2018年01月08日

2001年ポテトの旅

明けましておめでとうございます。今年もよろしくです。
さて、新年一発目はやはりゲームの話題を。

Holy Potatoes! We're in Space?!というゲームを紹介します。
宇宙を舞台にしたスペース・オペラ系の内容で、銀河をまたいで冒険を繰り広げるストラテジータイプのアドベンチャーゲームです。
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このゲーム、良くFTLと比較されます。というより、明らかにFTLからシステムをパク・・・・もとい、ETLのシステムの影響下にあるゲームなので当然なのですが。

そもそもFTLとはなんぞや、という話なのですが、こちらも宇宙を股にかけた冒険を、ローグライクなシステムで表現したストラテジックなアドベンチャーゲームです。
船内がコックピットやエンジンルームなど細かく描写されており、これらに人員を配置してコントロールさせます。こうして、少ない物資をやりくりしながら、銀河をジャンプしていって、敵を倒しつつ船や人員をアップグレードしながら宇宙の彼方を目指します。
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合間合間に挟まるイベントはランダムなので運の要素も大きく、突如勝ち目のない敵に猛襲されてあっけなくジエンドすることも多々あるシビアなゲームです。やられると最初からやり直しになる点も含めて極めてローグライクなゲームであり、その難しさの中、綱渡りのような危うい航海をドキドキしながら何とかやりくりするゲーム性は、一定の中毒性があり沢山のファンを生み出しました。

だからこそ今回のWe're in Space?!のようなフォロワーゲームがでてきたわけで、FTLに飢えている人には朗報、なのかもしれませんが、実はこのゲーム、確かにFTLのシステムをある程度踏襲しているとはいえ、結構内容は差異があり、FTLのフォロワーゲームとして挑むと肩透かしを食らうかもしれません。まあ要は、FTLの良いところをつまみながら、別のゲームを作ってみました、という所でしょうか。

しかし、私が思うにこのゲーム「FTLをプレイして面白いとは思ったものの、難易度が高すぎて嫌になって辞めてしまった」という人に向いているのでは、と考えます。
何を隠そう私自身がそうだったので。
We're in Space?!はFTLにおけるローグライク色がかなり薄まった内容になっているため、どちらかというとRPG要素が強く、敷居が低いカジュアルライクな作りになっています。
そういう意味ではあまりシビアではないので結構ゆったりとプレイ出来るゲームです。


行方不明となった祖父を探すため、フェイとキャシーという2人の凸凹コンビが宇宙を彷徨う物語で、その中で宇宙船をアップグレードし、人員を雇って、銀河をジャンプしていく、という構成はまんまFTLですね。
絵柄を見ればすぐに分かると思いますが、非常にポップなデザインでコミカルタッチな内容です。
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幸い公式に日本語化されているので、その辺は問題なく遊べますが、若干翻訳は怪しい部分も多くて、中には完全に機械翻訳のままでしょ、みたいなクオリティの物も散見されるのですが、概ね問題は無いレベルなので攻略に支障はないと思います。

それにしても、キャラクターの造形は結構独特で個性的なものが多いですね。主人公たちもポテトって事らしいし(え
ここの開発陣はどういうわけかポテトにこだわってるみたいで毎回こんな感じみたいですけど。
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・・・・なんだこのカワイイ生き物は。


そんなわけで、なんだか野菜みたいな連中もいたりして、どんな世界なんだと突っ込みたくなるんですが。


さて、ゲームはマップ上に点在する惑星を行き来し、イベントをこなしたり、惑星を探索したりして資源やお金を稼いで、次の銀河へとジャンプしていきます。

FTLでは敵に追われているので半ば強制的にマップの左から右に移動していく感じでしたが、本ゲームではその銀河内で動けるターン数が決まっており(SOLと呼ばれる)、その中で自由にマップ内を散策出来るようになっています。
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ただ、敵に追われているのは同じなので、SOLが0になると追手に追いつかれ、その時点でハブステーションに居ないと(あるいはイベントをクリア済みでないと)事実上ゲームオーバーになります。
この辺は少しFTLライクな部分が残っている感じで、あまりのんびりしていられない感はあります。それでもまだ優しめの設定ではあると思いますが。

惑星を探索することによって資源とお金を集めますが、ここで敵の船と遭遇し、戦闘になります。そのため、船には必ず武器とそれを操縦するクルーが必要です。
ここが多分このゲームの一番醍醐味な部分で、クルーのスキルや、武器のタイプで全然戦い方に違いが出てくるので、試行錯誤のし甲斐があります。
クルーには得意な武器のタイプがあったりするので、なるべく合う武器を与えると良いのですが、武器毎に使用するエネルギー量(チャージ)が違うので、これは強いぞ、と思ってもチャージ消費が多すぎて中々撃てないなんてことも。
バランスを考え、或いは足りないならチャージを増やすパーツを購入してやりくりするとか、まあ考える事は多いです。
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一回の探索内で複数の敵と遭遇する危険がありますが、その間受けたダメージは蓄積したままなので、下手すると途中で武器を破壊される恐れもあります。そのため、クルーやパイロット自身のスキルで回復するのも結構重要ですね。
個人的には相手からHPを吸収するサキュバスがお気に入りで、ダメージコントロールが序盤は特に難しいので、愛用させてもらってます。


