2010年10月03日

終着駅はまだ先にあった

アニメ「ゼーガペイン」のブルーレイを手に入れたのでレビューしようかと思います。
といっても、実際に手に入れたのはもう一ヶ月も前の話になるのですが、あえて一部のソースを観ずに我慢してきました。なんでそんな事をしたかというと、丁度BS11で再放送をやっており、それが昨日まで放映されていたため、それを生で見るのが日課になっていたからです。散々このアニメについて我がブログで触れているほどのファンですが、だからといって実はそんなに頻繁には観ていません。大切な作品なだけに、多分飽きるのが怖いからでしょう(笑)。そんなこんなで再放送で久しぶりに見ることになったため、半ば新鮮な気持ちで見ていたので、BDはその後で堪能すべきだろうと考えたワケです。
ks_zegabd1.jpg

ゼーガペインは4年前の作品で、当時は他のアニメ作品に話題をさらわれ、全く評価されることなく終わったSFロボット物です。当時見たときから非常に気に入ってファンになったのですが、まあ人気がなかったため、また私のマニアックな視点に引っかかったたぐいの、いわば「他人に理解されない、共感されない作品」のひとつという認識でした。そう、ファンの私でさえ。実際周りに共感してくれる人なんか居なかった事は確かですが。まあこういう孤独感は今に始まった事ではないのでねえ、私の場合・・。


そう思っていた所に、しかも4年も経ってから、急にゼーガペイン周辺がざわつき始めました。キッカケはなんと言っても今回レビューする対象のブルーレイにまつわる事で、「あなたの力でBD化プロジェクト」でゼーガペインがノミネートされたのが発端。投票で一位を取れば、販売に向けて業者と交渉してくれるという企画で、実際ここで一位になった作品が限定とはいえBD化されている実績があるので、ただの遊び企画ではありません。当初は惜しくも2位に終わりましたが、次期投票で再びノミネートされ、今度は見事に1位を獲得。いよいよBD化に向けて動き出し始めました。これが今年1月での事。
私がこの時驚いたのは、「こんなにファンが居たのか・・・」という事でした。それまでは「他人に理解されない、共感されない作品」だったワケですからね・・。

そうこうするうち、他にもROBOT魂からゼーガペインに登場するロボット「アルティール」が販売されたり、BS11で再放送されるなど動きが活性化しはじめ、6月にはとうとう念願のブルーレイ化に向けて注文が始まり、規定人数も超えて晴れてめでたくBD-BOXが販売とあいなりました。ファンには感慨深い9月1日に配送という演出も心憎い。

注文数だけ生産し販売するという超限定物だったとはいえ、ファンからしてみれば待ちに待ったBOX化です。一応DVDは出てましたがBOXセットは結局出ることは無かったですし、元々HD品質で作られていただけにDVDでは再現しきれない作品だったためです。


さて、実際手にしたBD-BOXはコンパクトにまとまった作り。中もシンプルですが結構凝った指向の構造です。6枚のBDが折り重なり、階層構造のように見える仕組み。
ブックレットにはスタッフ&キャストによる寄せ書きがメインで、これもファン感涙の内容ですね。そういえば今回は一部のエピソードにコメンタリの特典がついてます。DVDには一切こうした特典が無かったので、これもファンにしてみれば待ちに待った特典だと思います。
ks_zegabd2.jpg

んで、肝心の画質の方。私はオーディオビジュアルマニアではないため、画質の些細な違いまでは全く分かりませんが、それでもDVDとは比べものにならないほど綺麗なのは素人の私でもハッキリ確認出来ました。なんたってワイドTVが一般化した今の時代、もはやDVD基準の解像度じゃ小さすぎますからねえ。そりゃ違って当然でしょう。
それとBDはクレジットとかの文字のシャープさが尋常じゃないですね。ここだけでもDVDとは段違いです。

個人的にやっぱり今回一番嬉しいのは、特典とかもそうだけど、やっぱりBOX化って所ですかな。アニメシリーズってとにかく本数が多くなって目茶目茶場所取るじゃないですか。だから出来る限り小さくまとまってるBOXセットの方を買おうと思っているタチです。でもDVDではBOXセットが出る気配が無かったので結局そのまま普通に購入したんですけど、全9巻はやっぱりかさばりますねえ。9巻なんてアニメシリーズにしてはまだ本数少ない方かな。でもせっかく薄いのがウリだったDVDなのに分厚すぎるだろ、としばしば思ってましたから。それに比べると今回のBD-BOXは無茶苦茶コンパクトです。
ks_zegabd3.jpg


それと、ROBOT魂ブランドから出た「アルティール」も買いましたよ。実は、元々私はさほど巨大ロボには興味ない人間です(笑)。こう言ってしまうと身も蓋もないですな。でも事実だから仕方ない。セーガもロボアニメだから好きだってワケではないので。
でも、元々セーガの商品やグッズは全然出てないので、これは逃すまいとちゃんと買いましたよ。とっても出来が良かったので結局は満足してますが。
記念に青空をバックに一枚撮ってみたけど、やっぱゼーガロボは青空が似合うぜ。
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それに、ゼーガのロボデザインって、ちょっと異色だと思うんですよね。ホロニックよる輝くパーツ、鋭角なソリッドメインのデザイン。ここ最近、とういか昔から日本の巨大ロボというと流線を活かした人間に近いデザインが多かったので、そう考えるとかなり独特だと思います。ビジュアルファンブックに載ってた設定資料なんかを見ると、手書きの設定デザインではやはりまだいかにも日本のロボットアニメというデザインを感じたのですが、これがCGになり色彩が付いた時点で、かなり今までとは違うイメージになったと思うのです。ハゾンマイヤとか、ハゾンマイヤとか(笑)。


