迷子になります。そんな中で突然スレンダーマンが音もなく近づいてくるので結構ビビリます。勿論捕まったら速攻でゲームオーバー。心臓に悪い・・・。

あまりの怖さと理不尽な内容に海外では一部のゲーマーの間で話題になったようで、それが元で次々にこのゲームの亜種やファンメイド的な作品が登場、ちょっとした一大ムーブメントみたいになってる模様です。
そのため、この手のゲームの事を総称して「スレンダーゲーム」と呼ばれるように。
敵に対し反撃の手段を持ってないため、プレイヤーは逃げるかやり過ごすしかないというのがこのゲームの共通性。なのでそういうタイプのゲームならばスレンダーゲームという部類に入るのかも。


今回紹介する「Haunt」も、まさにその流れの中で生まれたゲームの1つのようですね。

ゲームの内容は元祖のSlenderと全く一緒。夜の森林公園内を彷徨いアイテムを集める事が目的です。勿論プレイヤーは武器は持たず、懐中電灯しか持ってません。(何故かブラックライトも持参してるけど。壁に照らすとそこには・・・みたいな)

しかし元祖のそっけないグラフィックに比べると、とてもファンメイドとは思えないクオリティで、雰囲気だけ見たらかなり幻想的で非常に魅力ある代物に仕上がっていると思います。どうやらベースはUnityなようですね。
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ゲームをスタートすると、森林公園の中に入っている主人公。雨が降っており、環境は最悪。
少し歩くと手前に車が止まっており、バインダーやバッテリーがあるので拾っておきます。どうやら懐中電灯はつけっぱなしにしてると切れてしまうようですね。あんまり多用できないようです。公園内は暗くて視界は悪いですが、幸い全く見えない訳でもないので、普段は懐中電灯無しでも充分歩けます。
バインダーはTabキーで呼び出せ、ここで回収したアイテムを観閲できます。全部で10個のアイテムを集めねばならないようですな。
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しかし、入った途端に早くもスレンダーマンの洗礼を受けること請け合い。目の前に青白く光る人影が見えたかと思ったら、次の瞬間にはもう捕まってジ・エンド。相変わらず容赦ない・・・。

出現位置はこれといって決まってないので、本当に突然やってきます。しかし出現前に必ずノイズのように画面が乱れるサインがあるので、そうなったら近くにスレンダーマンが居る証拠。キリキリと嫌なノイズ音と共に画面が乱れだしたら、とにかく一目散にダッシュして逃げるのが吉です。ある程度距離を置くと追ってこなくなるので、とにかく逃げるの一手。ただしダッシュもやり過ぎると当然のように息切れして一時的に走れなくなるので、普段から走ることは出来ません。


反撃できないのは元祖と全く同じなのでとにかく逃げ回るドキドキのゲームですが、元祖に比べると改善点も。
公園内には道案内の看板が各所に配置してあるので、これが地図の代わりになります。全く手探りで歩くしかなかった元祖と違いずっと親切ですね。建物などのマークで示されたポイントには大概アイテムが落ちてるので、そこを目指します。
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しかしそれでも目印が少ないゲームなのには違いないため、迷いやすいのは確かです。途中道を遮るようにスレンダーマンが現れることも多いので、逃げてる内にどっちを歩いてたか分からなくなることもしばしば。

もうひとつ、各所に置いてあるタイプライターの存在。ここで一旦ゲームをセーブすることが出来ます。これも有り難い。数は決して多くないですが、いつでも何度でも使用可能なので、アイテムを拾ったら一旦ここまで戻ってセーブするのが良いでしょう。
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ただ、これらの救済処置があってもなお、難易度の高いゲームには違いありません。
スレンダーマンとの追いかけっこも慣れてくると受け流すようにやり過ごせるようになってきますが、とにかくふいに現れることも多いため、逃げたつもりが突進してしまってた・・なんてこともたまにあります。

それと道の側にある建物なんかは割とすぐに発見できますが、全部の箇所が分かりやすい場所にある訳でもないので、時には森の奥へと足を踏み入れる勇気も必用になってきます。