まあそんなわけで、まだそんなに強力な武器が揃ってない序盤が実は一番厳しい時期かもしれません。
これを何とか乗り越え、武器や船の性能が安定してくると、だいぶ楽になってくるとは思いますが。
イベントをクリアすると次の銀河へジャンプ出来るようになりますが、すぐには旅立たず、SOLが0になるギリギリまで探索を続けてお金を稼ぐのがお勧めです。先に進むに従い敵も強力になっていくので、しっかり稼いでパワーアップしないと詰んでしまいかねません。
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ちなみに主人公2人のうちどちらをパイロットにするかで発動できる操縦スキルが大きく違うので、結構悩みどころです。
キャシーは完全に攻撃型スキルで、フェイは逆に防御型スキルです。個人的にはフェイの方が使いやすかったですかね。
ちなみに途中から船に住み着くことになる、とあるキャラもある条件を満たすことでパイロットとして使えるようになりますが、スキルが凄く尖がった物しかなくてかなり玄人向け仕様でした。なお条件のヒントは、毎日かまってあげることです。


各銀河で発生するイベントは必ずしも固定ではなく、ある程度ランダムに決まるみたいで、実際やり直した際に違うイベントが発生したりしました。各イベントの最後、あるいはイキナリしょっぱなからボスとの戦闘が挟み込まれるので、ここはしっかり対処しなければなりません。
ボス戦は流石にトリッキーな攻撃をしてくる者も多く、一筋縄では行きません。ザコは軽々倒せても、ここでやられる危険は大いにあり得るので油断ならないです。そういう意味では良い感じに緩急が付いていると思いますね。
まあしっかりとお金を稼いでパワーアップしていれば、互角以上に戦えるはずですが。
ちなみにゲームオーバーになっても、直前のSOLや銀河のスタート地点などからやり直せるので、流石にFTL並みのシビアさではないのでご安心を。

そういう意味では後半になるに従い、難度が下がっていく印象ですが、これはある意味でRPG的な要素が強い証でもあるため、私は嫌いじゃありませんね。だってそのためにみんな最初コツコツ経験値を貯めるんでしょ?(爆
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カジュアルライクなゲームにまとまっているとはいえ、マネジメントしなければならない要素は結構あるし、悩みどころも多く、RPGライクなゲーム性も相まって、宇宙物のストラテジーアドベンチャーとしては中々の佳作だと思います。

前述したようにFTLほどシビアな内容ではないが、ある程度良く考えないと厳しい面もあるのでその辺はゲームとしてよくまとまっており、万人に楽しめるようになっているように思います。
探索中の選択肢によるイベントが完全固定で分かってしまうと危険度が無くなってしまうのは難点ですが、逆にカジュアル的には変に運の要素が高まらないのでこれでいいのかもしれませんね。

Holy Potatoes! We're in Space?!は現在STEAMにて購入可能です。



ああ、それとこのゲーム、開発陣がよっぽど日本のアニメが好きなのか、至る所に日本のアニメのパロディが挟み込まれてきます。
というかもうあからさまな程露骨に仕込んでいるので、笑ってしまいました。
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これとかもう、あれ、なんかすごい見たことあるな、あのヒーロー意識してるよな、と思ったら思いっきり紹介文に身も蓋もないことが書いてあって苦笑。

そういう小ネタを探すのも面白いゲームですね。
というか探すも何も思いっきり前に出てくるんだけどね。




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2017年12月24日

終わる物語と始まる物語

今回はWhat Remains of Edith Finchというゲームを紹介しようと思います。
邦題が「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」となっている本作、それからも分かるように公式に日本語化されており、安心して遊べますが、内容は所謂ウォーキングシュミレータ、雰囲気ゲーと揶揄されるタイプのゲームと言えます。
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私はこのゲームを、「日本語化されている、雰囲気ゲー、手ごろな価格」という3点の理由だけで購入したため、その実どういった内容のゲームなのか良くわからないまま始めることになりました。
しかし、そういったプレイの仕方は、一体何が始まるのか分からず終始ドキドキ感とワククク感が持続するという意味においては、こと本作のようなストーリーを語る雰囲気ゲーならばこその理想的な接し方だと思います。

という訳で本来ならば、もうこの時点でしのごの言わず買ってプレイしてほしい、というのが本音なんですが、流石にそれだと書くことがここで終わってしまうのでネタバレしない程度に紹介させていただきます。


冒頭に雰囲気ゲーといったことからも分かるように、本作はこれと言ってドラマチックな展開があるわけではありませんが、雰囲気ゲーの中ではかなり異色作、という感想を抱きました。
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雰囲気ゲーと呼ばれウォーキングシュミレータなどと揶揄されながらも、新たなゲームの表現方法として定着しつつあるこのジャンル、そもそも事の始まりはあの名作「Dear Esther」がもたらしたもので、これ以降、「とにかくその場の情景が重要で、そこから物語を読み取り考察していく」というゲームが次々登場し始めました。
昔からそういうゲームは少なからずあったにせよ、それは「はたしてゲームと言えるのか?」と議論の的にさらされていました。
が、Dear Estherは異例のヒットを飛ばし「こういうやり方でもゲームとして成立してしまうんだ」という事を知らしめ、この手のジャンルをユーザーに再認識させた事は大きな意味があります。それだけ非常にエポックメイキングな作品だったのです。
未だにこのジャンルをゲームとして認めない人もいるでしょうが、個人的な見解からすると、もはやそれは「ゲームとして認めない」なのではなく、単純に「そのジャンルが苦手だ」という事とはき違えているだけだと考えます。

で、今回のRemains of Edith Finchですが、当然ながらDear Estherの息吹を持ったゲームです。というよりそこから派生したであろう様々な雰囲気ゲーの亜種ゲーム、例えば「Gone Home」辺りと結構内容的にも近い物があります。
しかし、Gone Homeが非常にリアリスティックな手法で世界観と雰囲気を紡いでいたのに対し、Finchはかなり独特な手法、それこそ様々な表現方法を用いてそれを描いているのが特徴です。

ひとつの表現にこだわらず、各物語に合わせて様々な試みをやっていて、それはユーザーが飽きてしまうのを防いでいる役割もあり、非常に感心しました。
中でも、秀逸だったのが字幕の表示方法です。正直なところ、日本語化においては、字幕よりも吹き替えの方が有難いと思っている身です。

なぜなら、ゲームでは自分で画面を見ながら操作しているわけで、その中で字幕が出るとそれを当然読まねばならず、絶対にどちらかがおろそかになりがちでです。
特にアクションゲームで字幕が出ても、読んだつもりでも絶対頭に入っていません。読んでる暇なんかありませんからね。でも吹替なら、直接耳に情報が入ってくるので、非常に理解しやすいです。

まあ雰囲気ゲーではそうそう読むのが難しいという状況は起こりにくいですが、本ゲームではプレイヤーが見ているであろう場所、あるいは進むべき先に字幕が出るようになっていて、非常に見逃しにくくなっています。しかもそれがゲームの雰囲気や情景の一部かのように表現され、読みやすさだけでなく、雰囲気を壊さないような配慮がされているように思えました。
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今後の字幕表現における新たな可能性を感じさせるもので、ぜひ他の開発陣も見習ってほしいものです。
とはいえ、一部翻訳が「それでいいのか?」みたいな微妙な物も散見されるのは確かで、元々登場人物も多く考察がややこしい物語ではあるので、もう少し意訳がしっかりしてればなあ、と惜しい部分もあるにはあります。が、全般的には問題ないレベルの日本語訳ではあると思います。

物語は、もうあらすじの時点で相当語られてしまっている感はあるのですが、ここはあえてそういった事をあまり理解しないまま挑んだ方が良いと思うので、あまり多くは語りません。まあタイトルもあるように、ある数奇な運命を辿った一族の歴史を紐解いていく物語です。
特にマルチエンディングもなく、一本道のシンプルなゲームですので、2、3時間で終わる内容です。とりあえず一本映画を堪能するくらいのボリュームであり、そういう感覚に近い物だと思っておきましょう。
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とはいえ、ゲームでしか出来ない表現、あるいは雰囲気ゲーとしてのあらたな可能性を提示したような、ある意味でチャレンジングな内容で散りばめられた本作は、プレイして損はないゲームです。
そろそろこのジャンルにも多少なりに食傷気味を感じていた矢先、「まだまだ色んな可能性を秘めているな」と再認識させてくれた本作は、Dear Esther並みの衝撃度は無いにしても、中々の注目すべき作品だと思えました。

What Remains of Edith FinchはSTEAMにて購入可能です。PS4でも販売されているようです。ks_EdithFinch5.jpg


物語を語ると言えば、我が国ではノベルゲーが定着していますが、ちなみにこのノベルゲーって、あれから何か新しい表現方法とか生み出されているんでしょうかね。
語られる物語の質はどんどん向上はしていると思いますけど、それをどう表現するか、について探求されているのか結構疑問です。
なぜならノベルゲー自体が、物語と登場人物くらいにしか注視しない構造なので表現の幅が広がりにくいからです。
その辺を追求しないと、また海外にどんどん置いて行かれるような気がしてならない今日この頃、あ、いやもうこのRemains of Edith Finchを見てると、とっくに追いつけない先まで行かれてしまってる感もあるのですが・・・・。




とりあえずここから先はネタバレ全開の話になっていきますので、一度プレイしてから以降をお読みください。

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2017年12月17日

侵入した事に大変お怒りのようです

今回はGRIDD: Retroenhancedというマイナーゲームを紹介しようと思います。
STEAM上でたまたま目に入ったゲームで、デモがあったので試しにやってみたら中々好みな世界観だったのでつい買ってしまったという。
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ざっとみた感じでも、あ、80年代レトロフィーチャー感を前面に出したゲームだな、というのが分かると思いますが、どうも最近この手の世界観を売りにしたゲームがポツポツ出るようになってきましたね。特にゲーム以外では音楽の面でも結構この手の物が増えつつあります。
古くはDAFT PUNKあたりから始まったムーブメントですが、こういう、ちょっと懐かしいがそれを今風にアレンジしたサウンドは割と好評を得ており新たなジャンルとして定着しつつある気もします。

で、このGRIDDもまた、派手な色彩を対象的に並べたような色合いとデザインはまさにトロン辺りを彷彿とさせる物ですが、そういう世界観が好物であった私には当然ドンピシャなゲームであったわけで。
で、この内容なんですが、まあ要するにシューティングゲームです。それも、かなりシンプルで分かりやすい、よくある3Dシューティングです。


レーシングコースのような道を進みながら、障害物を避けつつ敵を倒していく、という、昔からあるような内容の物で、要は内容もレトロチックになってます。
そのため操作は極めてシンプル。上下左右のコントロールと、弾を撃つキーのみ。非常にアーケードを意識したゲームだけに、操作はコントローラの方が圧倒的にやりやすかったので、コントローラでのプレイが適していると思います。

操作も内容もありきたりな物ですけど、その操作感は割といい線いってて、結構気持ちが良いと思えました。速度が気持ち早め、というちょっとせわしないが、凄く早く感じるという訳でもない絶妙なスピードで、その速度感の中で敵を撃ち倒しつつ進んでいくというゲーム性は、レトロフューチャー感満載の音楽とビジュアルも相まって、中々気持ちの良い物になっていると思います。



特に音楽が素晴らしく、この曲の中で疾走していく様がとても絵になっているんですよね。ここがまさに購入の決め手になったポイントの一つなんですが、もちろんこのゲームの大きなウリであるとも言えます。

ただ、この速度感の中でネックとなってくるのは、障害物を避けつつ進むという点。道など外周に当たり判定は無いので、その辺は気にせず動き回れるものの、流石にこの速度でトリッキーな動きをしてくる障害物を避けるのは、中々の反射神経を要求してくるため、結構慣れが必要だな、と感じました。
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このゲームの場合、ほとんどの物の出現位置と行動パターンがおおよそ決まっているため、要は慣れて覚えろ、という事なのですが、先の方から既にやってくることが見えて確認できているのに、思わず焦ってぶつかってしまう、というのが結構ありますね。まあこの辺は本当に慣れだと思いますが。


このゲーム、残機という概念が無く、やられたら即終了です。HPの概念はあるので一発食らっただけで死亡、とまでシビアでは無いものの、ゲームオーバーになるとコンテニューもなく、最初からやり直しになってしまいます。ステージ構成もなく、一本道のステージを進めるだけ進んでいくというまさに古いアーケードを思わせる構成のゲームですので、まあ完全に死に覚えゲーの要素が強い内容ですね。

その変わり、定期的に流れてくるアイテムでシールドを付けたり、HPを回復したり、弾をアップグレードしたりして、何とか凌いでいくようなゲーム性なので、アイテムが出てきたら逃さずゲットしていかねばなりません。弾のアップグレードは敵からある程度ダメージを食らうと失って初期化してしまうので維持するのが難しいですが、大体手強い敵が出てくる辺りで出現することが多いので、その辺も覚える必要があります。

定期的に中ボスや大ボスが出てくるため、結構ゲームの展開は飽きないような作りに工夫されていると感じました。特にこのゲームで象徴的に登場する人の顔をした大ボスは何度もプレイヤーの前に現れてはちょっかいを出してくるため、最終的にこいつを倒すのが目的なんだな、と思わせます。
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そういえば言い忘れましたが、このゲーム、一応ハッキングをイメージしており、プログラムの奥へ奥へと進み、データをダウンロードするのが目的、となっており、スコアはデータのキロバイト数で表示され、どれだけダウンロード出来たかを競う、みたいな感じになっているようです。

ザコもボスも含めて、中々トリッキーな動きをする敵が多くて面喰いますが、それだけ様々な攻撃法で襲い掛かってくるため、その点では非常に楽しませてくれます。体当たり攻撃してくるボムみたいな敵は一瞬どうしたらいいんだと焦りましたが、とにかく攻撃するよりは避けろ、がこのゲームの基本なので、ひたすら自機を大きく動かし続けると良いですね。
幸いこのゲームはある程度自動エイミングしてくれるので、そんなに正確に狙う必要も無く敵を倒すことが出来ますから、まずは避けることに集中しましょう。

厄介なのは、メタルで覆われた敵が出てきた場合、弱点の部分以外は弾を跳ね返してくるため、普段は弾を撃ちっぱなしで良いものの、流石にこのタイプの敵が出てきた場合は考えて撃つ必要が出てきます。
うっかり放った弾が戻ってくるとダメージを食らってしまうので非常に危険です。特に最初に出てくるボスはほとんどがメタルで覆われているので、慎重に弱点を狙って撃つ必要があります。
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こうして、様々な敵と障害物を受け流しつつ、ひたすら前進していくゲームですが、前述したようにゲームオーバーになると最初からやり直しになるため、途中からのコンテニューに慣れている人だと、結構不親切なゲームに感じてしまうでしょうね。実際結構シビアだと思うので、この辺は好き嫌いがハッキリ出そうです。
ただ、疾走感が結構気持ち良いゲームなので、もう一回、もう一回と、繰り返してしまう中毒性はあると思います。
まあ、慣れてきて相当先まで進み、ハイスコアを叩きだした後はどっと疲れるので流石にまた最初から、というのは結構しんどいですけどね。

ただ、一種の救済処置としてバックドアのセキュリティ解除、というミッションが定期的に挟まれます。このミッションを成功させると、やられても一度だけその場で復活できるのです。とにかくシビアなゲーム内容なので、これは是非とも成功させたいのですが、まあこれまた割とシビアだったりしまして。
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セキュリティコードは6桁の番号になっていて、2桁を3つに分けて解析します。回転する三角形が赤い面になった時に撃って破壊すると、大量にコードが列を成して流れてくるので、それを漏らさず拾えば解析成功、それを3回繰り返して6桁のコードを解読し、制限時間内に解除できればミッション成功です。
流れてくるコードを拾い損なうと、また三角形を撃ってコードを流さなくてはならず、時間のロスになってしまうので、出来る限りミスらないようにしなければなりません。取り損ねたコード数にもよりますが、1回のミスならまだしも、2回、3回ミスを繰り返すと時間的に結構厳しくなるので要注意です。

このミッション、救済処置としては有難いのですが、結構時間を食う上にそんなに面白い内容でもないので、そのうち鬱陶しくなってくるのが玉にキズです。まあ色々趣向を凝らしているのは分かりますのでそこは良いんですが。


ちなみに私は49679KBまで進みました(14分くらいかかってる)。一回ボス戦をこなし、その先に進めたまでは良かったものの、なんかトロンの警戒ゲートみたいな敵が出てきて、こいつに毎回やられて苦戦中です。ここがとりあえず現状の最到達点ですね。
一応アーケードを意識しているとはいえ、最終的なゴールがちゃんとあるようですので、そこまで向かうのが目標ですけど(平均で20分前後くらいで到達出来るらしい)、ゲームのシビアな設定からしてまあ私には無理かなあ(爆
んんー、でもあと少し頑張れば、最終局面付近までは到達出来そう、的な絶妙なボリューム感ではあるので、やっぱりどちらかというとカジュアルライクなゲームだと思いますね。
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これをクリアするとエンドレスモードがアンロックされるみたいですけど、もうその時にはエンドレスでやりたい気力が残ってるどうか(え


アーケード感覚のシンプルなゲームにしては、ちょっと割高感も否めない値段設定ですが、幸いデモ版があって気軽に試せますので、まずは何は無くともデモ版をプレイしてみてください。
シビアなゲームではあるものの、弾幕シューみたいなマニアックな内容ではなく、あくまでカジュアルなゲームだと思うので、気軽に挑戦すると良いと思います。
そして気に入ったならば、まあセールとかを狙って買うのが良いでしょうね。
GRIDD: Retroenhancedは現在STEAMにて購入可能です。



それと、個人的に推したいのは音楽です。Dreamfiendというアーティストの作品ですが、サントラ版も売られてますので、興味のある方、この世界観にびびっと来たならゲーム共々お勧めですよ。
結構私、この手の80年代レトロ回帰サウンド好きかもしれない。当時のダサかった部分をうまく現代風にアレンジして格好良くしているのが良いですね。ダサいのが無くなったらレトロじゃねーじゃねーか、と突っ込みたくなりますけど、もはや新しいジャンルとして確立した別物、として考えた方が良さげです。
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まあ当時を懐かしむオッサンホイホイ満載なわけですけど、今後もこういうのがチラホラ出てくるんでしょうね。そして、まんまと引っかかって買ってしまうという。
でも冷静に考えると、80年代レトロフィーチャーってこんなんだったっけ?と我に返る事があるんだけども・・・。
まあいいや好みだし(え




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posted by KS(Koumei Satou) at 22:02 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

ちょぽぱてーちょぽぱてーぼんぼんっ

Homefront: The Revolutionをプレイ、クリアしました。
と、いう事で今回はこのゲームについてのレビューを書こうかと思います。
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元々無印のゲームの続編的な立ち位置で出てきたゲームですが、前作に関しては未プレイなため、ストーリーやゲーム内容にどれだけ関連性があるのかは分かりません。
ただ、本作をプレイした感じ、前作をプレイしていないと分らないみたいな要素はほぼ無いように思えました
STEAMでは日本語に正式対応されていますが、本来ならば吹き替えによる完全日本語化だったらしいです。ところが直前になって字幕のみの対応になったようで、その名残か、一部のムービーシーンや会話などは、吹き替えの物がそのまま流れたりしていました。


前作もそうでしたが、設定がまずぶっ飛んでいる事で話題になったゲームですね。
北朝鮮がアメリカを占領してしまった世界という、まあある意味で現在のアメリカが思いつきそうなシナリオではあるんですが、北朝鮮の技術力が実は世界でもトップクラスの水準に達し、それによってスマフォやら武器やら北朝鮮の製品が世界中を席巻してしまい、それを期に満を持して世界に喧嘩を吹っ掛け、アメリカが負けてしまい占領下に置かれるという前書きなんですが、もうこの時点で突っ込みどころ満載です。
まあとにかくこうして、北朝鮮軍(KPA)にいいようにされてしまったアメリカ国内では、レジスタンスが細々と抵抗を続けていた、という所からゲームが始まります。
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ゲームはFPSで最近流行りのオープンフィールドタイプのマップで構成されています。ぱっと思いつく限り、FarCryシリーズに非常によく似たゲーム性であると思います。まあエンジンもFarCryですのでね。
フィールドは、非常に激しい戦闘があった事を思わせる、いかにも戦火の真っただ中な廃墟と化した街並みが中心で、作りこみはかなり細かく、見た目は非常によく出来ています。

レジスタンスのカリスマ的リーダーだったウォーカーがKPAに捕らえられてしまい、主人公は彼に助けてもらった恩義もあって、何とかして助けようとレジスタンスメンバーと共に奮闘する、というのが大筋のストーリーです。
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基本的にはストーリーのミッションに沿ってフィールド内を移動してはKPA軍と戦い、各所に点在する拠点を制圧して自分の領土を広げていく、という、まあFarCryシリーズではおなじみのルールが採用されたゲームです。

このゲーム、ストアレビューでは賛否両論で、更に名のあるレビュアーが酷評している事もあって、かなり微妙な内容のゲーム、というのが第一印象にあり、その為もあるのかセールでたたき売られていたため、まあ安いし試しにやってみるかと軽い気持ちで買ったものでした。
で、実際プレイしてみた結果、どうなったかというと。


ふざけるな、普通に面白いじゃねーかよ。


ああ、レビューってホント信用ならないなーという結果に。
それってつまりは私のレビューも信用ならんというブーメランになるわけですが(爆、まあこういう意見もあるのですよ、という参考程度に考えていただければ。
まあ多分、リリース直後はバグが散見してゲームになってない状況だったのだと推測されます。現在はアップデートでほぼ治っており、致命的な問題は無くなっていると考えられます。


まあそれでも粗を探せば多いゲームだとは思いますし、ストーリーも突っ込みどころが多い事は確か。
しかし、それらがゲーム全体の面白さを損ねてしまうほどヒドイかって言ったら些細な問題程度に思えたし、むしろ色々工夫されていて飽きなかったし、個人的には非常に楽しめました。
元々FarCry3や4を嬉々としてやりまくった身としてはそのゲーム性とよく似た本ゲームはかなり好物であり、そういう事も幸いしていた分もあると思います。


あと、北朝鮮軍(KPA)の描き方が個人的にツボだったのも大きく要因としてあるかも。
KPAはアメリカ軍をも凌駕した高度な技術力を持っているため、存在自体が浮いたような描き方をされており、さしずめHalf-Life2に出てきたコンバインを彷彿とさせます。

真っ黒い壁に覆われた彼らの拠点や、巨大な飛行船なんて正にコンバインを連想させるもので、それに対するレジスタンスの描き方もまんまHL2をもじっているようにすら感じました。
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KPAの兵士は朝鮮語で話し、字幕も出ないため、一見すると謎の言語で話しているような錯覚を覚えます。それこそコンバイン兵の「ガッポイ」に近い印象があって、絶対意識してないかな、とさえ疑うレベル。まあコンバイン兵は英語で話してるんだけども。

という訳で、北朝鮮というよりは、高度な技術を持った謎のエイリアン、という側面が色濃く、まあこれも色々大人の事情故の結果なんでしょうけど、個人的にはHL2的な臭いを感じてちょっと懐かしく思えました。


で、ゲーム性はほぼFarCryシリーズに近い内容の物ですが、まんま同じという訳ではなく、色々差別化はされています。
オープンフィールドといっても、それらがゾーン毎に大きく分かれており、そこを行き来することになるのですが、レッドゾーンという戦火真っただ中のフィールドと、KPAによって統制されており、レジスタンス側が大きく動けないイエローゾーンの2種類があって、これを交互に攻略していく形になっています。
そのためストーリーが進む事によって攻略するゾーンが変わって行くので、全てのマップを自由に行き来できる、というよりかは、ステージをクリアしていく感覚の方に近く、それが一応オープンフィールドのマップで形成されている、というちょっと変わった構成になっているわけです。
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拠点制圧も、必ずしも付近の敵を一掃すれば達成、という訳ではなく、拠点の中のあるポイントまで到達する、そのエリアにある物資を全部集める、敵の端末にハッキングする、など様々なノルマがあり、一種のパズルみたいな傾向があるため、どちらかというとFraCry4におけるベルタワー開放に近いゲーム性に感じました。
勿論、敵がうじゃうじゃいるので、敵を倒しつつ行わなければならないことが多いですが。
この辺は確かに賛否ありそうな部分ですが、このゲームの場合、拠点開放は必須項目ではなく、あくまでセーブポイントや物資調達など、プレイを多少楽にする程度の意味合いしかないので、通常ミッションをこなしていればそれで充分、というバランスではあると思います。
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とはいえ、セーブは拠点での武器ラックやストーリーミッションくらいでしか行えないので、ある程度は拠点を確保しないと厳しい事は確かです。なので、とりあえず攻略が分かりやすい拠点だけに絞って、あまり全開放は狙わない方が得策でしょうね。

戦闘は割と難しい部類に感じました。
とにかくKPA軍は味方がやられると、わらわらと付近にいる仲間が集まってきて一斉に攻撃してくるため、迂闊に戦いを挑むと袋叩きに合う危険性があります。
上空をパトロールしている飛行船に見つかると、これまた大量に援軍がやってくるのでそれも気をつけなければならないし、中々緊張感のあるフォールドになっていると思います。
最初プレイした時、あ、これ難しいかも、と感じた私は難易度を下げてイージーでプレイしてました。それでも敵は多いので、気をつけないとすぐにやられてしまいましたが・・・。
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拠点を開放すると、そこに常駐する仲間のレジスタンスをNPCとして複数連れていく事が出来ますが、彼らが居ないと結構厳しいと思います。敵の放火が分散するのと、プレイヤーに集中するのとでは大きく難度が変わるので。
なんかこの辺もすごくHL2のオマージュっぽく感じるんですよね。

敵のAIがアホって言われてますが、まあ割と近くにいるのに気づかないで素通りしたり、変なところで立ち往生したりと確かに時折おかしな行動も見受けられましたが、これはあまりに索敵能力が高いと異常に難度が上がってしまうため、積極的に追っかけてこないようになっているせいもあるかもしれません。
とはいえ、集団で来られると多少のおかしな行動もクソも関係なく危険な連中には違いないので、個人的には全く気になりませんでした。


あまり派手に動けないイエローゾーンでは一転、ステルス性重視の隠密ミッションに切り替わります。
ここでは敵に見つかると援軍が送り込まれて、無限に湧いて終わりがないため、発見されたらどこかに隠れて警戒が解かれるのを待ち、再びミッションを遂行する、という流れのゲームになっており、さながらSniper Eliteみたいなプレイスタイルになっています。
ここでは隠密に敵の暗殺や破壊工作を遂行して、徐々に民衆の支持を集めていく事が主な目的。
支持が増えるに従い、街の様相が一変して荒れだし、ただならぬ情景になっていくのは中々面白かったですが、個人的にはチマチマ隠れて動くのはちょっとストレスだったので、レッドゾーンに比べると魅力に乏しかった感は否めません。
しかし、明確にゲーム性を分け、それを交互にプレイさせることで飽きさせない工夫にはなっていたと思います。

まあ基本的にはこの2つのゾーンの繰り返しな為、同じことの繰り返しで飽きる、みたいなレビューもありましたが、実際の所、その中でもストーリー的には色々なミッションをやらされるため、個人的にはそんなに同じことの繰り返しって感は受けませんでした。
むしろ、フィールド毎に微妙に雰囲気は違うし、場合によっては潜入捜査みたいなシチュエーションもあったりして、色々工夫されてるな、という印象を受けました。特にガスが充満した危険地帯のフィールドはさながらS.T.A.L.K.E.R.を彷彿とさせて、中々見ごたえがありましたし。
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ていうか、これが同じことの繰り返しなら、FarCryシリーズはもっと同じことの繰り返しなんだけども・・・。


まあ不満が全く無いわけではありません。残念だったのは武器。
基本的に、武器の描写は丁寧で格好良く、撃っていて気持ち良かったのでその辺の不満は無いのですが、圧倒的に種類が少ないです。
基本的にハンドガンとメインウェポン2種類しか持てなく、それに合わせて種類もそんなに豊富にはありません。
一応、武器を換装させて、性能をチェンジする、というシステムを採用しているため、実質は武器一つにつき3種類の性能を持たせることが可能なので、そこは面白いのだけど、換装自体は瞬時に行えず、武器メニューを出してから行わねばならないため、戦闘中にやると時間かかりすぎて危険です。
アイデアはサバイバルチックで面白かったんですが、それがFPSのゲーム性とうまくマッチしていない印象でした。ここはFarCryシリーズみたいに、沢山ある種類の中からお気に入りの武器を選択していく、というので充分だったと思います。
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メインウェポン以外では遠隔操作の爆弾とか、スキルの代わりとなる各種アイテムなどを購入してパワーアップしていきますが、イージー難度だったこともあるのか、あまり金策はせずにプレイが可能でした。
ちなみに金策として、街中に散らばっているジャンクを回収して、それを貴重品として売る、というのがあるのですが、このゲーム、貴重品があまり積極的にハイライト表示されないので、背景なのかアイテムなのかが分かりにくい一面がありました。
雰囲気を重視するためにそうしているのかもしれませんが、まあ分かりにくくはありましたね。
ちなみにやられると、持っていた貴重品が没収されていしまうハンデがあります。資金をごっそり持ってかれるよりかは全然マシですけどね。まああまり貯めこまずにとっとと売るのが吉です。
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そういえばバイクに乗ってマップを移動出来るようになってるんですけど、このバイクの操作にクセがありすぎて非常に扱いずらかったです。なのでほとんど使わなかったですが、実際使わなくても別に不便は感じなかったですね。そんなにマップは広大って程ではないので。


ストーリーは、レジスタンスが革命の為に巨大な勢力に対して無謀な挑戦をする、というお決まりの物なので別段目新しくはありません。
しかし、これは多分9.11以降のアメリカを反映しているからだと思うのですが、勧善懲悪みたいな明快なストーリーにはなっておらず、レジスタンス内部でも意見が分かれていて、あまりうまくいってない感が出ており実際かなり行き当たりばったりな作戦、仲間割れするメンバーなど、正直あまりヒロイックに描かれていません。
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そのせいで、感情移入しづらい面もあって物語としては微妙、と言われてしまっていますが、これは世相や設定からして難しいでしょうね。
巨大な敵に立ち向かうのに、易々とミッションが成功していったら逆にKPAって何なのって話になるし、かといって後手後手に回るレジスタンスを見ると「こいつら大丈夫か?」ってなるし。
そもそもレジスタンス側はカリスマ的リーダーを失ってる時点で正しく導く者がおらず相当不利なので、そこを描きたかったのかもしれませんが。
その波乱な状況に巻き込まれているせいで色々やらされる羽目になることになる主人公はトバッチリですけど、まあそのせいで色んなミッションをこなすことになるので個人的には楽しんでました。まあ要するに、リーダーを失った崩壊寸前のレジスタンスを、超敏腕ルーキーの主人公が次々救っていく、という物語と考えれば良いんじゃないでしょうかね。要するにゴードン・・・あいやなんでもないです。


イージーでやってたせいもあってかサクサクと進んでしまい、割とあっさりとクリア。あまり拠点とかを完全制覇したりするような寄り道をしなかったというのもありますが、もうちょっと長く楽しみたかったと思うくらいでした。

そう思うと、ノーマルで多少苦労しながらプレイした方が丁度良かったかな、やっぱり。
DLCは3つほどシングルミッションが用意されてますが、とりあえず後日談となるアフターマスは購入。本来なら本編に入っててもおかしくない内容でしたが、とりあえずこれで一応の物語に一区切りがつくので、買うならとりあえずこれがオススメです。
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何といっても、DLCでは主人公が喋るようになって自己主張するので、ずっと感情移入しやすくなりました。そのことでメンバーのパリッシュから放たれる一言がケッサクなので必見です。
ちなみにこのDLCは完全ストーリーミッションのゲームで、拠点開放などの要素はありませんでした。
ちなみにDLCではバイクの操作が自然に改善されていて良かったです。といっても乗れる箇所限定されてましたけどね。


DLCも含めて、普通にFPSゲームとして楽しめた本作は、言うほど駄作でもなく、少なくとも及第点以上の完成度を持った、良作でした。
ちょっと簡単に終わらせてしまった感もあったのでノーマル難度で2週目に入ってますが、3つ目のDLC"Beyond the Walls"もいずれ買おうかな、と思ってます。
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凄腕FPSゲーマーだと細かい粗が気になってプレイする気が失せてしまう人もいるかもしれませんが、私みたいな万年中級者プレイヤーみたいな輩には別に気にならず、普通に楽しめるのでオススメです。値段も安くなって来てますし、あまり期待せずにプレイすると良いのではないでしょうか。FarCryシリーズを嬉々としてやるような人にもお勧めできます。

ちなみにマルチプレイに関しては全く試してないので未評価ですのでご了承の程を。
前述したように、相当Half-Life2を意識してるんではないのか、というようなビジュアルが個人的にはツボだったので、その雰囲気に興味があるなら一見の価値ありです。

Homefront: The Revolutionは現在Steamにて購入可能です。PS4版もあるようですね。



・・・・で、本家のHalf-Lifeの3はいつ出るんでしょうかね?
流石に忍耐にも限界があるんですけど、まあどういうゲーム性にするのか、と考えると、そう簡単には出せないよなあ、でもそれだと永遠に出せなくなってしまうような。



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posted by KS(Koumei Satou) at 21:45 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月03日

前に進んでるんじゃない、立ち止まって全部を見てるんだ

今回は久々に映画の話題を。
レンタルで「メッセージ」を見たのでそのレビューをしようかと。

予告を見て以来、ずっと気になってた映画でした。一見すると、画角や演出的な部分で凄くクリストファー・ノーランとかあの辺のイメージが湧いたのですが、実際には全く違う監督で、今ではブレードランナー2049も手掛けたことで有名なため、今後も大いに活躍が期待される人と言えるでしょう。
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ある日突然、地球に12隻の未確認飛行物体が現れ、地上に降り立つ。全世界がパニックになる中、肝心の飛行物体はそこから全く微動だにせずアクションを起こそうとしない。
主人公である言語学者のルイーズは軍から要請を受け、この物体の中にいる「エイリアン」が一体なぜやってきて、何を目的としているのかを調査するため、この謎の訪問者とのコンタクトを試みようとする。


あらすじからもわかる通り、これはSF映画なのですが、その中でもかなり濃厚な、非常に「SF」という名にふさわしいハードなSF映画になっています。つまり、SFというのはガワだけで、実はアクション映画だとかそういう事ではなく、純粋にまっすぐにSFを描いている映画であり、そういう意味ではかなり人を選ぶような内容になっているとも言えます。

なぜならこの映画は言葉の通じない謎のエイリアンとの対話のシーンが大半で、これといった盛り上がりもあるわけではないので、ある意味で非常に地味な映画です。
いわば密室劇のような趣もあるので、そういったミステリーの要素もあるかもしれません。いずれにしても、ここ最近よくみられる、アクション満載のごった煮ハリウッド映画とは全く違う映画であることは確かです。
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エイリアンとのコンタクトを試みる、という話を聞くと、ジョディ・フォスター主演の映画「コンタクト」がまず思い浮かびますが、あちらとは結構アプローチは違う映画です。
この映画の場合、エイリアンとのコンタクトが既に成された状態で始まりますが、なぜかエイリアン側は積極的にアプローチすらしてきません。
そんな中で人間側から積極的にアプローチをして、徐々に対話が成り立っていく、という物語ですので、映画コンタクトのように、エイリアンとの「第三種接近遭遇」が目的ではなく、その後どうするのか、という話なので、内容はかなりピンポイントでそこに焦点が向けられています。


そのため、徐々に彼らとの対話が成立し、彼らの目的が判明するまでのプロセスが丁寧に描かれていくため、ここはまさにSFとしての醍醐味が光る部分でした。そういう意味では非常に面白かったです。
徐々に謎が明らかにされていく、という意味では前述したようにミステリーや推理小説のような趣もあるため、その点については割と万人が楽しめるのではないかと思います。
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とはいえ、その謎の真相の部分が、かなりSFとしての要素が強いため、人によっては「???」で終わる可能性も高く、見終わった後に「結局何が言いたかったんだろう」という感想になってしまう危険がありますね。
この辺を語ると当然ネタバレになるためあまり詳しく言えないのがもどかしいですが、丁寧に話を追えば、大方の筋は理解できるようにちゃんとなってますし、そこまで難解な映画でもないと思います。

しかし、こうした無骨なSFはそう多くは無いため、免疫がないと理解できない人も多かろうというのは事実です。私も後半クライマックスの展開で、完全に内容を理解できたかというとそうではなく、後から考察を読んだり、もう一度見返したりして「あーなるほど」と理解したクチなので、やはり何度か見返す必要がある映画、ではあるかもしれません。


それでも、SF好きなら絶対に面白い映画であることは間違いなく、万人向けではないかもしれませんが、非常にオススメの一本だと思いました。
ある意味でかなり特殊な会話劇、密室劇でもあるので、そういう地味な映画でもありますが、濃厚なSF映画というのはえてして地味な展開になりがちなので、逆説的に凄い「SFしているSF」である証といえましょう。
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最新作のブレードランナー2049はまだ見ていませんが、この映画を見た後だと、「少なくとも駄作にはなってないんだろうな」という保証がついたような気がします。見せ方や構成も見事でしたからね。
まあブレードランナーはウルサ型のマニアが大勢いることで有名ですので、絶対に批判にさらされる宿命にあるとは思いますが、とりあえず遅かれ早かれ見ようとは思います。

そういえば、この映画もブレードランナー2049も、音楽をヨハン・ヨハンソンが手掛けています。この監督の映画は常に彼がスコアを担当しているみたいですが、映画音楽を手掛けるようになる以前から彼の音楽のファンであった身からすると、非常に感慨深いものがあります。
そして、流石彼のサントラは凄い。映画メッセージでも彼のセンスが爆発していて、クレジットや劇中に流れるメインテーマの旋律は、かなり実験的なのにも関わらず、非常に味わい深い素晴らしい楽曲でした。
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ヨハンの楽曲はサントラ以外のソロ作品も素晴らしい物が散々あるので、ぜひ聞いてみてください。
4ADレーベル時代の物が特にオススメ。

あーちなみに、映画の冒頭に流れる悲しげな弦楽器の調べは、ヨハンの曲でありません。ヨハンと同じく新鋭の現代音楽家の一人でもある Max Richterの楽曲(Blue Notebooks "On the Nature of Daylight")です。
何故ここだけMax Richterの曲が使われているのかは謎ですが、取り合えずヨハンと同様に、今後の現代音楽をしょって立つ最重要人物ですので、覚えておいて損は無いですよ。




さて、ネタバレになってしまう案件が多くて語りにくいこの映画、流石にここから先はネタバレ全開で感想を描こうと思います。
そのため、まだ未見の方はここから先は読まないようお願いします。

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posted by KS(Koumei Satou) at 22:57 | Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする