2020年01月22日

だって君さっきの事疑問にも思わないじゃん

今回はDESOLATEというゲームをクリアしたのでその感想を書こうと思います。
元々の価格が安く、更に度々セール価格になっていたため良く目につき前々から気にはなっていたタイトルです。
ですがゲーム画面から感じ取れる面白さや世間の評判はさほど高いという程ではなく、買おうかどうかだいぶ長い間悩み、スルーしててきました。
ks_desolate1.jpg

今回意を決して購入し、プレイしたわけなので、詳しく述べていこうと思います。
DESOLATEはロシアのデペロッパーが作ったゲームで、他のロシア産のゲームにも共通している、どこか淡くて荒廃した雰囲気を持つ、所謂いかにもなロシアン・ゲームと言える雰囲気を持っています。
なお、オンラインのマルチで協力プレイが可能で、それ前提で作られてるフシがありますが、勿論シングルでプレイしても問題はありません。私は終始シングルでプレイしてましたが、特に支障もありませんでした。
それと公式で日本語化されており、クオリティも問題ないのでその辺は安心して良いです。ただ極一部未翻訳の箇所も見受けられましたが。

物語としては、ある一人の科学者がひき起こした「Xデー」によって謎の超常現象や奇怪な怪物、謎の病が世界中に蔓延してしまい、混沌とした状況に。
そんな中、この状況を打開すべくボランティアとして参加した主人公が、その混沌が始まった場所、グラニーチニー島で調査を始める所からゲームが始まります。
一応プロローグなる項目が、その科学者張本人を主人公にした短いエピソードになってますが、あくまで操作説明などがメインで、正直物語的には何が起きているのかさっぱり分かりません。
とはいえこれがチュートリアルになっているため、まずは必ずここをやってからにするのをオススメします。


ゲームは、この孤島を舞台にしたオープンワールドベースのクラフト系サバイバルゲームです。
謎の緑に覆われたこの島は狂人と化した人間やクリーチャーが闊歩する荒廃した危険地帯。空を見上げればクジラみたいな生き物が飛んでいたり超常現象のような異常があちこちで起きており、なんとも独特な世界観です。
一応この辺を取り仕切る「新たなる光」というコングロマリットの人員や、地元民もいますが、殆ど外で出くわすのは敵で、こっちを見つけるや否や襲ってくるのでもうほとんどDEAD ISLANDみたいな状況です。
この中で戦いながら生き残るために食料と水を確保し、武器や薬をクラフトしながらミッションを遂行していきます。
ks_desolate2.jpg

このゲーム、ぱっと見まず一番に連想するのはS.T.A.L.K.E.R.でしょう。
荒廃した場所でのオープンワールドゲーム、まるでアノーマリーを思わせる超常現象、北欧ならではの雰囲気、など共通点も多いです。
ただこのゲームの場合、別の意味でもS.T.A.L.K.E.R.と共通点があります。どういう事かと言うと、ゲーム全体のクオリティというか、内容と言うよりシステムにまつわる方の話で、当時の初期S.T.A.L.K.E.R.にあった全体的に荒くて雑な作りに非常に近い感じを受けるのです。

S.T.A.L.K.E.R.は色々と斬新なシステムを取り込もうとしたものの、次期早々であまりうまくいってない感があり、ゲーム自体は非常に面白かったものの技術が追い付いていない感が結構あったゲームです。
それと同じくDESOLATEも、志は非常に高いゲームだけど到底AAAタイトルには及ばない、という感じの良くも悪くもB級感漂うゲームだという事です。
ks_desolate3.jpg

特に敵やNPCが棒立ちで突っ立ってる風がまさにそれを彷彿とさせますし、攻撃のアクションも、単純にこっちに向かってくるばかりで多彩ではないですし、どれも一昔前のゲームを連想させるような物になっています。
そういう雑な感じがあらゆる所に散見されるため、狭いミゾにはまって動けなくなるとか、ステルスモードだと横を素通りしても気付かれないとか、同じ顔したNPCが並んでたりとか、見た目や操作感で色々残念な感じがあります。
ちなみに一応ハマった時の為に自殺やリスポーンのコマンドが用意されてます。

ですが、ロシア産のゲームは総じて雰囲気が良い。S.T.A.L.K.E.R.とかあの辺の世界観はツボだし、薄い霧に覆われたような荒廃した街や森、と聞いてガタッとなる人も多いのではないでしょうか。
というわけで何とか諦めずにプレイを続けることが出来たわけですが。
ks_desolate4.jpg

それにしてもこのゲーム、まず序盤が一番難易度高いのではないか、という感じがします。
レベルが低いうちはHPも攻撃力も低いため、最弱のザコ敵でも倒すのに一苦労で、正直何度も死ぬことになると思います。
このゲームの場合、あまり銃は拾えず、弾も極まれにしか取れないため、基本的に近接武器による殴り合いがメインになります。

しかしガンガン突っ込んでくる敵に対しての回避行動がキー2度押しという私の苦手なやつのせいで、正直うまく回避できず、正面からひたすら殴り合う感じになりがちでした。
敵も自分も若干動きがもっさりしてる感じがあるので元々俊敏には動けない感があるし、基本的に相手の周りをグルグル回りながらひたすら殴る、スタミナ回復の為一旦離れる、を繰り返す感じでした。
ks_desolate5.jpg