しかし森の中でたまたまアイテムを発見したのもつかの間、スレンダーマンに捕まってやり直しになると、森の中なんて適当に進んでただけだから途方に暮れる、の繰り返し(爆)。
スレンダーマンはアイテム付近に出没することが多いようなので、とにかくアイテムの入手前後はかなり危険。逆に言えば、スレンダーマンがよく出没する付近にはアイテムがある可能性が高いとも言えるでしょうね。
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しかもスレダーマンの近くにいるとプレイヤーが錯乱するのか、たまに勝手に元いた場所まで強制移動させられることさえあります。これも厄介。


最初の内は幻想的なグラフィックも相まって楽しんでいたんですが、流石に後半になってくると森の中をあてもなく探し回るゲームになってきて、いささか鬱陶しくなってきます。
カギを拾っておかないと行けない場所も多いので、とにかく公園内を何度も往復させられる羽目になり、その度にスレンダーマンとの追いかけっこに付き合わなければならず、いい加減ちょっと辛くなってきました。

元祖のゲームではアイテムを拾う度にスレンダーマンの出現率が上がるらしいので、多分このゲームの場合も同じ傾向がありそう。アイテムを7個集めた所までは行きましたが、クリアするまでやるかは微妙な所です。
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ここで紹介しといて何なんですが、やはりこの手の「反撃できない逃げるだけのゲーム」は性に合わないですね。
とは言えバンバン殺しまくるランボータイプのゲームに対するアンチテーゼみたいな物であって、その反動として生まれたと思えば、ある意味でまっとうなゲームとしての変化・進化であり、悪いこととは思わないですけどね。

でも個人的にはやっぱり反撃できないゲームなんてのはストレス溜まります。・・あれ、ゲームってストレス発散したくてやってたんじゃなかったけ・・・。
かといって反撃できてしまったらせっかくのホラーゲームとしての雰囲気もへったくれも無くなってしまうので分からない訳ではないのですが。

でも考えてみれば私は別段ホラーというジャンルに思い入れがある訳でも何でもなく、むしろ嫌いな方。だったらそりゃ反撃できないのが不満に感じるに決まってるわけで。そういうタイプの人間には向いてないゲームという事でしょうね。

勿論ホラー系はめっぽう駄目という方には全く向いてません。怖すぎるでしょう。私はある程度平気な方なので、普通にプレイ出来ますが、それでも突然鳴る音とか、急に現れるスレンダーマンには正直ビビらされます。寿命が縮む・・。
正直、こういうお化け屋敷的な驚かし方はマジで止めて欲しいなあ。何が楽しいのか全く理解できません(爆)。


まあ文句も散々言いましたが、なにぶん無料なのでとりあえずプレイしてみてはどうでしょうか。絶望的なモノトーンの夜道の雰囲気は格別なので、それを体感するだけでも価値はあると思います。
公式サイトはこちらにあります。なお、SteamのGreenLightにもエントリーされてます。
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ただし夜中に一人でプレイするのはお薦めしません。まあ昼だと雰囲気もへったくれもないですけどね。
難易度はGAMER推薦ですが、NOOBだとバッテリー残量を気にすることなく進められ、スレンダーマンの出現も控えめですので、ゲーム後半の事を考えるとNOOBでもいいのかなあ、とは思いました。

ちなみに、元祖となったゲームはここのサイトからDL出来ますので参考までに。これ以外にも色々派生ゲームがあるようなので興味ある方は捜してみてはどうでしょう。なお、元祖のゲームを作った作者は本格的な続編を意欲制作中らしいですよ。


で、このスレンダーマン。見た目がスーツ姿にのっぺらぼうという出で立ちなので、なんというかその、個人的に怪人みたいに見えるせいか、なんか恐怖感がピンと来ません(笑)。あんまり人間の根源にある恐怖を体現してるって感じがしない。画像を検索してるとむしろ格好いい奴だなと思えるくらい。
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でも、暗い森の中を一人で歩いているときに出会ったら、どんな姿をしていようが怖いに決まってますけどね。キティちゃんですら怖く感じると思いますよ・・。





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posted by KS(Koumei Satou) at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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