考えてみたら、これってTRON(トロン)とかの世界観を踏襲したらこうなりました、みたいな感じがしたんですよね。光り輝くパーツや、ソリッドなデザインはまさにトロンが先駆者ですからね。逆に言えば、トロンが進化した世界でゼーガのロボは違和感なくスッポリ収まるんじゃないかなーなんて妄想も。

実はトロンは私にとってかなりお気に入りの映画であり、昔から大ファンでもあるのです。となると、セーガが好きになったというのはもはや必然だったのか?
そう考えれば、ゼーガのロボも実は私の趣味趣向寄りの物なのではと気づき始め、次期発売予定のガルダやフリスベルグも既に注文済みです。今後敵機のコアトリクエとかも出るらしいし、ラッシュかかってますなあ。この熱量が冷めないことを期待したい。
あ、本音を言うとオケアノスとかハゾン(以下略)とかが好きなんだけどね。

良くゼーガはマトリックスとかと比較されるけど、実はトロンこそ比較されるべき対象なのかもしれない? だって人間をまるまるデータ化してコンピュータに取り込んじゃう話なんですぜ。おっと、これ以上話すとネタバレに繋がっちゃうな。まあそれはともかく奇しくもトロンは今冬に続編が公開されますし、なんかこれは隠喩なのか、ただのゼーガ能か(笑)。


とりあえずめでたくBD-BOXが発売されたゼーガペインですが、結局はまだ限定で一部のファンが買ったに過ぎません。で、BS11で再放送されてたセーガですが、昨日で最終回を迎えました。実は今こそ、またBD-BOX再発を訴えるチャンスだと思うのですよ。最終回まで見て買うかどうか判断したいってのは誰もが思うことなので、結局「ああ、迷ってないで買っときゃ良かった・・」と昨日思った初見組が結構いたのではないかと信じたいところ。

なのでここで終わりではありませんよ。コメンタリやイベントでも話されたように、スタッフ陣には構想やアイデアはまだたくさん残ってるみたいですし、それを実現させるためにも、まだまだ戦いは終わりそうにありません。でも、やっと折り返し地点までたどり着けた感の喜びは素直にかみしめたい。
苦楽を共にした同じファン達に感謝したいし、勿論制作スタッフ陣、今回の企画を実現させてくれたBDAにも。

画像


しかし、最後にちょっと皮肉めいた事を言ってしまうと、なんで4年も経ってからこうもこの作品が注目されだしたのかって、まあTwitterとかのツールやコミニュティの力も多分にあるとは思ってるんですが、結局の所、今ほとんど面白いと思えるようなアニメが少なくなってきている、というのも影響してるんじゃないのかな、と感じるんですよ。私もあれから色々アニメ作品は一応チェックしていて、最後まで一応付き合う物も結構あります。でも結局、「面白かったけどBDやDVDを買うまでの物ではないな」とか結局面白くなかった、とかそんなのばっかりなんです。その隙間をぬって、今ようやくこのアニメが頭角を現したという・・・。
これってある意味皮肉で寂しい現実だと思います。ほんと、ゼーガ以降、殆どアニメ作品のDVDやBDを買ってない・・。

あ、でもそう言えば「四畳半神話大系」は面白くてBD買ったな、そういえば。ホントに久しぶりに。でも奇しくもこれ、ゼーガ主演の浅沼さんが出演してるんだけど、それだけの理由で買ったワケじゃあないですよ。うん、多分(笑)



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posted by KS(Koumei Satou) at 23:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
始めまして、通りすがりです。
先程 トロン のCMをたまたま見て ゼーガペイン に似てるなと思ってネットで検索したら同じ感想の人がいたのでコメントしちゃいました(o^∀^o)
自分はゼーガペイン→トロン(続編?)の順に作品が出たのかな?と思ったんですが、本当はトロン→ゼーガペイン→トロン(続編?)だったんですね(≧ω≦;)
Posted by 通りすがり at 2010年10月07日 00:36
>通りすがりさん

どもです。
おや、こちらこそ他に同じように思う人がいて嬉しいですね。

どうやら歳はお若いとお見受けしますが、トロンはかれこれ80年代に公開された映画でして、当時としてはまだ珍しかったCGを駆使した映画として結構話題になり、今でもフォロワーが絶えない映画です。

初代トロンとゼーガだといまいちピンと来ないかもしれませんが、続編のトロンを見ると、確かに似てるな、って思いますよね。

実はトロンの続編の前に、一度PCでゲームが出てるんです。(TRON2.0)
ここのデザインが初代と続編の丁度中間に位置するようなデザインで、これが一番ゼーガのデザインに近いかも知れません。

http://www.youtube.com/watch?v=7HjNyudfkgY

この世界ならアルティールが割って入ってきても違和感ないかも、そう思えたんですよねー。
Posted by 佐藤孔盟 at 2010年10月07日 04:27
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