またステルスによる背後からのテイクダウンも決められるようになりますが、これ実際にはコマンドによる確定アクションではなく、単純にその方法でやると大ダメージやスタン入るよ、という仕様なので攻撃がスカッたり、一発で倒せなかったりもするのがなんとも。
とくに私は良く攻撃をスカしがちでしたが、どうも頭とかを狙って殴るとかえって当たらないみたいで、イマイチ法則性が掴めませんでした。
こんな風に常に雑さが感じられるため、正直戦闘はあまり楽しくないし爽快感もないです。ただしこれはレベルが低いからそう思うというのはあり、レベルが上がると2、3発で余裕で倒せるようになってくるのでそこそこ楽しくはなってきます。

このゲームは割とサクサクレベルが上がっていくうえ、習得していくスキルの中にはかなり強力な物も含まれているため、序盤と中盤以降ではプレイの体感の印象はかなり違ってくるものと思います。
そのため「何ともぎこちないプレイ」感が強い序盤を耐えれば、そこそこ楽しめる内容だと個人的には思えました。
ks_desolate6.jpg

とはいえ、このゲームは結構調整不足と言うかバランス不足と言うか、この手のゲームを作るのが初めてのデペロッパなのかな?と思しき仕様が多く、そこがかなりマイナスとして働いているのが残念なところ。
特に一番の問題は、そこそこ広いオープンワールド仕様の島の中で、ファストトラベルによる移動が殆んど行えないという事です。
ストーリーイベントやクエスト等でとにかく島のあちこちに移動し探索する必要があるゲームなので、基本徒歩でしか移動できないのはかなりしんどいです。

唯一、空気圧エレベーターというAB間を移動可能な装置が幾つか点在してるのですが、決まった場所にしか移動できないし、その装置自体が拠点からちょっと離れた位置にしかない上、使用にはコストがかかるというおまけつき。
それでも基本ファストトラベル出来ない本ゲームでは「無いよりマシ」であることは間違いなく、何度も利用することになりますけどね。
ks_desolate7.jpg

もう一つの大きな問題がインベントリ。
このゲーム、やたらとアイテムを収集できる割に、それに見合うだけの容量を持ち運べず、すぐに重量オーバーになってしまいます。
オアシスという拠点で共有可能な倉庫があり、そこに貯めこむ事は出来るのですが、それすらすぐに満杯になってしまう程アイテムが集まってしまうので、常に何かを整理整頓する必要に迫られるでしょう。
なんでこんな事になるかと言えば、Falloutよろしく、かなりの種類のスクラップアイテムを収集できるからです。これらは解体してお金や素材の代わりとして使えます。
それに加えクラフトに使う素材、食糧、武器、ステータス回復のための治療薬などそれぞれ種類が豊富にあるので、あっという間にインベントリが埋まります。

要らないスクラップアイテムなどはとっとと解体してしまいたいのですが、困った問題がもう一つ。発生するクエストの条件の中に特定のスクラップ品を見つける、という物が結構あり、該当する物を持ってたのに解体してしまうとまた探す羽目になるのです。
しかもどのスクラップ品が要求されるのか分からないので、結局どのスクラップ品も捨てることが出来なくなり、結果倉庫を圧迫するという悪循環。
ks_desolate8.jpg

これはプレーヤー心理を汲み取れてないのかあえてそんなジレンマ要素を入れてるのか知りませんが、気持ちよいプレイを著しく損なう仕様なのでかなりマイナスだと思います。

それと演出面で、ホラー要素として時折変な笑い声が聞こえて来たり、突然目の前に少女が現れたりして驚かしてきます。
しかもそれらがデカイSEと共に現れるので、耐性の無い人はかなり怖いと思います。
しかしお化け屋敷系の驚かし方は芸が無いうえ、大体出現する場所が決まっているので、毎回同じ場所で同じ現象が起きるので段々うざったくなってきます。
元々こういう演出は好きじゃないし、一度出たらそれで終わりで良くない?とは思いましたね・・・。

あと小さい事ではありますが、時折謎解き要素も含まれます。ですがこれが結構ヒントが乏しい難易度が高い不親切な物なので、人によっては詰んでしまう可能性があるのも問題。もう少し分かりやすくても良かったのでは。
記事の最後にその辺のヒントを記してみましたので参考に。


これらの要素がかなりの懸念要素としてあるとはいえ、中盤以降なんだか楽しくなってしまったのは、島の雰囲気の良さもありますが、前述した「結構なスピードでレベルアップしスキルも覚えていく」という所が大きいのかもしれません。

殆ど銃は使えませんが、しっかり収集しておけば結構な弾薬を貯めこんでおけるので、後半のクエストあたりで強敵相手や敵が集団で群がってきた際に威力を発揮するでしょう。特に近接での戦い中心の本ゲームではショットガンが強力なので、後半は特に気持ちよかったですね。
ファストトラベルが無いので移動は苦痛ですが、「エネルギーセーバー」というスキルで戦闘以外でスタミナ関係なく走れる他、「イカロス」のスキルで結構な高さから落ちても平気になるので、移動のショートカットが増えてかなり気持ちが楽にはなります。なのでこれらのスキルは出てきたら必ず取りましょう。
ks_desolate9.jpg

ラストのエンディングについてはネタバレになるので詳細は言えませんが、思ったより壮大な話になったな、と同時に「そういう方向に持ってったか・・・・」という感想でした。
総じて難解で分かりにくいストーリーではありましたが、まあSF好きの人間的には割と楽しめたかな、という印象です。


様々な問題点が残っているゲームなため、正直手放しでオススメできるゲームではありません。
ですが、昔のロシア製ゲームにあったような「雑だが味わい深い」というゲーム性に免疫がある方なら、それなりに楽しめる内容だと思います。

サバイバルゲームなので死ぬと荷物がその場に落ちて、拾いに行かないとロストする仕様ですが、任意のセーブが可能なのでこまめなセーブを心がけていればあまりそういった状況には陥りにくいと思います。そういう部分では親切ですね。あくまでシングルでの話ですが。

ks_desolate11.jpg


オープンワールドでクラフトサバイバルゲーが好きならやってみるのも一興かと。
DESOLATEは現在 Steamで購入可能です。



ところでストーリーを進めていくうえで私が悩んだ謎解きが幾つかありましたので、そのヒントを書き出しておこうかと思います。
自力で解きたい方はスルーの方向で。

3つのブラックボックス
3か所に隠されたブラックボックスを探し当てるミッション。壁にそれぞれのヒントが書いてあるが超分かりにくい。
一番上のヒントはそのものズバリが書いてあるけど、実際にその場所に行っても見つからない。
「その先っちょ」にあると言えば分かるだろうか。とにかくちょっと離れた所にあるという事。

真ん中のヒントは一番意味不明だった。どうも市民を表す単語みたいだが・・・・。
農場の近くを調べてみよう。

一番下のヒントはバイナリコード。それをASCIIに変換する必要がある。それぞれ数字かアルファベットになるはず。
あとは照らし合わせればいいだけなのでわかるね?

オグニンのアーカイブ
沢山の箱が保管してある場所で暗号のメモが見つかるが、これがカードキーがどこの箱に隠されているかのヒント。
棚と箱そのものを示している。実は4行目が存在するが消えている。それが答えの数字である。
数字はある一定の法則で並んでいるのでそれが分かればおのずと答えは導き出されるはず。
実はぶっちゃけ分からなくとも総当たりで箱を開ければどっかで出てくるわけだが・・・。
その後もキーパッドの暗号が出るが、これはすぐそばに答えが隠されている。

P.I.T.後のサブミッション
P.I.T.のミッション終了後、そこで見かけたクリーチャーを調べるサブミッションが現れる。ここでボス級の敵ブラインドマンが登場する。これで得られるアイテムはテレポートというアーティファクトなのだが、ワープ箇所がランダムという使い物にならない代物なので、ぶっちゃけこのミッションはやらなくともよい。
だが数少ないボス戦が楽しめるミッションなので興味ある方はしっかり武装して行くと良し。

カラフルなエネルギーセル
結構な数のエネルギーセルがある部屋で電源を落とす必要があるが、まったくヒントが出されない。多分ある順番でセルを並べるのだろうという事はわかるのだけど。
ヒントは虹。ただ、緑に該当するセルが無い。なので白を緑と考えよう。


web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 23:48 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月29日

どうでもいいけどあなたずっと寝てましたよ

今回はSuperliminalというゲームを紹介します。
このゲーム、今になって思えば確か遙か以前に何かの今後発売予定の記事で見つけ、「なんか面白そう」みたいなテキトーな感想を思った記憶が蘇りましたが、まあそれくらい月日が経ってしまったことですっかり忘れていた案件でした。
ks_superliminal1.jpg

なにしろ開発に6年以上の歳月がかかっているらしいので、そりゃ忘れるよな、という事なんですが、しかしてそれだけかかって作った本ゲームは如何ような出来なのか。それをレビューしていこうと思います。

ここ最近紹介した「Manifold Garden」も、開発に7年近くかかっていたゲームでしたが、奇しくも両者は似たようなテーマを持ったゲームであり、それの販売時期が重なったのは何かの宿命的因果を勘繰ってしまいますが、しかしてその共通点とは「目の錯覚」の事です。
ちなみに本ゲームもEpic Gamesが先行販売しており、最初から公式で日本語化されています。


Superliminalは、夢の中でその人物の精神的治療を行うというSF的ストーリーを持って始まります。
夢の中なので、何が起きても不思議じゃない世界、実際、目の錯覚的現象が頻発することになります。
これを説明するのは困難なので何はともあれトレイラーを見て欲しいのですが、掴んだオブジェクトは「遠近法」を無視して存在しており、遠くにあろうが近くにあろうが大きさが変化しません。

その事によって、なんとも不可思議な現象が起こります。持ち方や見かたによって、掴んだ物が大きくなったり小さくなったりしてしまうのです。

この奇妙な法則を利用し、パズルを解いていきます。要するに目の錯覚を利用したパズルゲームなのですが、このゲームは正直その枠内に収まるようなタイプのゲームじゃありません。それは後述。
ks_superliminal2.jpg

一体、これらのパズル解きが精神治療の何の役に立つんだろうという若干の懸念を抱きながら進んでいく中、まるでPortalのGLaDOSを彷彿とさせるアナウンスもやたら小難しい事を言うばかりで要領を得ません。
そうこうする中、パズルの内容も、「目の錯覚」を利用した様々なパターンが提示され、見るものを飽きさせません。
というか、どんどん常軌を逸したような世界観になっていきます。

これ以上言うとネタバレになってしまうため詳しくは語れませんが、まあ大体察する所の「何かよからぬ事態」が発生し、本来と意図した物とは若干のズレが生じてきます。
ks_superliminal3.jpg

それにより目の錯覚と「精神状態が不安定」との境目が曖昧になり、このゲームにおける目の錯覚と言うイリュージョンが説得力を持って存在していく事になります。

要するにただ面白いからそういう目の錯覚を並べた、という安易な物では無く、不安定な精神状態によって引き起こされている可能性がある、という事を示唆し、そういう理由があってこその目の錯覚現象である、という理由づけにしている点は見事だと思いました。

実際その事により、これでもかと様々なシチュエーションと見せ方でトリックアート的なアトラクション体験をさせてくれる本ゲームは、かなりの驚きと新鮮さをもたらしてくれます。これがVRで体験出来たらもっとすごい事になりそうとはふと思いましたが、それはまた見え方が変わるので大変そうだなあ。
ks_superliminal4.jpg


中盤から後半にかけての展開は、どこかThe Stanley Parableを思わせるような節もあります。実際身も蓋もない言い方をすれば、本ゲームはPortalのような斬新なゲーム性とThe Stanley Parableの持つ人を食ったような展開を足して2で割ったような内容、という事も出来るでしょう。

The Stanley ParableがそもそもPortalから大きく影響を受けているであろうゲームなのでさもありなん、ではあるのですが、どっちにしても、それを聞いてそれだけでワクワクしてしまう人もいるのではないでしょうか。
ks_superliminal5.jpg

特に後半、そのThe Stanley Parable風の雰囲気も相まって怒涛の展開を見せ、畳みかけてくる感じは凄かったです。
それこそ「こちとら開発に6年かかってんじゃおらああああ」という作成者の雄叫びが聞こえるようでした(爆
そんな中でもストーリー的にオチをしっかりつけて綺麗にまとめ上げたのも素晴らしかったです。ゲームとしては約3時間程度の短い体験ですが、非常に充実した3時間を過ごせることは間違いないです。

唯一残念だった、というかケチをつけるとすれば、その怒涛の展開を見せている中でも、割と厄介なパズルが挟まれてくる点で、「あれこれどうすればいいの?」とせっかくのテンポが止まってしまうのが勿体なかったですね。
このゲームのパズルの本質が、「固定観念に囚われていると解けない」という物なので、どうしてもその事に気付くのに時間がかかってしまうわけです。
ks_superliminal6.jpg

まあその事で「うわあ騙されたわ」という目の錯覚体験には繋がるため、決してマイナスばかりでないという事は付け加えておきます。
奇しくも同じテーマを扱ったManifold Gardenとは、全く違うベクトルに進んだゲームで興味深かったですね。
Manifold Gardenは作成者のデザインセンスの延長線上にあるゲームで、その世界観を崩さず、エッシャーというテーマをうまく盛り込んだゲームでしたが、対するSuperliminalは、目の錯覚を利用して世界観を「破壊」することで、新たな体験をもたらそうとしていたように思えます。

そのため、目の錯覚と言う非常に特殊なテーマを、その特殊性ゆえに「特殊」に取り込んだ意欲作、と言えるでしょうか。
要は誰でも分かりやすく「驚く」事が出来るので、まさに万人にもゲーマーにもすべからく遊んで欲しい傑作だと思います。
ks_superliminal7.jpg

そういう意味では、これを他人がプレイしどうリアクションを取るのか非常に興味があるので、これほどゲーム実況に向いているゲームもないのではないか、と個人的に思っているのですが、これは是非沢山のゲーム実況者に遊んで貰いたい所存。
ただし、実際にこれら実況動画を見るのは「絶対に自分が一度体験してから」、にしていただきたい。
これを最初に見て自分の体験としてしまうのは、人生において大変な失態と思えるほどに損することだと思うので、是非とも買ってプレイしてほしいです。お薦めです。



現在SuperliminalはEpicGamesストアにて購入可能です。今ならセールで20%オフでお得ですよ。
なおSteamでは現在カタログには載っていないのでどうなるかは未定です。
ks_superliminal8.jpg


それにしても、ゲーム実況者のLayerQさんが本ゲームをプレイして、例のあのステージにさしかかってやたらビビりまくっていたのは申し訳ないけどめっちゃ笑いました。
このゲーム、本当に目の錯覚と合わせて人を食ったような展開を見せるので、非常に先が読めず楽しませてもらいました。
Qさん的にはたまったもんじゃなかったろうけどw

web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 23:30 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月15日

残機100なら後ろに100人控えているということ

Void Bastardsというゲームをプレイ中です。
というわけで今回はこれのレビューいきたいと思います。

一見して分かるアメコミをベースとした独特なグラフィックのFPSという事で、当初から気になってたゲームで随分と前に既に購入していたものの、色々あって現在プレイに至っているのですが、FPSという点は間違いないとは言え、どちらかと言うとFTLをベースにしたローグライクゲーム、という側面が強いゲームです。
ks_voidbastards1.jpg

とにかく絵柄だけでなく独特な世界観であり、ネビュラという危険な宇宙区域からの脱出が目的なのですが、囚人を雇い「使い捨てる」事によって危険なミッションを遂行させている、というブラック企業も顔負けの暗い設定をアメコミ調のブラックジョーク満載な雰囲気で面白おかしく描いてます。


ミッションは宇宙を漂う難破船に乗船し探索することですが、そこには突然変異したモンスター(乗客)がおり、彼らを倒しつつアイテムを回収せねばなりません。

この戦闘が結構シビアで、敵は正確にこちらをエイムして撃って来るし、中には到底勝ち目のない強力なモンスターも徘徊していたりするので、ランボースタイルで戦うというよりは、ステルスしてなるべく戦いを避ける方が得策な作りになってます。

何しろ弾の数もそんなに多くは無く、補給も滅多に出来ないので、残弾数を気にしながらこいつは排除しよう、こいつはやり過ごそう、といった要所要所における状況判断が求められます。
ks_voidbastards2.jpg

めぼしい物を見つけたら自分の船に戻ってアイテムを積み込み、それを利用して武器やサポートアイテムをクラフトすることが可能で、徐々に使える武器も多彩になっていきます。


船の探索を終えたら、次の船を選ぶために宇宙を進みます。この辺の動線はまさにFTLそのままで、FTLをやったことがある人なら分かると思いますが、かなり運の要素が強い部分です。

まあこのゲーム、ローグライクなので全てにおいて運要素が絡んでくるんですけどね。
FTLと同じく逆戻りは出来ない仕様ですが、何かに追い立てられるような事はないので焦る必要はありません。

ただし、宇宙の航海には燃料と食料が必要なため、それが切れると前に進めなくなってしまいます。
宇宙船内にこれらのアイテムが転がってる場合が多いので、探索時にしっかり回収しておく必要があるというわけです。
ks_voidbastards3.jpg

宇宙船ごとに船内のマップ構造はランダムで違う事に加え、モンスターの種類も違います。乗船前にステータスを確認できるので、それで必要なアイテムが無かったり、苦手なモンスターが居るようなら乗船せずにやり過ごすのも手です。

しかし、燃料がない、HPを回復したいのでどうしてもこの船の施設が必要、などやんごとなき理由で乗らねばならない場合も往々にしてあります。もちろん必要なアイテムがあるなら挑戦しておきたいところ。


しかし前述したように船内の探索は危険がいっぱい。モンスターだけでなく、まだ生きているセキュリティが攻撃してくるし、船によっては汚染物質や火事があってゆく手を阻んだりと、とにかくHPが削られがち。残りの酸素量もシビアと来た。

最初の内はあっけなく何度も死ぬことになると思います。
ks_voidbastards4.jpg

これがそのままゲームのシナリオとローグライクの仕様に見事に繋がっており、ミッション遂行中に死亡すると失敗扱いでリセットされ初期位置に戻されるものの、次の囚人に装備品は引き継がれ、再びミッションを続行する、という流れになっています。

そのため、このゲームはローグライクらしく難易度がそもそも高めで、死んで何度もやり直すのが大前提、それこそ囚人に幾重にも犠牲になってもらう事でひとつのミッションを達成しようというゲームなのです。



これがこのゲームの醍醐味ですね。

何度もやられながら、その意思を次が引き継ぎ、徐々に装備品がリッチになっていく。
それにより強敵だった相手に対等に戦えるようになったりするので自分が強化されていくのを実感できるのが楽しいですね。

ローグライク的な楽しみに忠実なゲームなので、運要素に毎回振り回されますが、「いや次だ次」と前向きになれます。
まあその代わり囚人が次々犠牲になってるんですが・・・・。
ks_voidbastards5.jpg


回収アイテムの中には、脱出のための必須アイテムもあり、それをめでたくゲットして帰還すると、より宇宙(ネビュラ)の深い部分に降りていく事になります。要はステージをクリアして次のステージに行くという事ですが、これにより探索はより難易度が上がるため、何時のタイミングでクリアするのかは考えた方がいいかもしれません。

私は結構手早い段階でクリアしてしまい、まだ装備が満足に整ってないのに難易度が上がってしまったので、凄く苦労する羽目になりました。
特に私はペイシェントというモンスターが苦手で、コイツが現れるとあっという間に周り囲まれて体力削られるので嫌でしたね・・・。

自分の慣れ度合いを鑑み、そろそろ次のステップに進みたいな、と思ったときに取りに行くのが良いでしょう。
ks_voidbastards6.jpg


とにかくローグライク好きなら絶対にハマリそうなゲームです。何度も失敗しつつも、それにより徐々に自分がパワーアップしていくのを明確に感じることが出来るので、そういった「積み重ね」がローグライクの楽しい部分だと個人的に思っているから、ああこのゲーム面白いわーと凄い夢中になってやってます。

ただ後半の難易度が結構エゲつない感じになってくるので、はたしてクリアできるかは謎。私の場合、クリアする前に投げてしまうかもしれないけど、それでも今はやってて無茶苦茶楽しいです。


ただこの高難易度というのが仕方がないとはいえこのゲーム最大のネック部分で、一番最初の宇宙船の時点で何度も死んでしまいかねない事を考えると、そこで萎えちゃう人も居そうな気がします。

囚人毎にもメリット・デメリットのスキルがあったり、船によってもえらい簡単な物があると思えば「いやこれ死ぬじゃん」っていう状況になったり、至る所でランダム要素があるのですが、この運要素キツめなのも賛否がわかれそうなところですね。
まあこのゲームの場合「じゃあ死んで次いってみよー」って事で解決しようとしてるわけですが・・・・。

個人的に不満だったのは、せっかく武器の種類が増えても、毎回乗船する度に使える武器が制限されてることが多く、結局はあまり自由には選べないって点ですね。ここにまで運要素を付けては欲しくなかったような気もします。
ks_voidbastards7.jpg

まあ毎回違う武器の組み合わせで戦う事になるので色々考えることが増えるという意味では楽しいと言えるのですけど。


ともかくローグライクや、FTL要素の強いFPSと聞いてガタっとなる人なら買って損は無いと思います。
グラフィックもアメコミ世界を忠実に再現しており、見てて楽しいですね。

Void Bastardsは現在STEAMにて販売中です。




ところで、この世界ではお金の事を「メリット」って呼んでます。そのせいでちょっと最初分かりにくかったですね。

ポジティブ要素の説明欄に「乗客がメリットを持ってる」って書いてあって「え?相手が何らかのメリットを持ってたらそれこっちにとって不利な要素なんじゃないの?」って勘違いしてしまったので・・・。
ks_voidbastards8.jpg

でもまあ、これ間違ってないんですよね。メリットって利益って意味があるから、それをお金と表しても問題ないという。


web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 23:09 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月08日

ガチャ〇ンと一緒なら一瞬で脱出できたとか言いっこなしで

今回はWrongworldというゲームをクリアしたので紹介したいと思います。

本ゲームはマイナーであまり話題にはなってないゲームですが、まあ多分見た目でちょっと損してる感ありますね。
作者の力量なのかあえてそういうデザインなのか分かりませんが、ぱっと見かなりチープなグラフィックです。
ks_wrongworld1.jpg

他のレビューでN64時代のゲームを想起させる、という割と前向きな評も見受けられますが、実際当時のゲームを知っている人には懐かしさを感じるかもしれません。

実はこれ苦し紛れの擁護ではなく、何でそう思うのかってちゃんとワケがあって、恐らくそれはこんな見た目の割に操作感が良く小気味よくプレイが可能で、実はしっかりと良く出来たゲームだからです。

ではWrongworldはどんな内容かっていうと、ザックリ言えばクラフトを駆使するサバイバル系のゲームです。

一番分かりやすいのはDon't Starveです。ぶっちゃけると、内容はもうまんまDon't Starveの亜種ゲームといって間違いないです。

Don't Starveはここでも以前紹介したことがあるので説明は省きますが、あのゲームのようにワールドはランダム生成され、その中で様々な物をクラフトして生き抜いていくが、死ぬとセーブも削除されて最初からやり直しになるというパーマデスルールを採用している、という基本部分は一緒です。
なおこのゲーム、有志の方による日本語化が正式採用されており、その辺は問題ありません。


ゲームを始めると、まるでムッ〇みたいな謎造形の主人公がいきなり何の説明も無しに奇妙なワールドにほっぽり出されるのもDon't Starve仕込みって感じですが、大したチュートリアルもないDon't Starveに比べ、こちらは簡易的とはいえある程度チュートリアルが用意されているのは親切だと思いました。
この辺で大体出来ることは憶えられます。
ks_wrongworld2.jpg

なおアイテムを取るときハイライト表示されないと拾えないので最初ちょっとイラつきましたが、実はサラっとしか説明されませんがそんな事しなくともマウスの右クリック長押しで周囲の物を自動で拾うので大変便利です。

キャンプファイヤーで調理可能、作業台作成でクラフト可能な物が増えるなどのお馴染みの要素がありながらのサバイバル生活が始まりますが、まあ最初は戸惑うでしょう。
操作などの一連の出来ることは理解しても、ワールドに一体何があるのか、どんな危険が待ち受けているのかは神のみぞ知る状態だからです。
ks_wrongworld3.jpg

というわけで周りを探索しつつ、自分の拠点を築いていきます。目印になる物もクラフト出来るとは言え、割と迷子になりやすいゲームなので、その辺注意しながら周囲の物を調べていきましょう。
この辺の、何があるか分からない、とはいえ死んだらやり直しになるので下手な真似しずらい、というドキドキ感はこの手のゲームならではの物ですね。


このゲームの場合、空腹度と体力のパラメータしかないのでシンプルですが、割と空腹度の減りが早めなため、食糧確保は最優先事項となります。
また、敵との戦闘などで傷つくと体力が減りますが、食料による体力回復は微々たるものですし、その他の回復手段が限られているため、初期の頃は特に体力管理は厳しいです。

そうじゃなくとも割と簡単にゴソッと体力を持ってかれることもあるので、この辺はシビア。そのため当然と言えば当然ですが、最初の内は死にまくる事になるでしょう。
ks_wrongworld4.jpg


死んで最初からやり直しになるのはキツイ、という方のためにイージーモードも用意されてます。死んでもリスポーン可能になるため、まあいわばマインクラフト的なルールで遊ぶことが可能です。この辺も至って親切。

私の場合、この手のゲームは初見殺しのトラップやイベントが良く発生するため、それらをイージーモードである程度把握してから、改めてノーマルモードで挑戦する、というやり方を取りました。
実際、練習モードとしては最適です。

また、ノーマルモードでも、ゲームを進めてるとクローンを作り出す装置をクラフトしてリスポーンが可能(使い捨て)になるため、ある程度保険がかけられるので安心して良いです。この辺もDon't Starve仕込みですねえ。


Don't Starve仕込みと言えば、定期的にオオカミが襲ってくるように、本ゲームでもボス的な存在が時折襲撃を仕掛けてきます。
最初はビビりますが、こちらもちゃんとした装備やトラップを備えておけばさほど脅威ではありません。

これ以外にも竜巻やUFO、謎の神殿など、ランダムなイベントが発生します。これらに対処するため攻撃したり、家に退避してやり過ごしたりする必要があります。

なので拠点となる家の構築は必須。これも資材は必要とは言え割と簡単にクラフト可能で楽しい作業です。
配置した物はいつでも簡単に位置替え可能ですし自由度が高く、それでいてあまり複雑ではないので初心者向きって感じがしますね。
マイクラやってる人には物足りないかもだけど。
ks_wrongworld5.jpg

とはいえチュートリアル以降、大した説明もないので何をしたらよいのか路頭に迷う感じはありますが、実はストーリー上、この惑星に不時着したという体なので、宇宙船を組み立ててここから脱出するという最終目標が用意されてます。

クラフトを順調に進めていけば次に何がアンロックされるのかさらりと表示されますし、各地に散りばめられた様々な謎のオブジェクトやイベントも、明確な解説こそないものの、「なるほどこういう事か」と最低限気付くようなヒントが示されてる事が多いので、ゲームを進めていくうえであまり悩むこともありませんでした。


他のゲームに比べると割と説明不足のきらいがあるゲームかもしれませんが、その割には攻略サイト的な所にお世話になることなく私はクリアが出来たので、この手のゲームの中では親切な部類だと思いますね。

危険な場所にはちゃんと「危険だけど入るの?」的な警告をでかでかとちゃんとしてくれるし、初心者に対する優しさもありますし(笑
ks_wrongworld6.jpg


個人的に気になった点と言えば、昼夜の切り替わりのテンポが若干早めかな、という感じはありましたね。まあこの辺はカスタム設定である程度どうにかなる感じですけど。

でも夜になった際に寝てやり過ごすみたいな手段が用意されてなかったっぽいので、そういうのあると便利なのにな、とは思いました。
まあこのゲームの場合、他のゲームに比べて夜間の危険度はさほど高くないというのもあるんでしょうが。


なお宇宙船を完成させるには、不明となっている素材を見つけなくてはなりませんが、クラフトは出来ず、自ら見つけてゲットしなくてはなりません。

ネタバレになるので詳しくは言えませんが、どこかに落ちているものでもないので、何がしかやって手に入れるって事がヒントですかね。
まあやってれば「あ、ここから取得するのか・・・」と大体察しがつく事でしょう。

あとは健闘を祈ります。
ks_wrongworld7.jpg


割とユル目のDon't Starveといった感のある難易度なため、Don't Starveをやりつくし何度も冬を越しているような熟練プレイヤーには物足りないかもしれません。

ですが私のようにDon't Starveは好きでやってるけど、未だ満足に冬も越せてないような中途半端なプレイヤーには、Wrongworldは程よい難易度で丁度良いバランスのゲームかと思います。
特にこの手のパーマデス系のゲームの入門編としては丁度良いのではないでしょうか。


グラフィックはチープですが、それがあまり気にならない操作性とゲームの出来、実際この世界観は割とポップでかわいいと思いますし、日本語化もされてますから安心してプレイ出来ますし、オススメです。
Wrongworldは現在STEAMにて購入可能です。



それにしても面白いゲームなのにあまり話題になってなくて勿体ないなあ、と思うけど、やっぱこの見た目で損してるのかなあ。

見かたを変えれば結構可愛らしい世界観なんだけどね。
ks_wrongworld8.jpg

そのせいかゲーム実況してくれてる人も殆ど国内に居ないのが不満(笑


web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 23:18 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月01日

え、終わり? いやその時点でまだ中盤なんで・・・・。

今回は今更感もあるのですがFarCry5、及びFarCry NewDawnについて感想を書こうかと思います。

FarCry5をプレイしてクリアしたのもだいぶ前の話で、やっと感想を書く気になったのですが、それも続編扱いのNewDawnをクリアしてからにしよう、なんて思ってしまったため、余計に時間がかかってしまいました。
ks_farcry5_1.jpg

さてFarcryシリーズは過去作の34についてもここでレビューしているため、Farcryシリーズがどのような物であるかを殊更詳細に書くつもりはありませんが、まあザッと解説すると、広大なオープンフィールド内を自由に駆け巡りながら、敵に占拠された拠点を徐々に開放し、自分達のテリトリーを広げ、最終的に敵勢力のボスを倒すFPS、というような内容のゲームです。

さて今回のFarCry5も、4の時点で既にもう基本ベースとなる物があらかた固まった感じなのか、もう3や4の内容とさほど大きな違いはありません。

そういう意味ではゲーム性においては、前作4とほぼ一緒と言っても差し支えないため、新鮮な驚きと言う点においてはあまり期待は出来ない、というかそれを求めるべきゲームではない、という事が言えますね。

もちろんFarcryシリーズをプレイしてきたファンからすれば、面白さは保証されているも同然なので安心してプレイ出来る、ともいえるわけですが。


今回はアメリカの片田舎モンタナ州ホープ郡が舞台。そこに「エデンズゲート」なるカルト宗教団体(通称ペギー)が幅を利かせ始め、何やら怪しい企みを実施し死人まで出てることを鑑み、地元の警察が首謀者であるファーザーことジョセフ・シードを逮捕すべくエデンの拠点に向かったのだが・・・・というお話。
ks_farcry5_2.jpg

というわけで今回は何を考えてるのか全く分からない不気味なカルト団体が相手という事で、敵の厄介さでは今回がトップでしょうね。

敵としてのカリスマ性で言ったら前作のパガン・ミン程じゃないにせよ、目的達成の為なら暴力もい問わず話が全く通じない相手という事で、厄介さというタチの悪さで言えば随一でしょう。


というわけで主だった拠点は全てペギー達に占拠されてしまったため、これを取り戻すのはこのシリーズではお馴染みのミッション。

また今回の5で特徴的なのは、ファーザーには3人の弟子達がおり、彼らが村の3エリアを牛耳っているため、まずはこの各弟子たちを倒していく必要があります。
倒す順番はオープンフィールドなので自由ですが、ジョンの地区から始めることが推薦されています。
拠点を開放したり、民間人を助けたりしてXPを稼ぎ、一定値まで貯まるとボス戦への道が開かれるようになってます。

こうして3人の弟子を倒して初めてファーザーの元にいけるようになるわけです。
ks_farcry5_3.jpg

また今回から新たに導入された要素として、仲間のNPCを連れていく事が出来るようになりました。

要は相方となるNPCが常にサポートしてくれるわけで、お供に連れていけるメンツも人間から動物までさまざまで、
単純に火力不足を補ったり、索敵をサポートしてくれたり、援護射撃してくれたりと個性があります。

そこそこ活躍してくれるのでただのお荷物とはなってない印象です。逆に、乱戦になるとこっちがあからさまに不利になるバランスなので、常に誰かにサポートして欲しい感じはありますね。

ゲームが進むと、同時に2人まで連れていく事が可能になります。
ks_farcry5_4.jpg

ただ拠点攻略におけるステルス戦では、任意の敵を倒すように指示を出せたりするんですが、正直まどろっこしくて面倒に感じてしまい、殆どその機能は使うことは無かったですね。あくまで失敗して乱戦になった際のサポート役で使ってた感じでした。

この辺うまく使えば面白いのかもしれないけど、いちいち指定してコマンド出す事さえメンドク感じちゃうタチなので・・・。


あとはいつものFarcryです。FPSとしての楽しさはいつもながらでクオリティは高く、オススメ出来ます。
3人の弟子のエリア毎に情景や敵の雰囲気も変わっていくのでそれなりに違いがあり楽しめました。
ks_farcry5_5.jpg

ただ今回はアメリカの片田舎、という割と映画や他のゲームなどで見慣れた光景と言うのもあって「もともとそんなに新鮮な絵図じゃない」というのは確実にウィークポイントだと感じました。前作ではヒマラヤ山脈という珍しい場所だったので面白かったんですが。


あと、個人的に残念に思ったのは、今までの主人公は名前を持っていてセリフもあるような、ちゃんとキャラが作られていたんですが、今回から急に無口の名無しになってしまいました。他人からは保安官(ルーキー)と呼ばれるだけで、主人公の素性も語られません。

Faecryシリーズは、この主人公と、敵対側との対話も魅力だったので、それがあくまで受け身になるだけになったのは非常に不満です。

そういう意味では、今回のストーリーは結構強引と言うか、色々ツッコミどころが多いと言えば多い。
ks_farcry5_6.jpg

武装したカルト集団に村が乗っ取られた、というのはいいけど、倒しても倒してもワラワラと何処からともなく教団の一味がやってくることになるので、「お前らどっから湧いてきたんだよ」ってつい思ってしまいますね。

まあこれストーリー上洗脳させられているので、かなりの数の人間が居るって事みたいですが・・・。


それと、今回の物語、我々日本人からするとかつてあの大惨事を引き起こした例の教団を思い起こしてしまう為、かなりセンシティブな一面を持っていると言わざるを得ないんですが、話のオチも含めて、かなり疑問視してしまう人は居るかもしれません。

ちなみに、この辺のカルト教団周りで良く流れる曲はポストロック・アンビエントで有名なHammockが担当しています。

彼らの楽曲を知っていれば、聴いた瞬間にあ、彼らだ、と気付く位Hammockの曲なのですが、それがカルト教団の曲として使われているのはちょっと複雑な気分(笑

まあ彼らの楽曲って他の楽曲と違い、かなり異質なので解らんわけではないですがね。
ks_farcry5_7.jpg

で、総評としては、ゲームとして、FarCryシリーズとしては及第点の面白さを持っているのでオススメ出来るのですが、残念ながらストーリーはかなりヒドイというか、正直途中でブッタ切られた感が半端ありません。

実際、ストーリーに関しては、さほど間も開かずにリリースされた次回作FarCry NewDawnで後日談が語られているため、
結局New Dawnもプレイしないと物語は完結しません。
なので、正直これだけでストーリーを語るのは難しくなってます。


というわけでオチも含めたストーリー周りについての詳細は、後半のネタバレ枠で解説します。

NewDawnについても純粋な5の後日談であるため、あらずじを語っただけでネタバレと化してしまうため、こちらもネタバレ枠での解説としますのでご了承のほどを(というかNewDawnのストア解説でも思い切りネタバレしてるし、この辺もはやどうでもいいのか・・・)。

理由はネタバレで後述してますが、今回の5、正直NewDawnとセットで初めてコンプしてると言えるので、必ず両方購入し、続けてプレイすることを推薦します。

購入を検討している方は是非ともご一考を。


FarCry5、及びFarCry NewDawnは現在Steamにて購入可能です。





さてこれ以降はネタバレの話(NewDawnのネタバレ含む)になっていくので、プレイ済の方のみ進んでください。




続きを読む
web拍手 by FC2
posted by KS(Koumei Satou) at 23:31 | Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする